TTR125を仕立てるvol17(クラッチ編)
暫く間が開いてしまいましたが…
今日はクラッチのお話しになります✍️
過去のエンジン編とネタが若干重複してしまうかもですが、同系統エンジン部品差の紹介も含めての詳細を書くので資料ネタとしてご覧頂けましたらf^_^;
このエンジンは中国やヨーロッパでも他車種多岐に渡って愛された汎用エンジンであります。
ヤマハ好きなら一度は聞いた事がある車種「YBR125」と言うバイクがあります。
TTR系エンジンを搭載したビジネスバイクですね。
これと似たようなエンジンではありますが、微妙に区別化がされています。
最たる例はクラッチです。
比較画像です。
ご覧の通り
TTRとYBRでは枚数とサイズが違うのと
別々のクラッチプレートとフリクションプレートを組み込める事は出来ません。
サイズがまるっきり違いますからねf^_^;
TTRにYBRクラッチだとデチューンになるし、YBRにTTRクラッチだと強化になります。
それとTTR系クラッチなら「枚数増量」と言う更なる強化メニューがあります。
これは京都のTOMSさんち
or
鹿児島のKOレーシングさんち
から枚数を増やせる加工ボス+プレッシャープレートが出ています。
では「枚数を増やすメリットとは?」と言う話になるんですが、ザックリとした図解でご紹介します。
効果としては「半クラのゾーンが掴みやすくなる」です。
トライアルのようにクラッチを繊細な操作をしてシビアな繋がり具合を求める使い方をする方にはオススメかと思います。
枚数も増える=容量が増えるので根を上げ難くはなりますが。
それと工房きたむらさんちのリテーナーや強化スプリングなんかもハードに使う用途の方にはオススメしておきたいパーツではあります。
ハード用途にはイイオイルも大事ですが、酷使する前提のマシン造りがとても大切だと思います。