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【全文無料】再びシティベスト4 モクナシゴリランダーダダリン

前書き

初めまして。またはお久しぶりです。えく(@g3kex)と申します。

まずは、私の記事に興味を抱いていただき、ありがとうございます。

また、前回の記事をお読みいただいた方々、反応をくださった方々、本当に本当にありがとうございました。(よければまた感想ください!)

今回、1/10のシティリーグ愛知(参加者50人弱)で再びベスト4になることができました。

結果を残せたことと、前回の記事の反響への嬉しさから、再び記事を書こうと思い立ちました。皆様に最後までお読みいただくため、価値ある内容を残せるように善処します。

今回は、レギュレーション変更直前かつ公式大会休止直後というタイミングを鑑み、環境考察や対策カードの採用理由などは控えめに、私の書きたいことを中心に書こうと思います。(以下、モクナシゴリランダーダダリンをモクゴリダダリンと略記します。ごめんねアローラナッシー。)

各カードの採用や枚数の理由などは、あまり触れないので、もし聞きたいことがありましたら、遠慮なく@g3kexまで連絡ください。

前回同様、略称多用で進めます。無料なのでご了承ください!



直近1か月の戦績 ~怖すぎる火の玉ズガドーン~

自分のツイッター投稿をさかのぼり、直近一か月、12/11~1/9までの自主大会や公認大会での戦績を振り返ってみました。

26勝15敗でした。特筆すべきは負けたデッキへの戦績です。

・火の玉ズガドーン:2勝7敗

・ルカメタザシアン:0勝4敗

・三神ザシアン:4勝3敗

・コンボザシアン:0勝1敗

はい。実に敗戦の約50パーセントが火の玉ズガドーンでした。41戦中9戦、大体4回に1回は火の玉ズガドーンにと対戦し、ほとんど負けています。ルカメタザシアンは直近に急増し、連続で対戦したため対策を練る暇無く負けていたという経緯がありますが、火の玉ズガドーンには対策を繰り返しても負け続けました。ほかのデッキタイプにはあまり負けていなかったので、私のデッキは火の玉ズガドーンに一矢報いたいという強すぎる執念により、かなりゆがんでしまったデッキとなっています。練習する相手も時間もあまりないので、試行→敗北→試行→・・・というのを繰り返した1か月でした。結局最後まで答えは出ず、中途半端なままの出場となりました。当日はこの2つのデッキにあたることはありませんでした。

レギュレーション変更以降は、火の玉ズガドーンの減少が予想されます。敗戦の約半分を占めるデッキが減少するというすさまじい追い風が吹いているのかもしれません笑。実際には最近マルヤクデが増加しているらしく、マルヤクデに勝てるのかどうかも重要となりそうです。私は現状、大会などでマルヤクデにあたる機会がなかったので、不利なのかどうか、不利であれば何が問題なのかということが何もわかっていません。



デッキレシピ ~ズガドーンに歪められたデッキ~

以下がシティリーグで使用したデッキレシピとなります。

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簡単に、普通のモクゴリダダリンと異なる特徴への理由を記します。繰り返しますが、このデッキは4回に1回対戦する火の玉ズガドーンに一矢報いたい執念で凄まじくゆがんでいます。対三神ザシアンにげんきのはちまき、対ムゲンダイナにジャイアントボムを採用するべきだと考えています。

イオルブV-イオルブVMAXの採用

採用理由は「火の玉ズガドーンに後攻を取られた場合に、先2でヒードランGXを取りたい!!」という血迷い、足搔きであり、先1でイオルブVに草エネを貼ればヒードランGXを出さないでくれるかなぁという淡い期待です。淡い期待でいうと、勝手にマルヤクデにも刺さってくれないかなぁという淡い期待も抱いていました。採用から日が浅く、採用後に火の玉ズガドーンやマルヤクデと対戦する機会はありませんでした。いい手札コストになってくれました。

げんきのはちまきの仕事である+10点はイオルブVMAXには荷が重すぎるので、枠がないからと言ってげんきのはちまきを不採用にする愚行はやめましょう。(そもそもイオルブVMAXがいらない!)

