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NIKON F2 フォトミック 分解(ミラーボックス分解・スローガバナー洗浄)

ミラーボックス分解手順

NIKON F2 は今でも人気のある個体なので、個人的には好きです。

裏蓋、ファインダー、スクリーンを外す。

エプロンのネジは左右2本ずつ、合計4本ありますので、これを外します。

巻き上げ・シャッターダイヤル・TLリングを外す。巻き上げ側のトップカバー赤丸のネジを外す。

巻き上げ側のトップカバーを外した状態。
因みに何度か写真を撮り直したので、巻き戻し側のカバーも
外してる写真もありますが、F2のミラーボックス分解は、
巻き上げ側のトップカバーのみ外せば大丈夫です。

トップカバーを外したら巻き上げを仮止めしておく。
ミラーボックスを組み直したら動作確認する時の為です。

ボトムカバーを外した状態。

セルフタイマーを外して張り革をはがす。

赤丸部分のネジ4本を取ると、セルフタイマーが外れます。

セルフタイマーを外した状態。

ミラーボックスは8本のネジで留められています。6本はフロント側で、2本はトップ側です。フロント側の1本だけ特に長いネジ(黄色い丸)があります。フロント側の6本のネジを取ります。

モルトをアルコールを使ってはがします。

モルトをはがすと赤丸2本のネジが出てきますので、これを外します。

ミラーボックスを外す際、レバーが引っ掛かりますのでピンセットなどでずらしながら、フロント側に引き抜きます。

引っ掛かりがあるレバーをピンセットでずらしながら、ミラーボックスを引き抜きます。

ミラーボックスを外した状態。

ミラーボックス内部の赤丸で示した箇所にモルトプレーンを張り直します。これが残響音の消音になります。モルトプレーンは経年劣化により、ボロボロになっているか、はがれ落ちて無い場合があります。

前板との連結部分やバネの掛かり具合を色んな角度から見て記憶しておく。

前板と分離した状態。動作確認して動きが鈍かったりしたら、注油する。


電池ボックス点検

赤丸のプラスティック部分が割れていたり、端子部分がサビて露出計不動になることが多い。その時は要修理。

スローガバナー取り外し

スローシャッターはスローガバナーと呼ばれるユニットでシャッター速度を調節しています。このスローガバナーの動きが悪い時はスローガバナーを洗浄、注油することで、動きが良くなります。

赤丸部分のネジ4本を外す。

赤丸ネジ2本外すとスローガバナーを取り外せるのでベンジーで洗浄して
動作確認をする。

以上、NIKON F2 フォトミックの分解、ミラーボックス分解等でした。

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