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『ファンダメンタル・チャート』の使い方~見ると便利は情報~

「ファンダメンタル・チャート」とは、ドル円の日々の変動要因をチャートの上に貼り合わせただけのものです。「こんなのがあったら、わかりやすいな」と思って作成しました。今ではX(旧Twitter)・noteなどで配信し、気づけば10年以上、ほぼ毎日配信しています。今回は何故配信し続けるのかを書きたいと思います。


【ファンダメンタル・チャートとは】

ファンダメンタル・チャートとは、ドル円に関しての変動要因を「上げ要因(黄色)」・「下げ要因(白色)」として3~15文字とし出来るだけ簡易な内容を心掛け、チャートに追記したものです。日足ベース・年度ベース・超長期ベースがあります。
配信媒体は、X(旧Twitter)・noteなどで配信いています。

【ファンダメンタル・チャートの使い方】

使い方という程のものではありませんが、一目で昨日何があって上がったのか・下がったのか、過去のこの動きの時は、何が起きたのかが分かるようになっています。記載項目は、米国中心の経済指標(CPI・PPI・米国雇用統計・ADP・JOLTSなど)にFOMC・日銀、要人発言などをプロットしており、ファンダメンタル要因とチャートを合体したものと考えてください。あと、各経済指標の発表数値などは、余程のサプライズ数値ではければ記載していません。あくまで、ファンダメンタル・チャートは、出来事と流れを把握していただくためのチャートです。
これらを日々作成し続けいているので、ファンダメンタルの推移による価格の変動を読み取っていただけると思います。

これを見返せば、過去相場を直ぐに把握する事が出来ます。


【ファンダメンタル・チャートを作成したきっかけ】

もともとは、自身における備忘録のつもりで作成しました。12年ほど前に、ヤフーファイナンスの「相場の達人」というサイトの記事掲載をする事になました(現在は寄稿しておりませんが、6年程で1500件ほど寄稿しました)。
マーケットを解説するため、「〇〇年のあの時は、〇〇が起きて、〇〇まで下落」などという記事を書く時に、過去ニュースを検索し、日時・価格を調べるのは、結構な時間がかかります。それをチャート上に記載し始めたのが始まりです。
また、メディアの方々に取材を受けることも多く、その時、直ぐに変動要因やレートをお伝えする事も出来ます。

「こんなのがあれば、いいのに」と、自分が思ったので、作成し、それを共有したいと思いで配信を続けています。

【ファンダメンタル・チャート作成はマニアック】

「ファンダメンタル・チャート」を作成するのは、とても地味でマニアックな作業となります。チャートの縦横の軸は、自動生成されるので、マーケットが大きく変動するとチャートレイアウトが変更されます。そのため、日々添付物の微調整が必要になります。
そして、前日の変動要因を短縮して記載します。
幸いに私は相場マニアなので、この細かい作業が苦ではありません。3か月ほど前の変動要因を再確認すると思えば、何も気になりません。作業時間は20分ぐらいですが、できればこの時間には誰にも話しかけてほしくない集中した時間になります。

【最後に】

「ファンダメンタル・チャート」を継続してみていただくことで、ファンダメンタルの分析などは、かなりショートカットで覚えていただけると思いますので、是非ご覧頂ければと思います。

今後も、FXの解説・分析をしながらトレードスキルをUPさせるために、トレード・アイディアを交えながら配信を続けていきますので宜しくお願いいたします。

執筆 FXエバンジェリスト 遠藤寿保
日々変動するマーケット情報はX(旧Twitter)で配信しています。
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