back number 福岡PayPayドーム 2days.

ツアーファイナルのMCで依与吏さんが言った
「あなたの人生を絶対に他人事だなんて思わないから。
これからもあなたに関係ある曲しかやりたくないから。」という言葉。

この言葉にback numberの全てが集約されている気がして。



今この瞬間も、たくさんのアーティストが、音楽が誕生して、私はその膨大な世界の中のほんの一部に触れ、アーティストや楽曲と出会い、共感したり励まされたりしながら、自分の音楽の世界を豊かにしていく。
歳を重ね人生経験が増えるたびに、聴こえる景色はだんだんと変化していく。その過程の中で、聴かなくなってしまった曲たちが無数にある。

私にとってback numberも例外じゃなく、
別のアーティストにハマっている時期は
back numberの再生ボタンを押す機会ばグッと減る。


眠れない夜、意図せず思い出の蓋を開けてしまうことがある。
あの時上手くいかなかった恋愛、理不尽に屈した仕事、コロナ禍でもがき苦しんだ趣味のこと。
そんな記憶がとめどなく溢れ出てくる時、その傍らにいてくれるのはback numberの音楽だ。

“戦う為に理解して砕いて本当は痛くて
目を閉じて自分に 大丈夫 言い聞かせた ” / SISTES

“誰の心に残ることも 目に焼きつくこともない今日も雑音と足音の奥で 私はここだと叫んでいる” / 水平線

“泣かないで
君が費やした全てが意味を持つその時まで” / SISTER

依与吏さんの歌詞に、back numberの音楽に、
涙を拭いてもらい、背中をおされ、歩いて来れたのだと思いしらされる。

そうやって誰かの人生のいろんな瞬間に寄り添い、まるで自分のために歌ってくれているような感覚になるのって、「あなたの人生を他人事だと思わない」っていうback numberのマインドにあるんだな、と 依与吏さんの言葉を聴いて、妙に納得したというか、腑に落ちたというか。

あぁ、これだからback numberはやめられないなぁ…


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