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『感覚トレードには限界がある。計画的トレードとは』

FXは「買う」「売り」の二通りしかないので、勝率は50%のはずですが、FX初心者の方から、「FXで何をやっても上手くいかない。どうしたら利益が出せるのでしょうか?」という事をよく聞きます。今回は、そういった方々のためのトレードの考え方に関して解説します。


【感覚トレード】

FXは、ゲーム感覚で買ったり・売ったりすることが簡単にできます。トレードは「運」に左右される比率も高いので、「運」が良ければ、利益を出す事も可能です。しかし、「幸運」が何時までも続くものではありません。「運」のみでのトレードはギャンブルとかわりません。感覚トレードには限界があると思います。

感覚のみでトレードをした場合、何故利益になったのか損失になったのかを分析することが出来ないため、同じミスを繰り返えす確率は高くなります。
勉強すればFXで必ず勝ち組になれるかは、別物ですが、失敗を次のトレードに生かすことが出来ないと、全てが50%の賭け事と同じになりますので、勝ち続けることは難しいと思います。
私は、何人もの勝ち組トレーダーと接する機会がありましたが、「運」のみでトレードしている人は誰もいませんでした。特に億トレーダーの方々は、自身のロジックをしっかりと身に着けていました。

【計画的なトレードとは】

FXの分析や手法は無数にありますが、ファンダメンタル分析やテクニカル分析を完全にマスターすることではありません。
私が考える計画的トレードとは、
①どこでエントリー(新規)するのか
└エントリーの理由
②どこでイグジット(決済)するのか
└イグジットの理由

分析の精度は様々だと思いますが、この2つをしっかりと考えてトレードすれば、失敗の原因がわかります。
例えば、

①エントリーの場合

米国が利上げをすると予測した→利上げをしなかった
米国CPIの発表が予想を上回ると見ていた→予想を下回った
移動平均線がゴールデンクロス→ダマシにあった
RSIが30%割れだった→20%までいてしまった
もう大底だと思い買いを入れた→更に下落した

エントリーに関しては、トレードの精度を上げるために分析スキルを上げればいいのです。

②イグジットの場合

すぐにマイナスになってしまい決済→もう少し持っていればプラスだった
すぐにプラスになり決済→もう少し持っていれば大きなプラスだった
マイナスを持ち続けた→大きな損失になった

イグジットに関しては、予めどれくらいで利喰うのか、どれくらいで損決済するか決めておけばいいのです。

【失敗トレードを成功トレードに】

できれば、トレード日記的なものを作り、上記の2項目を決めてトレードする事をおすすめします。上手く利益がでれば、成功体験として、この後同じような場面での自信につながりますし、失敗トレードは何が間違っていたのかを確認する事で、同じ失敗を繰り返さないよう注意することが出来ます。

【最後に】

FXトレードは、ストーリーを描きながらすることで、トレードスキルは格段に上達すると思いますし、よりFXが面白くなるものと考えます。

今後も、FXの解説・分析をしながらトレードスキルをUPさせるために、トレードアイディアを交えながら配信を続けていきますので宜しくお願いいたします。

執筆 FXエバンジェリスト 遠藤寿保
日々変動するマーケット情報はX(旧Twitter)で配信しています。
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