2021-22 シクロクロス千葉 : Race Report
大会名:シクロクロス千葉 2021-22
開催日:2022年1月9日(日)
場所:千葉県千葉市 千葉ポートパーク特設コース
カテゴリー :C1
距離 x 周回数 : 2.5km×11 Laps = 27.5km
結果:3位
🎍新年あけましておめでとうございます🎍
今年もよろシクロクロス!
例年、12月の全日本選手権後にレース参戦がなくなり飲み会シーズンと年末年始の「お太れ」に突入する。今期残されたJCXの最終戦は2/20(日)なので、年始に始動するのはまだ早い気がしたが、近場開催であり他の目的もあったため1/9開催の「シクロクロス千葉(CX千葉)」に申し込んだ。
目標
昨年の3月に初参戦したCX千葉では安定したバニーホップを手にした加藤健吾選手に完敗。今シーズンのJCXも中盤から勝てなくなり、全日本選手権でも最終周回に突き放されて完敗。なので、今回CX千葉に出るなら「ケンゴに勝ちたい」、それが最大の目標だった。
勢いでスポーツエントリーのコメント欄にも目標を書いてみた👇けど、気づいてくれた人は何人いたでしょうか?w
コース
前半にオフキャンバー気味のコーナー区間を含む芝の丘を数回上り下りした後、シケインを挟んで林間コースを抜ける。芝エリアには木曜日の残雪の影響でマッド区間もあり、その分若干テクニカルに。その後は今大会メインの海岸の砂エリアへ。海岸線側の行きは締まっていて走りやすく、上って折り返してからの砂地は柔らかく深い箇所もあり走行するのが難しい区間。海岸エリアを抜けると林間コースを抜けてスタート・ゴールエリアへ戻る一周2.5km。
バイクセッティング
TCX(XSサイズ)+ GIANT SLR 42 Hooklessホイールシステム に、今回からIRCから新発売された「SERAC CX EDGE TLR(チューブレスレディ)」タイヤを実践初投入。従来のTL(チューブレス)よりもトレッド面のケーシングが薄くしなやかなので、自分の体重(53kg程度)で0.05-0.07くらい高くして同じくらいの反発感が得られる感覚だ。反面、タイヤサイドは従来のTLと同じようなケーシング厚なので、サイド寄れが大きい印象はさほどない。
ランニングになると体力の無さがでてしまうため、コースのポイントを「乗車での砂地攻略」として、空気圧を下げる方向で調整した。試走で1.35bar(TL簡易換算1.28-1.30)まで低圧を試したけど芝エリアの寄れが大きすぎたので、最終的に1.43barとした。(当日の体重54.2kg by 年末年始のお太れ)
今年から内部にインサートを入れてテスト開始。今回はインサートに助けてもらうことになる。
タイヤの選択で質問を受けることが多いが、ポイントは「一周で一番速く走れるタイヤを選択すること」。コースに泥区間がありセミスリック系では走行が難しいのでブロックやマッドタイヤを「選択した」、や「選択するのはどうか」?など聞かれることがあるが、例えば今回のCX千葉が一周6分でマッド区間の遅れが3秒あったとしても、芝や砂のペダリング区間でのアドバンテージが勝ると考えるのでEDGEを選択している。
レースキット
スタート時の予想気温は13℃、ゴール時の予報が12℃。日陰は肌寒く、日向は暑い気候だったので、ウェアは迷わず「ChampionSystem APEX サマースキンスーツ長袖」に決定。重量も長袖ワンピで237gと超軽量だし、伸びが良くてフィット感抜群なので着ててストレスをまったく感じない最高品質。
気温と標高が全日本選手権と同じだったので、インナーも同じくスリーブレスのメッシュインナーを着用した。足元はいつもの「APEX エアロレースソックス」で少しでも空気抵抗を減らすことを意識した。
レース
ゼッケン2番を着けて1番の加藤選手の次にスタートグリッドに並ぶ。スタート直後が掘れて泥になっていたので最前列最左に並ぶ。(加藤選手にどこにしますと相談されたので仲良く並んでみました)
朝方の残雪が溶け出して泥になった招集&スタートグリッドは場所を選んでも靴底に泥が付着してしまうので、スタート前に念入りにクリーニング。このちょっとした手間がレースに影響するのを知らない選手も多いので書くのどうしようかと思ったけど、某選手の泥取ってあげてる写真を撮ってもらったのでお伝えしちゃいます。
30秒前のコールがなかったけど、なんとなくカウントがあっていてスタートは加藤選手とスムーズに抜け出す。
1周目から加藤選手と二人で抜け出し淡々と進む。今年は平坦のスピード区間に置かれた約25cmの低めシケインで約1.5~2秒差をつけられて、その後詰めるために踏むを繰り返す。
