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TTR125を仕立てるvol5(〜お山向け下準備編〜)

・ハンドル
・ガード類
・ホイール
・スプロケ&チェーン

と来て第5回となりました。

実は最初にやっても良いかも知れない?

下準備編になります📝

今回は部品をポンと付けるだけとは違い、ちょっと分解する箇所が出て来ますのでわからない方はお近くのバイク屋さんや詳しいご友人と施工をオススメします☝️
※脅す訳ではありませんが、全く無知でやると破損の可能性も出てきますので

⚠️くれぐれも自己責任で⚠️


①クラッチセンサーカット

まず最初はクラッチセンサーカットです。
慣れてないと聞き慣れない単語なので順を追って説明します。

TTRに限らず、様々なバイクにはクラッチホルダーにスイッチが付いております。

安全装置の1つで

クラッチを握らないとセルが効かない(エンジンが掛からない)的なやつです。

TTRはクラッチホルダーのツメをイジると外せます。

何で安全装置を取るの?

と言う話ですが

平地では特にあろうがなかろうが困らないんですが…想像して見て下さい…

クラッチを少しでも握ったらズリ落ちてしまう位の斜面…
あと僅かで登れるのにエンストしてしまった…


ハイ詰んでますね❗️( ;´Д`)


こういう状況で困らない為に配線処理をします。

こんな感じに

スイッチをカットして、結線して、防水処理🛠️

配線処理は結線する前に仮繋ぎでテストが吉!

コレでギアが入っていてもクラッチを握らずにセルスタートが出来ます👍

ちなみに私はセルボタンを左側に移設して、アクセルを開けながらセルスタートに集中出来る様な使い方をしております。


②クラッチ遊び調整

TTRはセロー系とも同じ様な構造のクラッチです。

クラッチ内部

赤丸のナットを緩めてプラスドライバーでプッシュロッドを調整します🪛
クラッチのレリーズアームの合わせ位置を見ながらロッド位置を合わせます(この辺は経験やらサービスマニュアルやらが必要)

TTRは初期出荷時から張り過ぎ(ロッドを押し過ぎ)感があるのでロッド位置やクラッチワイヤー遊びを合わせて見てあげてると使いやすい本来のクラッチになります🛠️
※当然ながら個体差はあります。


③キャブ底部のスクリュー

純正キャブレターを使う場合

底部には真鍮のブラインドプラグがあります。

この奥には

パイロットスクリュー

が隠されており

ブラインドプラグをドリルで揉んで除去すると調整出来る様になります。

ドリルで揉んで…
蓋を除去すると調整可能に!

初期出荷時ではスローのスクリューが締め気味(薄い方向に)設定されている事が多々あるらしく、冷間時の始動性が特に悪いです。

このスクリューは

・「締める」と「薄く」
・「緩める」と「濃く」

なります🪛

なので、スクリューを露出させたら車両に応じて緩める(濃い方向に)あげると塩梅が良くなる傾向にあります😌

※混同しやすいので一応記載⚠️

世の中色々な構造のキャブがあるので「絶対」ではありませんが、一応基本的にはの話です。

・スロットルバルブよりエアフィルター側にスクリューがあると「パイロットエアスクリュー」…空気の量を調整するので
「締める」と燃料は「濃く」
「緩める」と燃料は「薄く」
なります。(混ざる空気の量が増減するので)


一方

スロットルバルブよりエンジン側にあると「パイロットスクリュー」(TTRのと同じ)

になります。


④スタックベルト
(新型TTRには+シートベルト)

お山遊びではもはや

「エチケット」

と言っても過言では無いスタックベルト。

セローのように引っ張り上げて貰う取手が全てのバイクに備わっている訳ではありません🙅‍♂️

いつ自分が助けて貰う側になるか?

そんなのは誰にもわかりませんので、せめて引き上げて貰う際に掴みやすい部分を自身で用意するのは最早マナーみたいなものでもあります🫡

「トレックフィールドさんちのスタックベルト」

と言えばバイクでお山遊びをする方なら大抵の方は見た事や聞いた事があると思います👀👂

フロント用


この業界ではベテランにも愛好家が多いウエストバッグ等の「通」アイテムでも有名な老舗用品屋さんです。
↓こちらはショップブログ


フロントはトレックさんちの汎用のベルトでOK👌

リアはと言いますと…

旧型TTRユーザーには「当たり前」だった

サイドカバーの取手ホールが新型には無い❗️😭

コレではイカン💦

と言う事で新型TTRがリリースされて程なくして同トレックフィールドさんちから

新型TTR用のリアシートベルト

がリリースされております💁

新型TTR向けリアシートベルト

最初から丁度よいサイズにカットしてくれており、完全ポン付け出来るので悩む必要が皆無👍

テールカウルの脇を掴みたくもなりますが、状況やリアカウルのダメージ次第では「バキッ」と逝きかねないので…

備えあれば憂いなし!

なパーツです(こればかりはライダーレベルは関係ないですからね)



以上4点を触ってあげると、よりTTRが身近なバイクに変わります☺️

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