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心理パターン

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FXや投資に役立つ心理パターンの厳選50
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#為替

心理的リアクタンス

他人の説得は 決して不自由じゃない選択の自由が脅かされると、自由を回復したいと考え反発する事です。 誰でも自由に選びたいので、人の説得で自由が無くなると考えてしまうのは勿体無いですよね。 客観性も重要心理的リアクタンスを投資に取り組むことは、相場を読み解くことが必要になります。 例えば、根拠もなくエントリーを繰り返すことは、客観性の乏しい自分本位の売り買いとなってしまうケースがあります。 ですからFXなどの投資において心理リアクタンスを活用するためには、売る買うの意思

返報性

善意で返したい受けた好意に報いたい 他人から受けた好意は、お返ししたくなる傾向が強いという事です。 受けた好意は返したくなりますが、本当の好意に対してだけでなく、詐欺に使われるような悪意にも返したいという気持ちが働くため、善意の気持ちに善意で報える関係で人に喜ばれたいですね。 倫理的な問題返報性は過剰な場合、倫理的に問題が生じることがあります。「あの時、あれだけしてあげたんだから、見返りをよこせ」などの要求は完全に脅迫であり、犯罪です。 また、何かしらの体験利用などで

ハロー効果

目立つ特徴のみの判断はNG 少ない材料で判断 価値の判断を、目立つ特徴のみによって決めてしまう事です。 判断材料が少ないと、誤った結果になる可能性が高くなるため、多くの材料から判断したいですね。 ハロー効果は、心理学者エドワード・ソーンダイクが書いた論文「A Constant Error in Psychological Ratings」(1920年)で認識されるようになりました。「ハロー」とは聖人の頭上に描かれる光輪のことです。 代表的な例SNSの宣伝 SNSで

自己奉仕バイアス

結果だけでなく 過程も大切失敗の原因は人のせい? 人は皆、成功の原因は自分と思い、失敗の原因は他者や環境など自分のコントロール下ではないと考える事です。 結果ではなく、それまでの過程をしっかりと評価することを大切にしましょう。 曖昧な情報を都合の良いように解釈しようとする傾向として現れます。 例えば、自動車を運転する人の多くは、自分が平均以上にうまい運転をすると思っている傾向があります。 なぜ起こるの?① 動機から説明するので、自尊心を保つために、自身を心地よくする

サンクコスト

損失回避のために 過去を振り払うべし将来を見誤る 人は、過去の投資の大きさによって、将来の投資を見誤る傾向がある事です。 大小に関わらず、将来の利益や損失回避に繋がる場合は過去の投資を振り払い見誤らないようにしたいですね。 事例サンクコスト効果によって合理的に決定ができなくなっている例は、意外に身の回りであふれています。 事例①: 期待値以下のモノを購入した場合 ネットの情報などをもとに、便利なツールを購入したとします。 ところが、期待していたほどのモノではなかっ