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EAでFIREをするためには資金がいくらあればよいのか?をシミュレーションしたらどうなるのか?を解説💡

こんにちは、まると申します。

今回のnote記事ではいくらくらいの資金があればEAでFIRE(リタイヤ)生活ができるのかをシミュレーションベースではありますが算出しましたのでまとめてまいりました。

Fireに必要な資金の計算の仕方や、運用の考え方について参考になりましたらうれしく思います。


1)始めに

EAで運用をしている人であれば「資金がいくらくらいあればFIRE(リタイヤ)できるのかな」と考えたりすることは誰もが一度はあるのではないかと思います。
(考えたことがない人もいるかもしれませんが 笑)

そこで今回の記事では、いくらくらいの資金があればFIREができるのかをシミュレーションをベースに算出してみました。

あくまで簡単なシミュレーションではありますが、EAでの運用をするということがどんなことなのか、どのくらいの資金で、どのくらいのリターンを得るのが妥当なのか、など参考になる部分があるのではないかと思いますので、ぜひ最後までご参照くださりますとうれしく思います。

2)EAでFIREをする金額を算出する3つのステップを解説

まず最初に、「EAでFIREするための資金を算出するためのステップ」を以下の通り見てまいりたいと思います。基本的には以下の3つのステップで考えていくことが必要かと思います。

①毎月の必要な金額を設定する
②使用するEAのスペックを調べる
③月の利益を確保する元本の計算する

ここからは一つずつ内容を見てまいりたいと思います。

①毎月の必要な金額を設定する

まずはFIREをする際の前提条件となります、「毎月の必要金額」を設定しましょう。

ご自身の生活費やライフプランを実行していく上で、「毎月必要な生活費」+「目的のある積み立て金額」を算出しましょう。

※今回は独身の1人暮らしの方で、東京都内でも余裕のある生活として月30万程と設定をしてみたいと思います(価値観は人それぞれなので、多いと感じる人もいれば、少ないと感じる人もいるかもしれませんが、シミュレーションをする上での数字としてみてくださいね)。

②使用するEAのスペックを調べる

次に、①で設定した金額を目標リターンとして運用をするEAを選定していきます(今回は私も実際に運用に使用して、配布もしているPure EuroとPure AUDCADを使ってシミュレーションをしてみます)。

EAのスペックを調べる際に、バックテストを用いることはありますが、バックテストのデータだけで運用をすることは避ける必要があります。というのも、バックテスト事態がカーブフィッティングされているケースもありますし、実際に稼働をしたら全然違う挙動を示したりすることや、最大DD(ドローダウン)を簡単に更新をしてしまうものも存在しているからです。

なので、バックテストを見るのはよいですが、フォワードテストでの結果も必ずチェックしてみましょう。

その際に見るべきポイントは細かく見たらいくつもありますが、最も重要なポイントとしては2つ、どれくらいのリターンを出しているか(月ベース、年ベース)というポイントと、DDの数字やDDの発生する頻度になります。

③月の利益を確保する元本の計算

使用するEAを選定し、そのリターンやDDの数字を確認しましたら、それらの数字を用いて、どれくらいの資金での稼働をすればよいのかを算出しましょう。

その際、毎月に必要な資金分の確保をするとともに、EAは破綻をしてしまう可能性がありますので、DDの発生頻度からどれくらいの期間でその資金分を別途確保したらよいかの算出をしておきましょう。

(年に1回のDDの可能性がある場合、100%の運用原資を12か月間で積み立てる必要があります。なので、その分を毎月利益から控除して確保しておくことを実践することとします、細かくは次のシミュレーションで数字を出しながら計算してまいりたいと思います)。

また、EAは稼働をする際に、初月で資金を全損してしまう可能性もあり得ますので、その際に再度運用をを再開することができるように資金を別途確保しておく必要があるので、その資金を別途算出しておきます(稼働資金を単純に2倍として計算)。

※さらに、FIRE初月はEAの運用利益を使うのではなく、初月分の生活コストも確保しておきましょう。

上記のステップを経て、必要資金額の算出をしましょう。

※実際は税金の考慮も必要なので、ここで算出をした数字よりももう少し資金が必要になるはずですが、税金を計算し始めると複雑になりすぎるので、今回の記事では概算としてここまでのステップをシミュレーションし、FIREに必要な資金額を算出したいと思います。