CX千葉と言えばポートパークの砂と海。まさかの海中からポートタワーバックの素敵写真 by 📷 Kazutaka Inoue
1-2周目の砂エリアは全乗車。ランニングよりも若干遅い区間はあるものの、ランが弱い自分にとって乗車していけると体力が温存できるし、観客が湧いてくれるので気分もいい。👆は1周目の砂エリアを動画で撮影してくれた方のtwitter。
2周目終了時に本日の周回数がMCのGyoちゃんから発表される。「11周」の声に、ケンゴが「ええぇっ、多くね!」と思わず言うも、後ろで「オマエのせいだぞっ」と心の中でそっとなげく俺。
CX千葉の象徴的な砂浜エリア。固くて走りやすかった朝試走はどこにいったのか、柔らかく掘れたので少し難しくなったもののC1レース中には、押している選手のラインも一直線だからか割と走りやすかった印象。
砂の上りは前で入りたい。2周目は前に出て自分のラインで走る。
上4枚 📷 Akira Yamanaka(CB)
3周目のシケイン越えでケンゴがチェーン落ちして、25~30秒ほどアドバンテージを得る。心の中で「一人で走るにはまだ先が長いなー」と呟くが、とりあえずマージンあるので砂エリアをミスなく走ることに注力する。
その後5周目に入る時にタイム差が15秒まで縮まっていることを知り、少し焦って芝キャンバー区間を攻めたときにリアタイヤをこじらせてエア漏れしてしまう。幸いインサートを併用していたのでビード落ちはなく走れるレベル。しかし、意外とコーナーの積み重ねがタイムに影響するコースなので、ピットまでにケンゴ選手に追いつかれてバイクチェンジで順位が入れ替わる。
6周目終了時には砂浜ランが超絶速い小久保選手も合流して3名パックに。加藤ケンゴ選手は急な追い上げでだいぶ消耗したようで、一緒に走るペースは辛過ぎはしない。
ただ、スペアバイクのエア圧を間違えたのとリアタイヤがすり減っていたのもあり、TLR+インサートを入れたスタートバイクとのグリップ感の違いでミスする箇所が出てしまう。
8周目に辛くなり二人から離れてしまう。単独になると辛さを我慢できなくなりさらに遅れが大きくなる。ここ千葉のコースはかなりフィジカル必要で、年明け2kg増の身体には特に上り返しがボディブローで効いてくる。
9~11周の最後の3周は、諦めているわけではないが、前の2人との差はどんどん広がっていく。
シケインをバニーホップできないのもいい加減ツライ。ここだけに書くけど練習してないわけではない。全日本選手権までに飛ぶ目標で進めて上手い人にアドバイスしてもらって反復した。でも習得できてない。
ポジティブに考えると、これは教える側の立場になったときに知っておかないといけないことで、できるに近づけるためには、もっと動作と練習を分解する必要があると自分自身で再認識させられている。(来シーズンは必ず飛んでみせる)
完敗の3位だけど、たくさん応援してもらえたし、ゴールでも拍手もらえたし、久々の和佳ちゃん見えたしハイタッチしてゴールへ。
C1レースを担当した特別MCのGyoちゃんとも。「ペダルオ~ン!」
レース後はC1選手の集合写真
会場で応援してくださった皆様、PIT担当してくれたさえ🐘、大会を運営いただいた主催者チーム一同、素敵な写真をたくさん撮影してくださったフォトグラファー各位、ありがとうございました。
リザルト
1: 加藤 健悟 (臼杵レーシング)1:02.41
2: 小久保 登志貴(SNEL CYCLOCROSS TEAM)+0:00
3: 斎藤 朋寛(RIDELIFE GIANT) +0:34
ラップタイム
使用機材
Bike 1 : GIANT TCX ADVANCED PRO (XS-size)
Wheel : GIANT SLR 1 42 Hookless Wheelsystem
Compo : SHIMANO Ultegra & DuraAce Di2
Gear : 42 x 11-30T
Tire : IRC SERAC CX EDGE TLR F&R/1.43bar (TL換算1.36bar) [体重 : 54.2kg]
Bike 2 : GIANT TCX ADVANCED PRO (XS-size)
Wheel : GIANT SLR 0 42 Tubeless Ready Wheelsystem
Compo : SHIMANO Ultegra & DuraAce Di2
Gear : 40 x 11-30T
Tire : IRC SERAC CX EDGE TL F&R/1.45bar [体重 : 54.2kg]
RaceKit : Champion System APEX サマースキンスーツ
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