ミミッキュの採用

採用理由は、ルカメタザシアン対策です。ミミッキュのないこのデッキでルカメタザシアンと対戦した際の経験から、ミミッキュがあれば(=マオスイレンがなければ)殴り勝てると判断し採用しました。こちらも採用から日が浅く、採用後にルカメタザシアンと対戦する機会はありませんでした。いい殿になってくれました。レギュレーション変更後もルカメタザシアンが一定数環境に残るようであれば続投します。

草エネルギー8枚、エネルギー循環装置やふつうのつりざおの不採用

草エネルギー8枚+アロマ草エネルギー1枚の9枚が、モクゴリダダリンが今の環境で勝利するのに必要最低限かつ十分な草エネルギーの枚数である、というのが構築時の私の個人的見解です。(今の環境でダダリンがブンブンチェーンで180点出す必要性があまり無いという見解と同じです。)ダダリンが登場する以前は、モクナシゴリランダーに草エネルギーは8枚で十分であると判断していたことに立ち返り、半ば盲目的に投入していた上記の二枚の必要性を再検討しました。これは、この9枚という枚数でこれまで通りに粛々と勝利できるかという挑戦でもありました。もちろん、エネルギーのリソース管理はかなり慎重に行う必要があります。詳細は後述します。

クイックボール、ネットボールの全力採用

イオルブのところで前述しました、「先1でイオルブVに草エネを貼れば・・・」の部分。これを普通のモクゴリダダリンで達成するのはかなり難しいです。そもそもモクゴリダダリンは先攻で種切れしやすいデッキです。ついでにエネルギーを引けているかどうかも怪しいです。1匹出すのが難しいのに、特定の1匹を出そうとして、かつ草エネルギーを貼らなければいけない。このプランにネットボールの多投が最適でした。

げんきのはちまきやジャイアントボムの不採用

デッキの枠がなく泣く泣く不採用。対三神や対ムゲンダイナより対コズガを優先したものの末路・・・。

リセットスタンプの不採用

序盤に引くと手札にキープする余裕がない。終盤には引き込む力がない。何よりデッキに枠がない。サイドも2-4や3-3で取られるのでマリィでいいや!と考え、不採用に。



モクゴリダダリンの強み ~普段通りをこなせる強さ~

ここでは、前回の記事同様、「モクゴリダダリンは事故率低い!だから強い!」という主張をします。前回の記事と被る部分もありますが、今回のシティリーグを経て改めて思うことがあったので、再考します。


<事故の定義>

カードゲームをプレイする限り、必ず起こりうるのが事故です。ここで私の使う事故とは、そのデッキの本来の強さを発揮する土台に必要な筋書き(=プラン)を狂わす、相手に依存しない要因を意味しており、ポケモンカードにおいては手札事故サイド落ちが挙げられます。これはどんな強い人でも、どんな強いデッキでも起こりうることです。皆さんも、重要な場面で事故って負けた場面が思い当たるのではないでしょうか。

前述した「プラン」の分かりやすい例として、以下が挙げられます。

◆三神ザシアン(2ターンオルタージェネシス):三神を置く。三神に手張り→三神に手張りする。三神をバトル場に移動する。オルタージェネシスGXを打つ。

◆ムゲンダイナ(2ターンドレッドエンド):ムゲンダイナVを置く。ムゲンダイナVに手張り→ムゲンダイナVMAXに進化する。ムゲンダイナVMAXに手張りする。ムゲンダイナVMAXをバトル場に移動する。ドレッドエンドを打つ。

◆モクゴリダダリン(1ターンスーパーグロウ):モクナシを置く。サルノリを置く。モクナシをバトル場に移動する。スーパーグロウを打つ。

このプランに必要なカードの「要求枚数」と、プランを実現するためのカードの「採用枚数」で、そもそもそのデッキがプランを実現できる確率、裏を返せば事故る確率が決まります


<事故の利用>

このプランが手札事故で1ターン遅れることは致命的であり、場合によっては、その1ターンが原因でサイドレースで追いつけず、勝敗が決まってしまうこともあります。これを踏まえて、事故に起因して勝敗が決まる場合には、以下の3通りがあります。

