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効く! 水平線の引き方

FXのテクニカル分析で絶対に外す事は出来ない水平線をご紹介します。
水平線やラインを用いた分析は相場の高値、安値を視覚的に見やすくするだけでなく、チャートパターンを発見する事にも役立つツールです。
しかしながら、ラインの引き方がわからない方、そして具体的なトレードへの活用法を詳しく学びたい方も多いと思います。
そこでこの記事では、FXや他の様々なマーケットでも使える水平線の引き方を中心に水平線を使った逆張り手法までご説明します。
水平線には絶対的な正解はありませんが、相場参加者から意識されやすい水準にうまく引けるようになる事でトレードがさらに上達しますので、ぜひ参考にしてください。
目次

  1. 水平線とは

  2. 水平線のメリット

  3. 水平線のデメリット

  4. 水平線の引き方

  5. 水平線での逆張り手法

水平線とは

水平線はある価格水準で相場参加者に意識されるラインに引かれる線の事です。そのある価格水準が意識される理由には下記のような事が考えられます。
・何度も意識されるサポート&レジスタンス
・長期足レベルの高値、安値の水準
・目立つ高値、安値の水準
・120円などのラウンドナンバー
つまりこれらの水平線が引かれるラインは重要な価格水準であり、逆張りの目安になったり、利益確定の目標点となる傾向があります。

水平線のメリット

水平線には、3つのメリットがあります。

  • 高値安値を視覚的に見る事ができる

  • 相場の方向性を確認しやすい

  • レンジ内での取引に使える

水平線のメリットに、意識されている高値や安値を視覚的にみるという事があります。つまりダウ理論を軸に高値、安値を分析し環境認識する事で重要な価格水準をチャートに反映する事ができます。
また、ダウ理論の安値切り上げ、高値切り上げといった上昇トレンドを一目で認識する事ができるので目線を固定する事にもつながります。
反対にトレンドが無いようなレンジ相場でも水平線を用いて逆張り売買方針を立てる事も可能となりトレードの幅が広がります。

水平線のデメリット

水平線にもデメリットがあります。

  • ラインに正解がない

水平線の引き方には正解がないので、相場参加者に意識される水準にうまく水平線をひけるようになるまで時間がかかる可能性があります。
自分で水平線を引く、その水平線が意識されるという再現性を出せるようになるまで少しコツが必要です。

水平線の引き方

水平線はある一定の価格水準なので、ぴったり止まる、反発することはほとんどありません
また相場にはオーバーシュートという事が頻繁に起きるので線はざっくり大幅な目安として引く事が推奨されます。
つまり、線をブレイクした!からと言ってその方向についていくとオーバーシュート気味だっただけですぐに線付近に戻ってくるといった事もあります。
このような事も踏まえると水平線はヒゲの先端に引く事が良いと思います。
ヒゲの先端に引く事でオーバーシュート分も含めてダウ理論の高値安値、価格の分析をする事が可能です。
また上位足である4時間足、日足レベルで意識される水準に水平線をひく事や3点以上止められている水準に線を引く事で水平線が効きやすくなります。

水平線での逆張り手法

水平線を使った逆張り手法をご紹介します。
この手法では買いよりも売りで入る事を推奨します。
その理由は下落相場ではストップを狩るような大きなオーバーシュートが多々発生しますので上昇トレンド中の調整を取るという風にご理解ください。
1. 価格が上昇してきた相場でボラティリティが拡大する
2. 基準足で陰線を3本連続でつける
3. ダブル、右肩下がりのトリプルトップ
4. しっかりともみ合いしたことを確認する
5. 揉み合いのブレイク
6. 揉み合いのブレイクへの一回目の戻り試しでショートエントリー


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