見出し画像

『自信の持てるテクニカル指標を見つける事が重要』~FXで勝つためにする事は~

FXの面白さは、ファンダメンタル要因におけるマーケット変動だと考えます。しかし、ファンダメンタルを熟知したからといって、必ずしもFXで勝てるわけではありません。FXで勝つためには、気に入ったテクニカル指標を見つける事だと考えます。今回は、あくまで私見ですが、気に入ったテクニカル指標に関して書いてみたいと思います。


【FXは知的好奇心を擽る面白さがある】

FXの面白さは、通貨ペア(ドル円など)の方向性を予測する面白さだと思います。方向性を予測するためには、日米を中心とした各国の経済動向や金利動向を考える事とになります(ファンダメンタル要因)。TV・新聞・ネットなどの経済ニュースから、ドル円相場が上がるのか下がるのかを予想しますので、経済ニュースを聞き流すのではなく、深堀して考えるようになります。人間は、知的好奇心というものを持っていて、「もっと知りたい」「どうなるのだろう」と考える生き物です。FXにおいては、世界の経済ニュースが教材となり、そこで得た知識が投資という手段で利益に繋がります。

【ファンダメンタル分析は、自身のまわりに当てはめて考えろ】

ファンダメンタル分析というと、堅苦しいイメージがありますが、経済の勉強を最初から勉強する必要はないと思います。ご自身の身の回りから疑問を解決していけばいいのです。
例えば、「アメリカに旅行に行きたい!」
◎旅行費用(いくらお金がかかるの)は?
飛行機代・ホテル代・食事代・遊ぶための費用・・・・
ドル円のレートが150円で、1万円をドルに換えると66ドル!!
ドル高過ぎない?(=円安すぎない?)
◎何故ドル高なの??
└米国金利(5.5%)が日本円金利(0.25%)より高いから
◎米国のランチ費用は、平均5000円!
└米国はインフレで物価が高いから

このような身近な事に対する疑問を解決しながら、今後どうなるのかを考察すればいいのです。疑問の行きつくところは、米国の雇用事情や消費者物価指数や金融政策の流れになっていくはずです。

【テクニカル分析は、トレンドの方向性やトレードポイントを示唆】

テクニカル分析とは、過去から現在に至るまでのレートの価格推移(=チャート)から、現在の水準が平均より高いか安いかや過熱度合い、そして今後(将来)の動きを予測するものです。
経済ニュースやファンダメンタル要因で、方向感は予測することが出来ますが、方向感だけでは具体的なトレードポイントは算出することが出来ません。方向性は重要なのですが、トレードで利益を上げるためには、トレードポイントを示唆するテクニカル分析は欠かせないと思います。

【信頼のおけるテクニカル指標を見つけろ】

テクニカル指標は、私が知る限りでも100種類以上存在します。どれがいいかと答えるのは難しいです。テクニカル指標には、それぞれ強みと弱みが存在します。その特徴を最大化させながら、自身に合ったものを見つけて、使い倒す事をお勧めします。テクニカル指標の個別詳細解説は、今後「FXメッソッド」で、幾つかを深堀したいと思います。

【私の例であり、推奨するものではありません】

私は、50種類以上のテクニカル指標を、実際のレートで売買ポイントなどを検証しましたが、最後に行きついたのは3つです。
①一目均衡表(日足・週足・月足)
一目均衡表に関しては、何度かこのマガジンでも解説しましたが、遅行指標といって当日のローソク足確定後にトレンドを示唆します。注目ポイントは、「三役好転」⇔「三役逆転」の推移に、日足→週足→月足での変化を注視します。
②200日SMA(日足200日単純移動平均線)
日足の200SMAは、多くのマーケット参加者が利用しています。判断基準は、200SMAより上なら陽転・下なら陰転となり、バイアス(偏り)の大きな判断材料とします。
③フィボナッチ・リトレースメント、フィボナッチ・エクスパンション
フィボナッチ分析は、過去の動きから将来の動きを先読みする指標で、先行指標と言われています。トレードポイントは、フィボナッチで計測します。先行きの目途を感覚ではなく目標として示唆してくれます。時間軸が短い場合や流動性の低い通貨ペアの場合、ダマシに合う確率が高いので、ドル円・ユーロ円・ユーロドルなどの日足中心に使っています。

一目均衡表でトレンドを見極め、フィボナッチで刺すイメージです

【最後に】

テクニカル指標は、通貨ペア・時間軸・利用する人の相性などで精度が変わります。
暫く検証しながら、自身に一番しっくりくるものを選んでもらいたいです。

今後も、FXの解説・分析をしながらトレードスキルをUPさせるために、トレードアイディアを交えながら配信を続けていきますので宜しくお願いいたします。

執筆 FXエバンジェリスト 遠藤寿保
日々変動するマーケット情報はX(旧Twitter)で配信しています。
前回記事はこちら


よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!