【FX初心者必見】FX界隈で耳にする「アノマリー」とは?
FX取引における「アノマリー」とは?
レシンソン
「あれだろ?土地を売買しながらやるスゴロクみたいなやつ・・」
エフ・X
「それはモ〇ポリーね」
レシンソン
「あ~~べ~~ま~~♪」
エフ・X
「それはアヴェマリアね。いくらなんでも遠すぎるよ。いい加減にして」
レシンソン
「ごめんて。アノマリーな?確かに耳にすることあるわ、自動売買でもアノマリーロジックとかあった気がする、意味はよくわからん、教えてけれ」
エフ・X
「まず基本的な話をすると、FX市場というものは数多くの要因によって影響を受け、常に変動しているってことはわかるよね?」
レシンソン
「そんくらいはわかる!」
エフ・X
「でも、ときどきFX市場には予測できない動きや特殊な現象が生じることがあるんだ。それをアノマリー(異常事態)と呼んでいるんだよ」
レシンソン
「はえ~」
エフ・X
「で、じゃあなぜアノマリーという言葉が定着したか・・それはトレーダーにとって利益を生み出すチャンスとなりうるタイミングだからなんだよ。ってことで今回はFXにおけるアノマリーについての解説、その種類や活用法について」
レシンソン
「よろ!」
・アノマリーはどんな時に発生する?
エフ・X
「冒頭でも解説したけど、アノマリー(異常事態)っていうくらいだから、どんなタイミングで発生すると思う?」
レシンソン
「え・・?あの・・アレだろ?あの・・言語化しにくい!」
エフ・X
「アノマリーは一般的なテクニカル分析や基本分析では説明できないような出来事だから、個別の通貨ペアや特定の時間帯、経済指標発表時などに起こることがあるんだ。つまりファンダメンタルズ要素が強いってことだよ」
レシンソン
「そう、そういうことが言いたかったんだよ」
エフ・X
「ホントかな・・で、そのアニマリーにも色々と種類があってね・・」
レシンソン
「ほう?」
・時間帯によるアニマリー
エフ・X
「まず、FX取引におけるアノマリーの代表例として挙げられるのがロンドンフィックス(ロンフィク、ロンドンフィキシングとも呼ばれます)といわれるものなんだ。よくロンフィクと略されるから以下ロンフィクでよろしく」
レシンソン
「ロンフィク?」
エフ・X
「ロンドン市場において、金の仲値を決定する時間のことなんだけど、他にも金融機関が顧客に対しての外貨取引のレートを決める時間など総称してそう呼ばれているんだ。ロンドン時間で16時(夏時間15時)、日本時間25時(夏時間24時)に行われるよ」
レシンソン
「はえ~・・・で・・それがFX取引と何の関係が?」
エフ・X
「レートが決められる時間帯だから、市場参加者の色々な思惑や予測が飛び交って英ポンドの値動きが激しくなるんだよね、それがアノマリーに繋がるってわけさ」
レシンソン
「なるほど・・でも毎日なら常にその時間帯に気を張ってなきゃいけないんじゃないか?」
エフ・X
「実はそうでもないんだよ、月末、期末、年末などに絞って注視すればいいんだよ」
レシンソン
「なんでぇ?」
エフ・X
「月末、期末、年末は、金融機関や投資家がポジションを調整する時期で、特に年末は企業やファンドの経済年度の締めくくりとして、ポジションを整理する動きが見られるんだ。それによって相場における取引量や需給のバランスが大きく変化して、価格の値動きが活発になるからだよ」
レシンソン
「なるほどねぇ」
エフ・X
「で、そのタイミングには一定方向に大きく値動きする傾向があるんだ、英ポンドだけじゃなく関連性の強いユーロ絡みの通貨ペアなんかもね」
レシンソン
「上昇、下落、どっちの傾向とかあんの?」
エフ・X
「それがわからないからアノマリーなんだよ。まぁ一度月末などにポンド円やポンドドルなど観察してみればどういうものかわかると思うよ」
レシンソン
「一種のバクチみたいなもんか・・予測と同じ方向に動けば儲けることができるってか・・」
・季節性のあるアノマリー
レシンソン
「季節性・・?」
エフ・X
「そう、特定の季節や月ごとに価格変動に規則性が見られる現象だよ。例えば、クリスマスや年末年始付近には相場の流動性が低下する傾向があるんだ」
レシンソン
「なんでクリスマスや年末年始にアノマリーが発生するんだ?そもそもクリスマスや元日ってほとんどの国は閉場してるだろ?」
エフ・X
「確かにそうだけど、その前後に休暇を取っている投資家なども少なくないからね」
レシンソン
「あ、そっか。でも低下するのもアノマリーっていえるのか?」
エフ・X
「大きく値動きすること、活発化することがアノマリーってわけじゃくて、普通の値動きから逸脱することがアノマリーだからね」
レシンソン
「あ、そっか」
エフ・X
「流動性が低下するってことはトレンド形成が鈍化する・・ってことは?」
レシンソン
「レンジ相場になりやすいから、そこを狙った戦略でエントリーしろってことか」
・経済指標によるアノマリー
エフ・X
「まぁこれはわかりやすいよね。経済指標の発表時に相場が一時的に乱高下する現象のことだよ」
レシンソン
「これさぁ、予測しようが無くね?」
エフ・X
「そんなことないよ、断定はできないけど過去のデータなどを収集すればある程度の予想がつくのがファンダメンタルズ分析だからね」
レシンソン
「うーん・・めんどくさい!!」
エフ・X
「だから別の記事で解説したじゃん」
レシンソン
「そうだっけ?今日の昼飯も覚えてない俺は覚えられると思うか?」
エフ・X
「・・・とにかく抑えておくべき経済指標はそんなに多くないから。アノマリーについて理解するいい機会だと思うよ」
━まとめ━
エフ・X
「FXでアノマリーを活用した取引は、一般的にはリスキーとされているから初心者にはまだ早い気もするけど、どういったものなのか理解してもらえればと思いまして」
レシンソン
「たしかにハイリスクハイリターンな気はするなあ、だが狂気の沙汰ほど面白いっ・・・・・・・・!」
エフ・X
「ア〇ギかな?ちなみにア〇ギはちゃんと理論に基づいたギャンブルしているからレシンソン君のような単細胞とは全く別物だよ」
レシンソン
「なんかとてつもなく失礼なこと言われてるような気がするが気のせいか」
エフ・X
「というところで今回はここまで!また次回!」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?