3)FIREに必要な資金をシミュレーションで実際に算出してみましょう

ここまでの3つのステップを用いてFIREに必要な資金金額をシミュレーションしてみたいと思います(月に30万のお金を確保したい場合)。

①使用EAに「Pure AUDCAD」を選定してシミュレーション

まず一つのシミュレーションとしては、私も実資金の運用に使用している「Pure AUDCAD」を用いて計算してみたいと思います。

こちらのEAはフォワードデータ(ここ半年間)では月に約10%ほどのリターンを出す実績が出ています(バックテストではフォワード開始前の3年間も同等の数字が出ています)。そのため、資金100万円あれば月10万程の利益が得られると想定が可能となります。

DD(推奨証拠金以上の含み損の発生、つまり口座破綻)はバックテスト上も推奨証拠金であれば3年半ほどは起きていません。

とはいえDDが今後もずっと起きないということはあり得ませんので、今回のシミュレーションでは「3年に1度DDが起きて資金が飛ぶ」と想定してみたいと思います。

そうしますと、3年間でEAの稼働資金分の原資を積み立てる必要がありますのでEA稼働資金を100%とし、「100%÷36カ月≒3%」と計算すると、月に利益から原資に対して3%ほどの資金を別途プールすることを想定します。これによってDDが来た際のリカバーが可能となります。

次に、毎月の30万円を確保するためには、運用利益が10%とした場合、「10%-3%=7%」となり、「430万×7%≒30万」と計算することができるため、「430万」の資金があれば毎月の必要資金の確保が可能と計算することができます。

この際、EA稼働の初月で資金が飛んでしまう可能性もゼロではないため、倍額の資金を持っておくことを想定すると860万円となります。

さらに、この金額に1か月目の生活費の確保を考慮すると860万+30万で
890万円あればEAでのFIREがシミュレーション上は可能ということになります(実際は税金もあるためもう少し資金が必要にはなりますが)。

※私が使っているEA(Pure AUDCAD)の詳細はこちらのページで記載していますので、もしよろしければ下記リンクをクリックの上ご参照ください。
月利10~15%の実績ある無料配布EA「Pure AUDCAD」の概要・デモ口座・使い方について解説します(通貨ペア:AUDCAD)

②使用EAに「Pure Euro」を選定してシミュレーション

次に、もう一つのシミュレーションとしては、私も実資金の運用に使用している「Pure Euro」を用いて計算してみたいと思います。

Pure EUROは直近1年間のフォワードデータでは月に20%以上ほどのリターンを出す実績が出ています(公開はしておりませんが、フォワード運用開始前の1年間は私の個人口座での稼働でも同様の結果が出ています)。そのため、資金100万円あれば月に約20万程の利益が得られると想定が可能となります。

重要なDDとしましては直近のフォワード結果からですと1年間で1度DD(ロスカット)が発生していますので、年に1度DDが起きて資金が飛ぶと想定したシミュレーションを行います。

その場合、EA稼働資金を100%とし、「100%÷12カ月≒8.3%」と計算すると、月に利益から原資に対して8.3%ほどの資金を別途プールすることを想定します。これによってDDが来た際のリカバーが可能となります。

30万円を月に確保するためには、「20.0%-8.3%≒11%(計算しやすくするため小数点以下を切り捨て)」となるため、「270万×11%≒30万」と計算し
270万程の資金があれば、毎月の必要資金の確保が可能と計算することができます。

この際、EA稼働の初月で資金が飛んでしまう可能性もゼロではないため、倍額の資金を持っておくことを想定すると540万円となります。

さらに、この金額に1か月目の生活費の確保を考慮すると540万+30万で
570万円あればEAでのFIREがシミュレーション上は可能ということになります(実際は税金もあるためもう少し資金が必要にはなりますが)。

※私が使っているEA(Pure Euro)の詳細はこちらのページで記載していますので、もしよろしければ下記リンクをクリックの上ご参照ください。
月利10~30%の実績ある無料配布EA「Pure Euro」の概要・デモ口座・使い方について解説します(通貨ペア:EURUSD)

4)このシミュレーションでの注意点

こうやって数字の計算をしてみると、一般的にFIREをするために必要な資産額とは比較にならないほど小さな資金でのFIREが可能となりますので、強い可能性を感じることができるのではないでしょうか ^ ^

