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Think difficult

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思考を刺激し、ヒントを与えてくれる色々。難しく考えた思考の断片や、気になった記事のスクラップをまとめています。
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#試行錯誤

楽しい「観察と試行錯誤」の繰り返し

「俺はこの道何十年のベテラン、新人は黙っとれ」と言われることが。しかしどう見てもどう考えても違う、と、新人の方が気づいていることが。なぜこうした現象が起きるのだろう? さりとて、新人ばかりでよいかというとそうでもない。大半の新人は経験がないと右往左往。どう考えるべきなのだろう? ナイチンゲールの言葉で次のようなものが。 『経験をもたらすのは観察だけなのである。観察をしない女性が、50年あるいは60年病人のそばで過ごしたとしても、決して賢い人間にはならないであろう。』 観察し

頭でっかちより「観察と試行錯誤」

日本にイノベーションが起きにくくなった理由。それはもしかしたら、大卒が増えたからではないか、という気がしている。 戦後の日本は、大卒は非常に少なかった。多くが中卒、高卒。場合によっては尋常小学校まで、という人が多かった。パナソニック(松下電器)の創業者、松下幸之助は小学校中退。 高度成長期時代、日本の製造業には、「金の卵」と呼ばれて中卒の人たちが地方からたくさん就職した。で、開発研究する部署には大卒が多かったかというと、どうもそうでもないみたい。「お前、これをなんとかものに

「ゆらぎ」による試行錯誤プログラム、驚くこと、先回りしないこと

息子が新生児の頃、顔にひっかきキズが。自分のツメで顔をひっかいてしまうらしい。腕はしじゅう動いているが、動かそうとして動いているというより、動くようにプログラムされているらしい。それもランダムに。だから顔をひっかいてしまうことが起きるという。しかしそのうちひっかかなくなった。 もう少し大きくなったとき、積み木をつかもうとするのだけど空振りしたり、ふっ飛ばしたりした。そのときには意識的に腕を動かせるようになっているのだけど、腕はまだゆらゆら動いていて、正確に動かすことはできな