①相手が事故って自分が勝つ場合

②自分が事故って自分が負ける場合

③お互いが事故る場合(事故ってしまっても、一方は勝利できる)

振り返ると、この三通りのいずれかで決まる勝負が、意外に多いと思いませんか。山札からカードを引いても引いても現れないエネルギー、入れ替え、溶接工、ふしぎなアメ、VMAX、・・・。「こんなに引いても引けなかったから仕方ない!」「最初にあれさえ引けてたら普通に有利対面なのに!」なんて思ったり。

もちろん、事故は「事故」という呼称の意味する通り、発生確率が低いものです。ここでは「不利対面では相手の事故に期待しろ!」なんて言いたいわけではありません。

注目すべきは、②と③は自分のデッキの事故率を下げることで発生率を下げられることです。自分のデッキの事故率を下げるということは、すなわちいつも通りの動きをいつでもすることを意味します。いつも通りの動きをいつもしていれば、勝手に相手が崩れて勝利できる①の恩恵のみを享受することができます


<事故の確率>

では、ここで私のデッキにおけるモクゴリダダリンの後攻プランの「要求枚数」と「採用枚数」を比較します。(バチンキーorゴリランダーが山にいない可能性は無視しています。)

要求枚数:3枚(モクナシ、サルノリ、入れ替え札)

モクナシの採用枚数:2枚+16枚(タッグコール4、クイックボール4、ネットボール4、キャプチャーエネルギー2、グズマハラ2)

サルノリの採用枚数:2枚+16枚(クイックボール4、ネットボール4、キャプチャーエネルギー2、グズマハラ2、タッグコール4)

入れ替え札の採用枚数:10枚(マオスイレン2、ふうせん2、グズマハラ2、タッグコール4)+(17枚:バトル場が逃げるエネルギー1の場合のみ、エネルギー13、ネットボール4)

どうでしょうか。要求枚数に対して、非常に多くの採用枚数となっていると納得いただけると思います。ここでの採用枚数は、要求されたカードに直接アクセス可能な枚数であり、クロバットVやマリィによるドローを考えていません。よって、そもそもドローなどでアクセスしに行かずとも、最初の手札で要求枚数を満たしている場合がほとんどです。(デッキレシピのところで前述しましたが、ボール類の全投の目的は「事故率の低下」だけではありません。モクゴリダダリンにポケモンをサーチするカードの多投が必須とは思いません。)

一方で三神ザシアンやムゲンダイナはどうでしょう。「要求枚数」と「採用枚数」を考えてみてください。デデンネGXやクロバットV、博士の研究、スーパーボールで引けるであろう枚数を採用しますが、「採用枚数」を数えるとモクゴリダダリンよりかなり少ないと思います。ドローでの解決を前提とすれば、必ず"引けない可能性"が生じます。採用枚数が少なくなるほど、「引けなかった」が起こりやすくなります

とはいっても、三神ザシアンやムゲンダイナは「要求枚数」が比較的少なく、また多くのドローソースを採用できるため事故りにくいと思います。そのうえ、エネルギー付け替えやカウンターゲインなどで1ターンのプランの遅れを取り戻すこともできます。さらに、事故ってプラン通りとならなくとも、リカバリーできるほどのカードパワーがあります。では、他のデッキではどうでしょうか。

さんざんドローの不安定性について言及しましたが、ドローソースによってデッキを回す場合の利点もあります。それは上振れることです。ムゲンダイナVMAXの先2で270点がいい例です。また、ポケモンカードのデッキは60枚と決まっているので、採用枠等の制限から、ある程度事故る確率を割り切ることも重要だと思います。引きたいからといって採用枚数を増やしすぎるのも、デッキを弱くしかねません。さらに、プランはあくまで土台作りの道筋であり、勝つためにはそこからサイドを取りきる必要があります。スタート地点に立つためのカードばかり増やしても、それで勝てるわけではありません。


