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高勝率!チャートパターン・フォーメーション分析

チャートパターン・フォーメーション分析はテクニカル分析の解釈において重要な役割を果たしています。チャートパターン・フォーメーション分析は細かなパラメーターの調整が不要で一般的なオシレーター、トレンド系指標よりも優れています。
この記事では代表的なチャートパターンをご紹介します。

1.上昇ペナント

上昇ペナントは三角保ち合いに分類されトレンドライン引く事で判断しやすく、トレンドの中段揉み合いの際によくみられるパターンです。
またデイトレ等の比較的短期足で出てくる事が多くなります。

2.下降ペナント

下降ペナントは、三角保ち合いに分類されトレンドライン引く事で判断しやすく、トレンドの中段揉み合いの際によくみられるパターンです。
下降トレンド中に安値を切り上げながら、高値を切り下げ、下落が継続を示唆します。
レートの下落は勢いが強い事も多く美しい下降ペナント形状になる事はあまり見られず形状が崩れている事も多く有ります。

3.アセンディングトライアングル

アセンディングトライアングルは、アセンディング(=上昇するという意味)の三角形で上昇トレンド中にできる安値更新、高値更新の三角保ち合いパターンです。
レジスタンス越えのブレイクでエントリーが王道のトレード方法です。
FX, 株式相場でも多く見られることが有り長期の時間軸でも出現しています。

4.ディセンディング・トライアングル

ディセンディング・トライアングルはディセンディング(=下降するという意味)の三角形で下降トレンド中にできる高値切り下げ、安値切り下げの三角保ち合いパターンです。
大相場に見られる事が多くブレグジット、スイスフランショック等のレートが突然急落する直前にも出ていたパターンです。

5.上昇ウェッジ

上昇ウェッジは、くさび型のパターンで上値と下値を切り下げていくチャートパターンです。レジスタンスラインとサポートラインの中でレートが推移し両方とも右下がりになる事が多いです。
基本はトレンド継続といわれていますがトレンド反転の際にも出てくることが有りますので上昇ウェッジの抜けた方向についていくというスタンスで見ていきます。

6.下降ウェッジ

下降ウェッジとはくさび型のパターンで上値と下値を切り上げていくチャートパターンです。レジスタンスラインとサポートラインの中でレートが推移し両方とも右上がりになる事が多いです。
基本はトレンド継続といわれていますがトレンド反転の際にも出てくることが有りますので下降ウェッジの抜けた方向についていくというスタンスで見ていきます。

7.上昇フラッグ

上昇フラッグとはフラッグ=「旗」が語源でチャートが旗に見られるチャートパターンです。
上昇フラッグは上昇トレンドの中段揉み合いの際に出現し、レートが上位移動平均線待ちの事が多いです。フラッグはトレンド継続を示唆するコンティニュエーションパターンに分類されます。

8.下降フラッグ

下降フラッグとはフラッグ=「旗」が語源でチャートが旗に見られるチャートパターンです。
下降フラッグは下降トレンドの中段揉み合いの際に出現し、レートが上位移動平均線待ちの事が多いです。フラッグはトレンド継続を示唆するコンティニュエーションパターンに分類されます。

9.ダブルトップ

ダブルトップは弱気の反転パターンで、上昇トレンドの転換点に見られます。2つの「トップ」で天井を形成する頂点です。5分、15分等の比較的短い時間足で見られることが多いです。

10.ダブルボトム

ダブルボトムは強気の反転パターンで、下降トレンドの反転の際に見られます。2つの「ボトム」で底を形成するします。5分、15分等の比較的短い時間足で見られることが多いです。

11.三尊天井 ヘッド&ショルダートップ

三尊天井とは、ヘッド&ショルダートップとも言われ中央の山が高い3つの頂点を作ります。上昇トレンド相場が反転し、下降していく際に見られます。短期足よりも中期、長期の
時間軸で4時間、日足で出現します。
最も高い山は1種のダマシである事が多くダマシのシグナルを利用したトレード方法が可能となる場面です。

12.逆三尊 ヘッド&ショルダーボトム

逆三尊とはヘッド&ショルダーボトムとも言われ中央の底が最も低くなる3つの底を作ります。下降トレンド相場が反転し、上昇していく際に見られます。短期足よりも中期、長期の時間軸で4時間、日足で出現します。
最も低い底は1種のダマシである事が多くダマシのシグナルを利用したトレード方法が可能となる場面です。

13.スパイクトップ

スパイクトップとはVトップとも呼ばれストップ狩りを狙うような急激な上昇ですぐに
レートが戻ってくる値動きの事です。デイトレの短期足で出現する事も多く、トレンド転換のシグナルとして利用する事ができます。またロンドン時間序盤、指標発表時も散見されるパターンです。上昇トレンドが一旦落ち着いて天井圏でレンジを形成した後に出てきた場合には売りシグナルとして利用する事ができます。

14.スパイクボトム

スパイクボトムとはVボトムとも呼ばれ下落トレンドの投げ売りを狙うような急激な下落後すぐにレートが戻ってくる値動きの事です。デイトレの短期足で出現する事も多く、トレンド転換のシグナルとして利用する事ができます。大相場でもよく見られるパターンでコロナショックの際にもスパイクを付け反転し上昇に転じました。
また、下落トレンドの終盤に底固いレンジが出来た際に一瞬下落した後に元のレンジへと戻ってくるパターンも買いシグナルとして利用する事ができます。
世界的有名トレーダーのラリー・ウイリアムズもこのパターンは買いシグナルという発言しています。


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