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FWT アドバイザー インタビュー vol.3 上野雄大 「スキーをもっと楽しく、もっと自由に」

「フリーライドをみんなのものに。」をコンセプトに今シーズンよりスタートしたFWT ACADEMY

そんなFWTアカデミーのアドバイザーとして日本のフリーライドシーンを牽引する7人のレジェンドが参加している。今回は、アドバイザーインタビューの第三弾、野沢温泉村をベースにスキーの楽しさを伝える活動を続ける上野雄大さんに話を聞いた。

「スキーをもっと楽しく、もっと自由に」

ーー今回、アドバイザーになられたきっかけについて教えてください

上野: もともと自分自身が「スキーをもっと楽しく、もっと自由に」をコンセプトにフリーライドスキーの魅力を伝えていく活動「Compass Project」をやっていたんです。ジュニアスキーヤーの育成や大会を企画運営したりしていたんですが、FWTは自分の活動と近いこともあり、アドバイザーとして参加させてもらいました。

ーー上野さんの目線でFWT ACADEMYが魅力的な点を教えてください

上野: 今までの日本のスキースクールって、ベーシックな技術を教えられるところはあっても、そこから先のフリーライドを上達するためのスクールはなかったと思うんです。現状だと、どうやってフリーライドを楽しんだらいいのか、なかなか知る機会がない。FWT ACADEMYは、ベーシックな部分とフリーライドの上達の間の橋渡しができると思います。

FWT ACADMYでは、総合的な知識を身につけた上で滑走力をあげるということを目指しています。従来のスクールでありがちな、整地で止まってレッスンをしての繰り返しではなく、雪上では地形や講師のラインどりを学んだり実践的なライディングを充実させていきたいと考えています。

12月にアドバイザーが集まってFWT ACADEMY LABというものをやったんです。そこでは、地形図を見ながら対応力を上げていくということもやりました。ACADEMYに入る人は、将来的にはBC(バックカントリー)も視野に入れていると思うんです。BCでは地形図を見て斜面を想像し、理解するというのは非常に重要なスキルになります。バックカントリーで狙っている斜面をゲレンデの地形図から逆算して見たり、ゲレンデ内でバックカントリーの斜面と同じ地形や斜度を体感することでよりフリーライドに近い世界を経験でき、より安心して楽しむことができるようになる。そういったことを学べるのはFWT ACADEMYならではだと思います。

ーー上野さんが考える「フリーライド」とはどういうものですか?

上野: フリーライド……。シンプルだけど、クリエイティブな発想で自由に滑ることですかね。地形の見方や雪質などいろいろな条件に合わせて自分なりのラインや楽しさを見出していく。それがフリーライドだと思います。

ーー最後に、上野さんが日本のシーンに伝えたいことを教えてください

上野: コンセプトはずっと変わっていなくて「スキーをもっと楽しく、もっと自由に」です。そのマインドを広めていきたいと思っています。僕自身はスキーをずっとやり続けていてフリーライドに行き着いたんですが、やっぱり楽しい。自分で自由にラインを見つけて滑るからフリーライドには終わりがないんです。サーフィンの波と一緒で雪質も地形も変化するので、ずっと探求していける。フリーライドの世界を知ることでもっともっとスキーを楽しんでいってもらえたらいいですね。

FWT アドバイザー: 上野 雄大


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