<結論>

シティリーグのような大会では、予選突破のために勝たなければいけない回数、裏を返せば負けていい回数が決まっています。環境に明確な不利デッキがいたり、相性五部が多いデッキは、ただ「事故らないこと」=「②や③での一敗を避け、①での勝利を逃さないこと」が一つの強みとなると考えています。デッキを作成する際には、そのデッキのプランと、要求枚数、採用枚数の観点から評価してみてもいいかもしれません。

今回のシティリーグでも、お相手の事故により勝利した場面が実は何度もありました。そういった場面で「自分は事故っていない」ということも勝因であったと振り返ります。



VS三神ザシアン ~くちたけんの登場による変化

モクゴリダダリンはその安定感とダダリンの圧倒的火力から、炎とムゲンダイナ以外のデッキに対して、五分~微有利であると考えています。これは、前回のシティリーグから変わりません。

ただし、前回のシティリーグでは微有利~有利と考えていた三神ザシアンに対して、現在は五分であると考えています。ここでは、対三神ザシアンでの変化と、現在私が対戦時に注意していることを列挙します。

<三神ザシアンの変化>

前回の記事を振り返ると「くちたけんの登場で、ザシアンにタフネスマントが付きにくくなり、ダダリンVMAXで取りやすくなるのでは?」なんてことが書かれていました。実際には、私は前回の記事以降に、次の変化を感じました。

◆タフネスマントの不採用、くちたけんの採用(またはげんきのはちまきの採用)の増加により、ザシアンが270点以上出すことが当たり前に

◆モクゴリダダリンのシティ入賞報告増加により、モクゴリダダリンへの理解が向上。追加効果有のトロピカルアワーGX後、ザシアンでモクナシをワンパンできるように準備する動き(トラッシュに鋼エネルギーを送っておく、メタルソーサーを切らないなど)を頻繁に見るように。

◆モクナシをワンパンできるため、先3アルティメットレイの矛先がモクナシから「HP180以下のベンチポケモン」に変更。たとえゴリランダーにおまもりをつけていても、他にHP180以下のベンチポケモンが1匹いればボスの指令でサイドを2枚以上取られる。あとはモクナシを取られれば負けという状況に。

<対策>

上記の変化によって、対三神ザシアンでは以下を意識するように変化しました。レギュレーション変更以降は、ワンダーラビリンス♢が落ちるのでさらに厳しい対面になるかもしれません。ぼうけんのカバンも落ちることが不幸中の幸いですね。

先3アルティメットレイを打つまでHP180以下のベンチポケモンを置かない。かつ、先3アルティメットレイのターンに手札にHP180以下のたねポケモンを残さない。最優先がゴリランダーにおおきなおまもりをつけることであるのは変わりません。この目標は、スタートポケモンなどの状況で達成不可となる場合が多いです。可能である状況でのみ狙って達成し、トロピカルアワーGX前にサイドを取られないようにします。

■上が達成できない場合、トロピカルアワーGX後、ザシアンがブレイブキャリバーを打つまでにモクナシにもおおきなおまもりをつける。あるいは、ブレイブキャリバーより前にダダリンのダイアンカーでくちたけんのついたザシアンをワンパンする。(げんきのはちまきなどで+10点のせる必要がある)

■上が達成できない場合、トロピカルアワーGX後、相手のふとうのつるぎに対してマリィなどで手札を流す。(モクナシのワンパンに必要な札は「ボスの指令orグレートキャッチャー」「ポケモン入れ替え」「メタルソーサー」「鋼エネルギー」などである。おおきなおまもりをつけても、「ツールスクラッパー」や「ガラルジグザグマ」が追加されるのみである。採用しているかに依存するが、デデンネの多投に加え、ボスの指令はワタシラガやクイックボール、グレートキャッチャーは博士の研究で探しに行けるなど、ワンパンへのハードルは結構低いです。)

何度も何度も言いますが、私のデッキはズガドーンに一矢報いるために歪んでいます。レギュレーション変更以降、モクゴリダダリンで対三神ザシアンを強く意識する場合は、ふとうのつるぎを剥がす「ツールスクラッパー」や、ザシアンのワンパン確率を上げる「ボスの指令」の多投が検討されます。トロピカルアワーGXを打てばのらりくらり勝てる時代は終焉を迎えました。



