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『FXで勝つためには、どこかで勝負が必要』

今回のテーマは、「FXで勝つためには、どこかで勝負が必要」です。私の持論ではありますが、FXで生き残るためには、どこかの勝負所で大きな利益を上げる事が重要だと考えています。その「どこか」のために、マーケット分析の精度を上げ、トレードスキルを身に付けていくものだと考えます。


【FXは打ち出の小槌ではない】

FXでの億トレーダーは存在していて、何人かにお会いした事もあります。
しかし、FXで大損をした人も知っていますし、FXで損失を出したというネット記事が定期的に出るのも事実です。
私見ですが、日本のFXにおけるスペックは、個人投資家にかなり有利につくられている金融商品だと思っています。しかし、ほったらかして利益が出るような「打ち出の小槌」ではないと考えています。

現実的な話になりますが、直近400日の1日におけるドル円の変動平均は1.28円(1日の高値-安値_2024/10/4調べ)です。仮にドル円10万通貨(必要証拠金60万円)で、1日1回トレードをして、利益が出る確率は、平均で12.8万円となります。(損失確率も平均▲12.8万円)毎日連続で利益が出れば、大きな金額になりますが、そこまで上手くはいきません。利益を積み上げるテクニックはありますが、投資金60万円が1か月で何千万円・何億円になる事はないと考えます。また、逆に言えば投資金60万円が1か月で何千万円・何億円の損失になるという事もないのです。

しかし、1日12.8万円の可能性がありますのでで、マーケット分析やトレードスキルを上げる事で、月に数十万円・数百万円の利益を出す事は可能だと思います。

【「どこか」のために腕を磨く】

FXにおいては、短期間で「一攫千金」の可能性は低いと前述しましたが、数年に何度か訪れるチャンスに遭遇すれば、大きな利益を狙う事が可能だと考えます。しかし、いつ来るか誰にもわからないので、チャンスが来るまでは、コツコツとマーケット分析や、トレードテクニック(損失を抑える・利益を伸ばす)を磨いておく事が重要だと考えます。
「FXメッソッド」有料版では、損失のコントロール法・利益の伸ばし方などのトレード・アイディアをたくさん配信しております。

【「どこか」は数年に何回かくる】

大きな利益を得る状態とは、「中長期における大トレンド発生」の事です。この大トレンド発生に大きな利益を狙うためには3つの方法があります。
①     トレード回数を増やす
②     取引量を増やす
③     利幅を伸ばす

「トレード回数を増やす」ですが、トレンドが発生しても1本調子で上昇・下降となるわけではないので、トレンドに逆行するポジションは控える方が効率的だと考えます。
「取引量を増やす。」は、大きな利益を最大限狙える方法ではありますが、取引量が増えると逆行時、損失発生の金額も大きくなりますので、撤退イメージ(利食いの時も損失の時も)を常に準備しておく必要があります。
「利幅を伸ばす」ですが、決済せずに放置するのが一番難しいのですが、一旦大きな利幅が確保できれば、3つの内で一番リスクが低い方法だと思います。放置に自信のない方には、トレーリングストップ注文(利幅を自動的に引き上げてくれる決済の逆指値注文)も有効な手段です。

【大きな利益が出ると、トレードに好循環が生まれる】

日々は、コツコツと利益の積み上げを目標とするのですが、一旦大きな利益が出ると精神的にトレード時に余裕ができます。そして、損切りに対しても利益の範囲内と考えれば即決しやすくなります。そのため、大きな利益確保以降のトレードの勝率がUPし、トレード戦略にも幅がでるという好循環が生まれてきます。

【最後に】

日々リスク管理が重要と話していますが、やはり「どこか」で勝負をかける事がFXで勝ち残る秘訣かもしれません。勝負をかけるという事は、当然同等のリスクも発生します。いつ遭遇するかわからないチャンスを狙う事がFXの醍醐味ではないでしょうか。

今後も、FXの解説・分析をしながらトレードスキルをUPさせるために、トレード・アイディアを交えながら配信を続けていきますので宜しくお願いいたします。

執筆 FXエバンジェリスト 遠藤寿保
日々変動するマーケット情報はX(旧Twitter)で配信しています。
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