2018年12月

 1日は佐藤あんこ君の近年のDIG活動の集大成であるWebディスクガイド「後追いGiRLPOP」公開記念として行われたDJイベント「後追いGiRLPOP in your room」を聴きに行った。出演はあんこ君のほかボラを愛する男、タナカアスカの三名。なかなか括りが難しい辺りの音楽に精通した方々ではあるが、三者とも着眼点がバラバラで、かける曲にもそれぞれの人となりが表れていて面白かった。もし僕が同じものを聴いていても別の曲をピックアップするだろうと想像できるが、まず各々自分のフィルターに通している音の量がハンパないので、そこからこれらを選んだ事自体が物凄いなと感じさせる。曲をかけながらのトークも情報の塊でクラクラした。(かかっていた曲とトーク概要はこちら。)

 11月末で閉店したはずのジャニス。もう一度100円で閉店セールやろうかな?的なツイートの後、8日と9日の2日間のみ限定復活セールが決定。しかも今回は枚数制限なしで土日開催だ。これは荒れる…悔しいが僕は初日に予定が入っており2日目のみの参加となった。
 先月の日記に書いた工程を確実に実行する。いやもしものことがあってはいけない。少し早めに出て整理番号9番をゲット。腹ごなしをする気にもならず秋葉原のゲーセンまで歩いて時間を潰す。戻ってきても開店前だったので神保町ユニオンを覗く(シールもの3点購入)。開店直前に喉が渇いてる気がして近くの自販機でジュースを買っていると開店のアナウンスが。しまった…
 店内は半分のスペースに縮小しての開催のため、これまでよりゴッタ返している。棚の区分けが変わっているのに加え中央に並べられた机の上の段ボール群は在庫から開けたまま未整理の並びだ。全員が確実にそこを見る。机の下には未開封の段ボールがあり気の急いた客がガンガン開けていく。店員さんがこれに気づいて(混乱による転倒などの危険を察知して)、我々が補充するまで開けないで下さいと注意が入る。実はその僅かな間に机の下を攻略出来ていたので心置きなく残りを見て回ることが出来た。
 いやしかしながらこの期に及んで全く売れ残り感のないラインナップ。最初のセールで見たら買ってたようなものもちらほら。枚数制限無しのためすぐにカゴをいっぱいにしてレジへ預けおかわりをする人が続出。そのせいもあってカゴの追加が出来なかった。小さなカゴにギリギリまで積んでこれ以上持って歩いたら落ちるところまで行ったので、ギブアップ。

 ジャニスの閉店セールで買ったのは115枚になるかな。聴ききるまでにどれくらいかかるか見当もつかない。満たされている…


 冬コミで頒布するコンピレーションアルバムのお話を頂いたのでその曲作りをしていたらあっという間に12月が終わった。仕事も繁忙真っ最中だった(現在も継続中)ので尚更。
 サークル『地獄でなぜサグい』は毎回何らかのテーマのもと参加者各自がフィーレコ&サンプリングして曲を作り、出来た曲とフィーレコ音源をコンパイルして頒布している。もともと前身サークル時代からのファンで、自主的にお題チャレンジして曲を作ったこともあったので参加できてとても嬉しかった。
 今回のテーマは「サグ」ということで、各々サグい音を収集して曲を作るという。そう聞いたときにサバス3rdの冒頭のアレが浮かんだので龍角散をスニる音を録った。ついでにクラック龍角散を作る音も取った(クラックはすぐに洗い流した)。でもこの短絡的な発想では絶対誰かと被ると思って、原義のタギーに遡ってスカーフで空を絞める音も録った。
 曲はどうしよう、サグいというとドリルか。でもこういう慣れてないので下手に背伸びして半端な曲を出してしまうのはよくない気がして、いつも通り自分の作りやすい、なんとも言えないインスト曲を出した。(案としてはパンクやドゥーム路線の曲もあったが、歌を考えているときに舌が痺れ始め、一週間くらい呂律が回らなくなったため断念した。)頒布前日にクロスフェードを聴いたら想像以上にサグい曲が多くて驚いた。でも自分的にベスト案を出したのでOK。

 アルバムは以下から聴くことができます。僕は11曲目「MLKi W4NE」で参加しています。ちなみにダウンロード(無料)すると各々の用意したサグい音サンプルがついてきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?