しかしながら、リターンが大きいということはリスクも決して小さくはありません。

これまでのデータが示す数字だけをもとに算出をしておりますが、相場のリスクは常に想定外なことが起きることを想定しておく必要があります。例えば、急な出来事でEAの対応できない相場を迎えることもあり得ます。

上記のシミュレーションは最小限の資金の考え方なので、これ以上の資金があればあるだけ安全さが増すことになります。なので、そうなった場合の対応策・保険みたいなものは常に頭に置いておくことはしましょう。

EA運用のリスクを減らす手段

EAの運用に関して言えば、複数のEAを使用してリスクを分散する(優位性のあるEAのみを選択することは必須)、同一のEAでも通貨ペアを分散する(DDの起きやすい通貨ペアは選択すべきではありませんが)等をすることによって、リスクを減らすことは可能になるはずです。

資金量に対してのロット数を落とすことでもリスクを減らすことにはつながりますが、相場次第では必ずしもDDが回避できるわけではありませんので、資金計算をしながら考える必要があります。
(フラッシュクラッシュなどで全資金を飛ばすリスクは常にあり得ますので)

EA運用以外のリスクを減らす手段

また、今回の私の記事を見て、十分な資金があるからと、いきなりEA運用だけで本当にFIREしてしまう方、もしくはいきなりEAで専業になってしまう方はいないとは思いますが、以下のような形で別の収入源を確保しておくことをおすすめいたします。

例えばEAでの運用をすること以外にも、不動産投資収入や、株式の配当収入の確保をしたり、副業をしてみたり(アフィリエイトやセドリなどの物販、youtubeのチャンネル運営等)、フルタイムじゃなくても、趣味程度に働ける仕事を作る・確保しておくことなどをして、EA以外での収入源を確保しておくことが理想的ですね。

さらに、実際にEAを動かしてみると、リターンが上がる喜びも感じるとともに、含み損が出たときや負けが続いたとき(単ポジEAの場合)に自分自身がどう感じるのかなども感じておくと実際に行動をする際の参考になるかと思いますので、まずは少額で運用をしてみて、様子を見ながらご自身のポートフォリオを組み(複数のEAを稼働させてリターンを安定させる組み合わせを作ること)、毎月のリターンを安定させた延長線上にFIREがあると思えば一歩ずつ歩を進めていくことができるのではないかと思いました(まぁ、いきなりFIREする人もいないでしょうけど 笑)。

またEAの理想的な使い方としては、毎月の利益を高配当株や高配当投資信託に入れたり、不動産投資の原資にしたり、安定資産への積み立ての原資にす
といったような形で活用するのが理想かと思います(生活費はやはりお仕事やビジネスで稼ぎつつというのが精神衛生上もよいように思います)。

EAは自動で稼働してくれて、ご自身の時間を使う必要がありませんものなので、あくまで一つの収入源を作る方法として使いこなすというのが
理想的なのではないかと思います。

私も本業をこなしながらEAでの運用をしつつ、配布もしてIB収入も少額ながらいただいていますので ^ ^

5)最後に

私自身もEAを稼働し始めたころはまだDDなどを経験していませんでしたので、「これだけでFIREできるじゃん!?」って息巻いてた時期もありましたが、何度もDDを経験して、少しずつ成熟した考え方になってきて、この記事を書くに至りました。

FXやEAは可能性は無限大とは思いますが、一方でリスクも内在しているものですので、きちんと資金管理やリスク管理を行いつつ、収入を得ていく手段として活用する、というのが理想的な取扱い方だと思っています。

いろんなEAがあふれていますので、ご自身に合うものを選んで、少額で稼働してみて、様子を見ながら額を増やしたり、EAを増やしたりしつつEA運用と付き合っていただけたらと思います ^ ^

※私が使っているEA(Pure AUDCAD)の詳細はこちらのページで記載していますので、もしよろしければ下記リンクをクリックの上ご参照ください。
月利10~15%の実績ある無料配布EA「Pure AUDCAD」の概要・デモ口座・使い方について解説します(通貨ペア:AUDCAD)

※私が使っているEA(Pure Euro)の詳細はこちらのページで記載していますので、もしよろしければ下記リンクをクリックの上ご参照ください。
月利10~30%の実績ある無料配布EA「Pure Euro」の概要・デモ口座・使い方について解説します(通貨ペア:EURUSD)

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