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MANRIKIを得てKANPEKIを失くす

先日、友人から一緒に観てほしいと頼まれ、ある映画を観ました。
「MANRIKI」という映画です。

あらすじも知らないまま観たため、かなりの衝撃を受けました。

また、この映画からコンプレックスについて考えざるを得なくなったため、映画の紹介と共にコンプレックスについて書いていきます。

映画「MANRIKI」とは

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引用:http://crush-them-manriki.com/

斎藤工さん、永野さん、金子ノブアキさん、清水康彦さんを主要メンバーとする「チーム万力」により製作されたブラックコメディ映画です。

国民が様々なコンプレックスを抱える日本を舞台に、猟奇的哲学と万力によって小顔矯正施術を行う整顔師が繰り広げる物語で、人の美しさと醜さ、光と闇、現実と幻想を独特の世界観で描いています。

「チーム万力」の世界観に一瞬にして引き込まれます。

観ていてすぐにコンプレックスを題材にしていると分かってからは、人のコンプレックスへの執着について考えながら観ていました。

コンプレックスは誰もが抱えている

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MANRIKIに登場する駆け出しのモデルが抱く、顔の大きさへのコンプレックスに対する執着は凄まじいものでした。
一度気にしてしまうと脳内から離れなくなるコンプレックスを描いており、現実に起こりそうでもあり、現実離れしているかのようでもあるという、何とも言えない感情になりました。

コンプレックスに執着しすぎるあまり、好きな人に「気にしなくていい」、「可愛い」と言われても信用できなかったり、友人の些細な一言が自分のコンプレックスについて言われているかのように感じてしまったり、このような経験をした方はいるのではないでしょうか。
私は、コンプレックスに執着してしまった経験があります。
そのため、駆け出しのモデルを通して過去の自分を見ている感覚になりました。

なぜ、コンプレックスにそこまで追い詰められてしまうのでしょう。
それは、恋愛や仕事のように人と人との繋がりが生じるものには、自分自身を武器とすることが多いからではないでしょうか。
同時に、人は他人と比べてしまう生き物であり、他人にはあって自分にはないものを探すのが上手だからではないでしょうか。

完璧なんてない

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どんなに美しい女優さんもコンプレックスを抱えているのだから、誰にでもコンプレックスは付き物だと思います。

そもそも、最初からコンプレックス一つない完璧な人間なんていません。

コンプレックスを個性と捉えて強みにしたり、自分を変えるきっかけにして自分磨きをしたりと、前向きに進む人の方が輝いて見えます。

私は執着してしまったコンプレックスを自分磨きのきっかけに変えた人です。
この映画を観て、コンプレックスに悩まされたままで終わるのではなく、前に進めるようになって良かったと感じました。

コンプレックスに悩まされて抜け出せないときは、一歩引いて自分を見つめ、自分を変えるチャンスを知らせてくれているのだと考えてみてください。
そうすることで前に進む道が見えてくるはずです。

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