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伝わる工芸、今のカタチ

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日本の工芸品、民芸品、伝統工芸品を身近に。 「今」使える素敵なプロダクトをご紹介。
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#伝統工芸

さらりとしたメタルと冬ごもり|KANAYA

もうすぐ年末。冬ごもりの時期がやってきます。 家でのゆったりごほうびタイムにぴったりなサイドテーブルをご紹介。 KANAYA富山県の伝統工芸品「高岡銅器」の金属鋳造技術を用い、現代のライフスタイルにマッチした製品を制作するブランド。 今を活躍するデザイナーと共同開発することで、金属の可能性を広げている。 今回は、KANAYA Interior Styleの中から、デザイナー紺野 弘通さんが手がけるサイドテーブルをご紹介! 紺野 弘通(Konno Hiromichi)

カラフルポップなハサミヤキ|aiyu

みなさん、「ハサミヤキ」って聞いたことありますか? 私は全然知らなくて、「ハサミヤキ…鋏焼き?挾み焼き?」「はさんで作るの?」「✂️?」とちんぷんかんぷんな想像をしてました。 (はさんで作るのは釉薬を掛ける際に確かに行う場合もありますが…) 正しくは、長崎県のほぼ中央、波佐見町で日々作られる伝統工芸品こそが「波佐見焼(はさみやき)」。 昔ながらの波佐見焼は、透けるような白磁に青い呉須(ごす)で絵付けされた染付が特徴の繊細な陶磁器。ところが最近、モダンでかわいらしい製品が次

スマートで粋な曲げわっぱ|栗久

みなさん一度は憧れたりしませんでしたか?「曲げわっぱ」。 そう、テレビやSNSに載っている素敵なお弁当の写真に憧れはするものの、いざ自分で所持するにはなんだか敷居が高い…と感じてしまったり。 ところが、最近の曲げわっぱは意外とお手入れが簡単になっており、忙しい皆さんでも使いやすいよう改良されているんです。また、お弁当箱だけじゃなく、カップやお椀などさまざまな製品が次々に発売されています。 今回は、スマートな見た目の曲げわっぱを制作する工房、「栗久(くりきゅう)」さんをご紹介

一生モノのコーヒーポット|玉川堂 燕鎚起銅器

普段コーヒーはドリップ派でしょうか?それともインスタント? 今回は美味しいコーヒーを入れるサポートをしてくれる道具、「銅製コーヒーポット」をご紹介したいと思います。 ドリップ派のあなたは、機能性と美しさに釘づけになること間違いなし! 普段インスタント派のあなたも、ドリップ派にチェンジしてしまうかも? 雪国 新潟県。そのほぼ中央に位置する燕市には「燕鎚起銅器(つばめついきどうき)」という240年続く伝統工芸品があります。 燕鎚起銅器は一枚の銅板を職人が「鎚(つち)」で何度