TTR125を仕立てるvol14(〜エンジン編その②〜)
レースもあり前記事から少し開いてしまいましたが…
エンジン編その②になります。
その①では主に腰上の事について記述しました。
今回は腰下についてです。
…と言ってもエンデューロ用途でTTRがやるべき腰下チューンポイントは一つ。
クラッチの強化❗️
です。
TTRのクラッチはこの系列のエンジンの中では特に上位の部品構成ではあります…が⁈
やはりハードに使う上では余裕を持たせた仕様にしておきたいです👌
・プレート枚数を増やす
ボスとプレッシャープレートに加工を施し、枚数を増やすマニアックチューン。
半クラのコントロールしやすさ向上やボアアップやビッグキャブ・フルエキ化でパワーを出してる個体のパワーの受け止めにも抜群に効きます👍
KOさんちかトムスさんちからリリースしているのでお好みで…といった感じです。
ちなみに以前パワーを出した仕様で敢えてノーマルクラッチと言うのもやっていた事があります。
クラッチ板がフレッシュならまぁ頑張れない事はありませんでしたが、ある一定くらいまでクラッチが消耗してくるとパワー負けしてクラッチがスリップしてきた経験があるので、腰上チューンをされた方は2度手間にならないようにクラッチも強化をオススメします👍
・クラッチスプリング
TTRのクラッチスプリングは若干オモチャのようなテンションです😅
しかし硬すぎると長丁場レースで手首が疲れてしまうので、程よく硬いスプリングが必須です!
自分が実戦でアレコレ試した上で強化もしつつ、クラッチ操作も重くなり過ぎない。
そのバランスがよく愛用しているのは
RZ125・TZR125のクラッチスプリングです。(2車種とも同一品番)
RZ125・TZR125は TTRより倍近くの馬力。
それを受け止めるクラッチスプリングなのでTTRには余裕のスペックかと思います👍
工房きたむらさんちのリテーナーも効果アリです!
それと開けた場合、新型は新車でもプッシュロッドの初期位置調整が甘い個体があるので確認・調整はした方が無難かもです。
・保護カバー
余談ですがケース保護には旧G.R.クラフト(現在はトレックフィールドさん取り扱い)のカバーなんかはフルガードなので保護にオススメです。※個体差に合わせてチョイとカバーを削ると使いやすくなります。
クラッチを仕立てるとキビキビとバイクが応えてくれるようになるのでオススメです👍
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