エネルギーの適正枚数 ~何エネあれば勝てるのか~

私のデッキの歪んでいない一つの特徴は、基本草エネルギー8枚でエネルギー循環装置やふつうのつりざおを不採用としている点です。これに関しては、枠がないから泣く泣く減らしたわけではありません。ここでは、どのように考えて、エネルギーの総枚数を13枚としたのかを書きます。


<構築時に意識したこと>

エネルギーの必要枚数を決めるにあたり、以下の対面を意識しました。他の対面については、これまで特にエネルギー不足を意識することなく勝敗がつく印象でした。(基本、モクナシに草エネルギー3枚、残りの草エネルギーをダダリンVMAX、特殊エネルギーを逃げるに使って戦います。)

対三神ザシアン:追加効果有トロピカルアワーGX

ほぼ唯一、追加効果有トロピカルアワーGXを打つ対面です。(三神ザシアン以外でモクナシに6エネルギーをつけると決めている対面はありません。)この対面では、上述した通り、ダダリンがブレイブキャリバーより前にザシアンをワンパンすることで勝利できるので、ブンブンチェーンに火力は必要ありません。そのため、必要な草エネルギーはモクナシ4~5枚、ダダリン2~3枚となります。サイド落ちを考慮しても、草エネルギーは9枚あれば十分と判断しました。(枚数のブレは特殊エネルギーの利用によるものです。)

対ルカメタザシアン:フルメタルウォールGX

フルメタルウォールGXは、必ず草エネルギー2枚と特殊無色エネルギー1枚に対して打たせます。それまでは、上記のエネルギーをつけたモクナシのやすらぎハリケーンとダダリンのダイアンカーで戦います。こちらに追加でエネルギーをつける理由はありません。相手が打つまで待ちましょう。

フルメタルウォールGXが打たれれば、打たれたポケモンにボルテージビートと手張りで即座に3エネつけて攻撃を続行します。必要な草エネルギーはフルメタルウォールGX2枚、モクナシ2~3枚、ダダリン2~3枚となります。サイド落ちを考慮しても、草エネルギーは9枚あれば十分と判断しました。(枚数のブレは特殊エネルギーの利用によるものです。)


<注意点と使用してみての感想>

基本草エネルギー8枚、アロマ草エネルギー1枚、特殊無色エネルギー4枚(キャプチャーエネルギー2枚、ウィークガードエネルギー2枚)の計13枚のエネルギーでモクゴリダダリンをしばらくプレイしました。

使用上の注意点は、デッキのエネルギーの数を(特殊無色エネルギーも含めて)把握しておくことと、その上でどのポケモンに何枚つけて戦うかを常に考えながらプレイすることです。手札からエネルギーを捨てることや、トロピカルアワーGXを打つことと引き換えに失うエネルギーは多いです。

枚数については、上記で考慮した対面では特に問題はありませんでした。(ルカメタザシアンに勝利していませんが、エネルギー不足は感じませんでした。この結果からミミッキュ採用に至りました。)想定と異なることは、草エネルギー9枚でダダリンVMAXのブンブンチェーンが180点出すこともあるだろうと考えていましたが、実際には一度もそのような場面がなかったことです。150点出せる場面は多かったので、ブンブンチェーン180点を狙う必要性が上がれば、あと1枚、草エネルギーを増やそうと考えています。

最後に、レギュレーション変更以降、ふつうのつりざおとエネルギーリサイクルが使用可能ですが、私は現状採用の予定はありません。理由は、①序盤にキープする余裕がないことと、②採用することによりエネルギー管理がずさんになること(枚数を過信してエネルギーが手札コストの候補になること)、③それらのカードに直接アクセスできるカードがなく「採用枚数」が少ないこと、④ドローカードの採用枚数が少なく、必要な時に引けない確率があることです。(私はとにかく「引けなかった」が起こって負けることが嫌いです。)


