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Mt.Fuji 5 Peaks / 富士イチ+5ピークス

2021年7月に「富士3ピークス」を達成した後、あと2本上りを追加した「5ピークス」ができることを知りチャレンジしたいと思い、2年後の2023年に挑戦した記録です。

実施時期

6月上旬の富士ヒルクライムの後、10月からシーズンインするシクロクロスまでの間は予定がない6-7-8月がチャンス。梅雨と仕事の繫忙期を考えると7月しかないので、天気予報を見ながら挑戦する日を選んだ。最初に計画した7/1は雨で中止して、翌々週の7/16に実施した。

富士5ピークスとは

富士山の五合目まで車で行ける5つのルートをすべてヒルクライムすること。それが富士5ピークス。自分はさらに富士山の外周を一周する「富士イチ」をしながら5個の上りを走破する「富士イチ+5ピークス」に挑戦した。スタート位置と富士山外周ルート取りは人により様々だけど、概ね距離230km、獲得標高約6400mの超々ハードなサイクリングルートです。

🗻あざみライン(須走ルート): 1100m ↑
🗻スバルライン(吉田ルート):1250m ↑
🗻スカイライン(富士宮ルート):1840m ↑
🗻滝沢林道:900m ↑ (*四合目まで)
🗻御殿場口:130m ↑

ルート

前回の3ピークス同様、「道の駅すばしり」をスタート/ゴール地点にして「あざみ → 滝沢林道 → スバル → スカイ → 御殿場口」と富士山を反時計回りにまわるルートを選択した。

使用機材

長年乗り続けてている安定の TCR ADVANCED SL 1 DISC に GIANT SLR 1 42ホイール + 25Cタイヤの標準使用。今回の飛び道具としては、正式発表前の CADEX AMP サドル を使用して実践テストした。結論から言うと、このサドルは超軽量なだけではなくパワーが出て、しかも痛くならない史上最高にシンデレラフィットで最の高だった。(今ではAMP以外使いたくないくらい)

🗻#1 : あざみライン

スタート地点に選んだ「道の駅すばしり」から、即上り始める「あざみライン」。5本の富士ヒルクライムで最も勾配がキツイ鬼門を今回も最初にトライ。最初にした理由は、①自宅からのアクセスが良い、②駐車場がある、③最大勾配22%、平均10%の厳しいルートを元気なうちにやっつける、④下山後も駐車場を経由するので10時間以上のライドに備えた装備を持っていく必要がない(小さいボトルとサドルバッグのみで上れる)、などメリットの多いあざみライン。早朝に上ると鳥のさえずりを聞きながら気持ちよくサイクリングできます。(アップなしで最初から8~10%の勾配が続くことは除くw)

基本的にはL2ゾーン以下で走る目標も、15%以上の激坂区間ではL3を刻み、勾配18%以上の区間では(左右に蛇行して)なんとか上りきり、Stravaのタイムで1時間3分、前回の3peaksよりもだいぶ速く1本目の「須走口五合目」に到着。

🗻#2 : 滝沢林道

須走から籠坂峠を越えて山中湖へ下る。今回は一人だしタイムスケジュールよりも順調だったのでモニュメントで撮影してから先に進む。

富士ヒルで有名な富士吉田近辺までくると、2本目となる「滝沢林道」が近くなる。滝沢林道は「スバルライン」とほぼ並行して上り、4合目付近までつながっている。初めて上る滝沢林道は気温が上がってきた時間帯でも木々で覆われていたため全般的に日陰で走れて良い。視覚的にも林道感のある飽きの来ない景観もあり勾配も(1本目のあざみと比較すると)緩く、淡々と上ることができたけど、突然現れるゲートかつ5合目でもないので達成感は微妙な感じ(笑)

🗻#3 : スバルライン

滝沢林道を下ると、すぐ横がスバルライン上り口なので、料金所横の🚻で用を足して給水してそのまま上ろうとしたところ、水が飲料用ではないとのことで、一旦上った分を自販機まで少し下って往復した。(獲得標高40mプラスw)

前回の3ピークスで調子に乗って走ってその後垂れまくったので、今回はL2ゾーンで淡々と1時間24分で上った。5合目にはコロナが収束したことが表現されているかのように外国人観光客で賑わっていたので、富士山メロンパンも食べずに写真だけ撮影して即下ることにした。

スバルライン to スカイライン

河口湖まで下ると気温も日差しもピークの32℃で暑い!河口湖付近のコンビニで軽めのランチを補給して、次の「スカイライン」の上り始めとなる富士宮を目指す。

スバルラインからスカイラインの終点までは富士イチのほぼ半周を走りながら最長かつ最高標高差を上り、さらに水分補給ができる箇所が限られているため、前回の反省を踏まえて、昼食休憩から50分しか走行していないけど富士宮でしっかりとコンビニ休憩を入れた。

🗻#4 : スカイライン

富士宮から36kmで1900m上る大本命のボスキャラ「スカイライン」。前回の反省を生かして対策をしたものの、ここまで距離160km、獲得標高4000mほど走っている+暑さで体力は削られていて今回もかなり厳しかった。

幸い、曇ってきて気温が下がってきてくれたおかげで(とは言っても暑いけどw)、途中完全にストップして休憩したりしながら、なんとかスカイライン5合目まで上りきれた。Stravaの「26.5km、1800mアップ」のセグメントでKOMが1時間20分のところ、休憩含めて2時間32分もかけてゆっくりじっくりスカイラインを堪能させてもらった。それでもダブルボトルの水はほぼ無くなってしまい危ないところだった。

🗻#5 : 御殿場口

スカイラインを御殿場方面に下る途中に最後の「御殿場口」があるが、ここは約130mアップのみのボーナスステージで、下りっぱなしで脚がダレルる前に上ることができて、無事5ピークスを完了できた。

🗻🗻🗻🗻🗻:完走

あとは御殿場まで安全に下って、須走まで上りをこなすだけと思ったら、御殿場口を下るとスカイラインが霧で包まれて、かつ暗くなってしまい視界がほぼない状態に。前後ライトを点灯・点滅して慎重に、パンクにも気を付けながら走行するが、ほぼ見えずかなり恐怖だった。サングラスのクリアレンズについた水滴が悪さをしてることがわかり、サングラスを外してなんとか安全に御殿場の分岐へ。引き続き霧と暗さで視界が悪い状態だけど、無事スタート地点の道の駅に到着できた。

冒頭にも書いたが、今回のライドで実施日時点で発売前だった CADEX AMP サドル をテストした。超軽量性とパワーが出やすい形状はもちろんだけど、走行時間10時間18分、経過時間13時間14分のエピックライドで痛みが一切でないシンデレラフィットに助けられた。この後のCtoCでも使って驚きの性能を体感した超オススメのサドルです。(マ)

まとめ

富士イチ5ピークス完走後、Instagramの投稿に過去一「いいね!」がついて驚いている。富士山と富士イチと富士ヒルクライムは、サイクリストにかなり注目されていることを実感するとともに、投稿にコメントいただいた地元の方の情報によるとあと2本上りがあるらしいので(笑)、来年「富士イチ7」に挑戦したい気分になってマス(笑)。

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