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ITMA2019開催 in Barcelona

ITMAとは4年に一度開かれる繊維産業の最新機器を紹介する展示会である。今年はバルセロナで開催され、ホームページによると147か国12万人の来場者が見込まれ、45カ国1,700以上の出展者で構成されているとのこと。日本の企業も島精機やJUKIのインタビューがITMAのYoutubuで紹介されている。

<The ITMA Sustainable Innovation Award>
Winner:Candiani SpA
Nominated by: Lenzing AG
Innovation: Candiani Re-Gen: Creating Circular Denim

https://www.candianidenim.it/

イタリアのCandianiデニムがイノベーションアワードで表彰された。

動画によると、今まで1本のジーンズに水が3000リットル使用されていたが、技術によって75%の水と65%の薬品の節約を実現。素材は再生繊維テンセルTM×REFIBRA 50% リサイクルコットン50%、ストレッチ素材にはリサイクルポリウレタンである旭化成のロイカを使用している。染色方法はKITOTEXを採用し、工程で必要なエネルギーを30%、水を50%、化学薬品を70%削減したとのこと。

テンセルTM×REFIBRAテクノロジー:リフィブラ・リヨセルはレンチング社の再生繊維である。持続可能な方法で管理された森林から調達した木材原料と綿の廃棄スクラップをアップサイクルし、パルプに戻して繊維を再生させる。加工する際に使用する溶剤は99.7%回収され、それを何度も再利用することが可能。コットン素材の製造過程に比べて水の使用量を95%も削減し、大気や土壌や水を汚染しない循環型の生産方式で生産している。

参考までにのITMAのYoutubuにて紹介された企業を何社かリンク掲載します。




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