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2021年を振り返る

今年の自分をいろいろ整理しながら振り返ってみようと思います。
そしてこれからの展望(野望?)も含めて。

他の媒体だと長々とした文章を掲載できないので始めてみました。noteの方もよろしくお願いします。


山に関しては、昨年同様に不完全燃焼な1年でした。学生としての貴重な時間を捨てざるを得ない状況から来る焦りに日々つきまとわれていたように思います。

その一方で、昨年から続く紋別岳の登山道整備に参加したり、「支笏洞爺国立公園」を日常的に意識するようになったりと、地元の自然の魅力を再発見することがたくさんできた年でもあります。

去年の夏に部活をやめてから、いかに自分の登山観が画一的なものだったかと感じることがたくさんあります。人の数だけ存在する自然の楽しみ方を、どうやって持続可能な形で繋げていくか、最近はよく考えます。
難易度や新規性を求めることに対して一見停滞しているように感じる今の登山のあり方を、新時代に沿ったものへ変えていくヒントになりそうな気がしています。
自然を征服し利用する近代的な自然の見方から、昔の里山のように自然のサイクルの一部として人間がいるというような一周回って新しい自然への向き合い方に変わる分岐点が今なのでしょう。脱炭素のような大きな文脈で考えても、世の中全ての自然に対するアプローチをまるごと変えていかなければならない待ったなしの局面なのだし。

そうは言っても、身近な自然の価値を知りつつもそれだけで満足できるほど老成していない自分がいるのも正直なところで、来年以降はこれまで温めてきた遠征の計画を少しずつ実行に移していきます。今後どんな仕事をしていても山はライフワークであり続けるので、焦らず楽しんでいこうと思います。

新しい出会いと地域


思うように出歩けない1年でしたが、オンラインで各地の同年代の方々と繋がる機会をたくさん持てたことは今年の財産です。これがなければ本当に殺風景な1年だったので、心から感謝しています。
後から振り返ったときに再び動き始めるときの準備期間だったと胸を張って語れるような出会いをたくさん持つことができました。
ちなみにzoomを通した1on1(1対1で話すこと)は今年1年で53回でした。手帳に書き忘れてたり複数だったりを含めるともっとたくさん。
自分は本来人が好きなんだと思います。

地域の活動を通して生まれる繋がりも自分にとって貴重な財産になりつつあります。もともと地域に興味があるので活動そのものが楽しくて参加しているのですが、人の数だけ人生の正しさや喜びがあることを大学生のうちから実感できていることが何よりの学びだと思っています。
その一方で、同世代や年下の層を思うように巻き込めていないのも現状です。どこまで自分が関われるかは分からないですが、思いはあるけど一歩を踏み出せない人の手を引っ張る役割を担っていきたいと思います。少しづつ良い流れができているので、さらに大きな奔流にしていきましょう!



大学


大学では、今後何に力を入れていくかの方向づけが決まった1年でした。
医療という、かつて一度諦めざるを得なかった分野に違うアプローチから取り組めることには縁を感じています。
学ばなければならないことがたくさんあって1週間が30日くらいほしい状況なのですが、院進すると決めた分、周りが就活している時間を勉強に充てているので今の環境に感謝しながら貪欲に。チャンスが目の前に来たらいつでもものに出来るように今は焦らず土台作りです。
今後も志と視座を高く、日々の泥臭い積み重ねを欠かさずに研鑽の日々を続けます。


さいごに


心から素晴らしいと思える人や出来事に出会えたとき、苦しみや迷いに満ちた過去は全て肯定されると思います。
19歳のときに浪人して心を壊して夢も希望もなく逃げ帰るように戻ってきた地元。山並みや風の匂いは全く変わらないですが、人やまちへの解像度は確実に上がっていて当時からすると思いもよらないほど自分が良い方向に成長しているのを感じています。
自分が関わる分野ごとにそんな化学反応を求めながら不確実な過程を楽しみつつアジャイルに自分が選んだ道を正解に変えていきたい。

「一芸一事に達するものはたとえ山中に隠るるとも大いにその国の福分を益す ~南方熊楠~」

今年1年ありがとうございました。
来年も引き続きよろしくお願いします。
そして良いお年をお迎えください。

まだ見ぬ景色と人に想いを馳せて

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