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『情報発信者の偏り、「買い屋」vs.「売り屋」』~情報の見方~

為替の情報発信者には、「買い屋」と「売り屋」という分類があります。メディアに多数出演されている方・経済書籍を出版されている方・外資・本邦金融出身者のレポート執筆者などにも配信内容の癖(偏り)があります。配信情報やレポートや書籍など、そういった癖(偏り)を考えると、マーケット予測の精度が高まると思います。


【「買い屋」vs.「売り屋」】

為替のアナリスト(情報発信者)の方々は、相場を常に当てようとして解説するのがお仕事になりますが、上昇相場が好きな「買い屋」と、下落相場が好きな「売り屋」に分かれると思っています。

「買い屋」の方々は、上昇相場になると、レポートの文章も踊るようにテンポが良くなり、発言も活き活きして饒舌になりがちです。しかし、下落相場になると、相場を当てなくてはならないので、不本意は解説となるため、歯切れの悪いしゃべりや文章になりがちです。

当然、分析や経験を経て、そうなったと考えています(考えたいです。)ので、そういう個性があっていいと思っています。

読み手としては、配信者が「買い屋」か「売り屋」かを見極め、不本意な解説を見抜くことが重要だと思います。個人的経験則ですが、「買い屋」の方が「下がる」と解説した時は、高確率で下がると思っています。

【情報の選択は自由】

今の時代、情報は氾濫しています。有料・無料・SNS・blog・YouTube等、様々な媒体を通して情報が発信されますので、取捨選択の時代と言っていいでしょう。
どの情報が良くて、どの情報が悪いというつもりはありません。自身が気に入ったものを選択するのが良いと思います。読んでいて疑問や違和感を覚える情報は排除して構わないと思っています。

注意する点としては、情報を最終的に、数点に絞り、一定期間読み続けてほしいです。一定期間読み続ける理由としては、前段で解説したように配信者の変化を見極める事が出来るからです。私も配信する側の人間ですが、全ての配信が満足できるものではなく、「今回は内容が薄かった」「今回は是非知ってほしい」など、全てを同じクオリティーで配信するのは不可能です。複数回見る事で、総合的な精度が分かっていただけると考えます。

【私が配信で気をつけている事】

かれこれ、情報配信というお仕事を20年くらい行っていますが、
①中立に考える→方向性に過信しない
②ロジカルな配信→理論建てた配信

常に上げ方向・下げ方向を両方考える。そして感覚ではなく理論建てた配信をすることで、軌道修正がしやすい(外れても理由が分析できる)。この2点を軸に配信しています。

【最後に】

今回は、FXの手法というより、情報に関する考え方を記事にしてみました。

今後も、FXの解説・分析をしながらトレードスキルをUPさせるために、トレード・アイディアを交えながら配信を続けていきますので宜しくお願いいたします。

執筆 FXエバンジェリスト 遠藤寿保
日々変動するマーケット情報はX(旧Twitter)で配信しています。
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