モクゴリダダリンの今後 ~適当予想~

ここでは、私のレギュレーション変更以降のモクゴリダダリンへの変化を考えます。

<ネットボール落ちの影響>

代替候補:ポケモン通信

まずは、ネットボールが落ちることによる影響を考えます。これについては、先攻の際にさらに弱くなると思います。モクゴリダダリンは後攻を前提としていますが、現環境に後攻を取るデッキが天敵火の玉ズガドーンくらいであるためほとんど問題ありませんでした。ですが、レギュレーション変更は分かりません。

先攻のモクゴリダダリンは、「先攻でもスーパグロウを打つ」という選択肢のほかに、「ダダリンVMAXにエネを手張りしながら戦う」という選択肢もあります。ダダリンVMAXが強すぎるため、ムゲンダイナVMAXのように普通に進化して普通にエネを手張りして戦ってもそこそこ戦えます。先2でブンブンチェーン60点、先3でダイアンカー240を打てばTAG Teamを落とせます。ネットボールはこのプランの成功率を上げていました。イオルブVの採用理由で前述しましたが、先攻でダダリンVを置いて手張りするのがもともと難しいデッキであり、さらに難しくなるでしょう。

<ワンダーラビリンス♢落ちの影響>

影響はあまりないと思います。三神ザシアンもムゲンダイナも、最近はワンダーラビリンスに苦しんでくれなくなりました。混沌のうねりも増えましたし、なくてもいいと思います。

<ライフフォレスト♢落ちの影響>

「この相手にこのターンで使う」などの明確な利用場面こそありませんが、回復、状態異常回復の両面で活躍していました。グズマハラが回復札にならなくなるのも大きな痛手だと思います。ドラパルトVMAXやインテレオンVMAXのような中打点を連打するデッキへの勝率に影響があると思います。

<現在発表されている新規カードの採用候補>

現状、採用の予定はありません。そもそも環境がどうなるかさっぱりわかりません。可能性のあるカードを列挙します。

■エネルギーリサイクル

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トラッシュのエネルギーを回収するカードを採用する場合は、ふつうのつりざおよりエネルギーリサイクルを優先すると思います。

■ウツドン

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マダツボミを置いておけば、タッグコール、グズマハラ、ターフスタジアムがダンデになります。対タッグチームに対してダダリンVMAXが270~280を出せるようになるので、次期環境によっては採用の可能性もあります。

■レンゲキ ギミック

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レンゲキエンペルトVはブルーレシリザのような「後攻を取る炎デッキ」に対して、先2で火力を出せる水ポケモンの候補。先1でエンペルトVを置いて任意のエネルギーをつける→先2でグズマハラからレンゲキエネルギーをつける、で起動できます。他にいない枠なので、次期環境によっては採用の可能性も?レンゲキゴリランダーVの存在からも、今後のレンゲキ草ポケモン事情によっては。。。(もうモクゴリダダリンじゃない笑



あとがき

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

現在、1/13 AM2:07。眠いです。

前回の記事の頃と比べて、モクナシゴリランダーダダリンの強さはかなり広まり、シティリーグで入賞する方も頻繁にみるようになりました。

そんな中で、今回は私のモクゴリダダリンについて、書きたいことを書きたいように書きました。何か一つでも、ためになったと思っていただけたら、書き手としてこれ以上嬉しいことはありません。

飛んで喜びますので、いいねでもスキでも、何らかの形でお伝えいただけたら本当にありがたいです。

今回のシティリーグは、関東で緊急事態宣言が出された中での開催であり、直前まで開催が危ぶまれていました。シティリーグ自体に出られなくなった方も多いと思います。私は、参加させて頂けただけでも恵まれていましたが、ベスト4という身の丈に合わぬ結果も残すことができ、本当に運がよかったです。

大会で対戦や意見交換していただいた方々、前回の記事に意見や反応をいただいた方々、そして何より自主大会や公認大会を開催、運営していただいた方々すべてに、この場を借りて感謝申し上げます。本当にありがとうございました!!!!

それでは、最後の最後まで、本当に本当に、ご拝読ありがとうございました!次に書く機会があるかは分かりませんが、あればまた読んでください!

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