様々なリスク
FXのリスク
FXは誰でも簡単に参入でき、少ない資金で大きな取引が可能なことから資産形成や収入源として始める方が増えています。金融商品ですから当然リスクはつきものですが、特にFXは高額の取引が可能なことからやり方によってはとてもハイリスクになり、そしてFXを始めるなら取引によるリスク以外にも気を付けなければならないことが多々あります。FXについてリスクの面をよく知っておくことは、資金を守るためにとても大事なことです。
取引リスク
取引によるリスクは皆さん知っての通りですが、FXは儲けることもできれば、反対に損をすることもあります。FXの大きな特徴のひとつにレバレッジがありますが、少ない資金で大きな取引ができる反面、損失を出した時の額も多くなります。レバレッジのかけ方を間違えると資金が溶けるのも一瞬です。適切な資金管理をしないでFXで勝つことは不可能と言えるでしょう。そしてFXトレードでは他にも様々なリスクがあり、自分が出した注文の価格と実際に約定された価格に差が出るスリッページや、通貨ペアの金利差に支払われるスワップがマイナスになるいわゆるマイナススワップは割と高頻度で起こるリスクです。スリッページは値動きが激しい時や休場明けなどで起こりやすく、マイナススワップは高金利通貨で低金利通貨を買った時、またはその逆で起こります。FXでは思っていた価格とは違う不利な価格で取引してしまったり、マイナススワップによって口座資金が引かれたりすることもあるのです。
業者によるリスク
取引でのリスクだけでなく、FXでは業者の口座にお金を置いていること自体がそもそもリスクであると考えておいた方が良いです。業者による出金拒否や倒産は過去度々ニュースになっています。信託保全が義務付けられていることから倒産しても資金は返ってくるとされていますが、しっかりとした運営がされていない業者はその限りではありません。また、使っているサーバーの不具合などで復旧まで取引ツールが使用できない状態になることも稀にあります(業者によっては頻繁なことも)。ポジションを持っている時にそうなると決済ができず、運が悪ければ大きな損失につながります。
取引コスト
リスクではありませんが、FXで取引する際にはいくつかコストがかかります。毎回のトレードでスプレッドが取引手数料として引かれていますし、出金や入金の手数料、自動売買システムを利用していればレンタルサーバー代などもかかります。スプレッドは海外と国内の業者に大きな差があり、毎回の取引にかかることから各業者の提示するスプレッドの幅は業者を選ぶ際の重要なポイントとなります。
まとめ
リスクを避けるには適切な資金管理の他、信頼できる業者を選んで取引することが大切です。その上で国内や海外の業者、口座の種類やサービス、出入金時利用できるカード会社や銀行などを見て自分に合うFX業者を見つけられると、日々のトレードもより快適にできるようになります。大事な資金を守るため、資金管理に加えトータルでリスク管理していきましょう。
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