2022年F原の10大ニュース後編(音楽活動編・消費趣味編)

※音楽活動編

6.マヱムキロジック7年目の新作リリース

すっかり毎年恒例になったM3秋での新作リリース。
昨年はゲストも迎えて6年間の集大成のような事をやってそれなりに手応えがありましたが、今年は引越しなどあって準備時間がかなり少なかったのでこじんまりと。

そもそも当初考えていた構想は棚上げになって別のテーマを考えようとなったんですが、発案・作曲担当の嫁さんから中々出てこず、M3まで残り2カ月を切ってからようやく動き出したという…

7月頃に無色透名祭というのがありまして、それに嫁さんがボカロ使ってオリジナル曲を投稿したんですね。

で、少なくとも1つはネタがあったわけで、
それが漫画「葬送のフリーレン」のキャラクターをイメージした楽曲だった…という事で今回はフリーレンの二次創作にしたった、というわけです。
しかしかなこのタイミングでフリーレンのTVアニメ化決定の報が入り、万が一にも公式の劇伴?みたいな勘違いをされてトラブルになってはいけないと伏字を使いまくりましたが、そういうのが無ければ普通に名前出してたと思います。

残り時間の少ない中、嫁さんから他3曲の原案が上がってきて急ピッチでアレンジを進めました。
うむ、この時間の中ではよくやったと思う方だよ?
ギターも入れたくて、いつもリズム感が悪くて録音に手こずってたんだけど、アルペジオもストラムもいい感じに打ち込みできる音源を入手したので、ついにギター録音無しです!
(しかしマンドリンは録音)
いかがでしょうか?

気に入っていただけた方、購入はこちらから!


※消費趣味編

創作活動が控え目になった今年ですが、その分消費趣味はいっぱい堪能した気がします。

7.シン・ウルトラマンは良い

庵野秀明氏の作品は毎度楽しみにしています。
昨年はシン・エヴァンゲリオンでしたが今年はシン・ウルトラマン。まあエヴァもウルトラマンに乗って戦うような話だったからコンセプトは似てなくもない。

実際観てみて、まずシン・ゴジラのように人類の力で何とか対処しようとする組織をリアリティありげに描いているのでそこはやはり子供向けの怪獣映画とは違う楽しみ方ができるやつだと思いましたね。
と言いつつ科特隊ならぬ禍特対のメンバーが「激ヤバ光線」とか言ってるのは笑えますよね。

そして何と言っても山本耕史演じるメフィラスの個性の強さ
が群を抜いてます。「私の好きな言葉です」は時流にも乗りましたし、居酒屋で明らかに神永より飲み食いした挙げ句「割り勘でいいか?ウルトラマン」にも吹きます。

クライマックス、ゼットンの絶望感も凄みがありましたが、それを打ち破るのに多次元宇宙論とかプランクブレーンとか物理学用語が飛び出すのは、やってくれたと思いましたね。

トータル的にウルトラマンの基本を踏襲しつつも随所に庵野
テイストを盛り込んだ良作でした。

8.ゆるキャン△にハマる、映画版も

年初頃から嫁さんの強い勧めでTVアニメを見始めました。
女子高生がキャンプするだけのアニメなんですが、
飯テロが結構やばくて…カレーヌードルが食べたくなる!
そしてなでしこちゃん可愛いし、嫁さんは凛ちゃんのコミュ障っぷりが他人とは思えぬで推しだし。
何のストレスも無く見れるゆるゆるさが魅力で、二期分を観終わったタイミングで映画版の情報が。

映画版は、何と社会人になった主人公達がキャンプ場を開設してしまうというお話。
馬鹿やってたあの子らがちゃんと社会人やってる姿は思わず親目線で見てしまうし、今作は特に大垣千明ちゃんの大成長っぷりに注目です。
高校時代は押しの強さがともすれば鬱陶しいと思われがちな個性でしたが、社会に出たらそこにプレゼンテーションのスキルが加わって、キャンプ場開設計画の頓挫の危機から救う結果になり、ちゃんと感動ポイントもありました。

9.ダイの大冒険、TVアニメ終幕へ

我が家のバイブルコミックでもあるダイの大冒険、
2年前に再TVアニメ化が始まりましたがいよいよ最終話を迎える事に。

とにかくよくぞここまで完走してくれました。
しかも毎度作画クオリティが凄いですよ、こんなんよく2年間も続けられるなと。
声優陣も超豪華で、ミストバーンが子安武人さんと知った時には「あれ、若い方の大魔王バーンはどうなるんだろう?」と思いました。肉体が同じなら声帯も同じはず…?
したら、ミストの魂だけが抜け出すシーンで別声優(こっちは古川登志夫でまた豪華なんですが)だったので、それなら子安氏は肉体の声って事で確定!?
見事若バーンを子安武人が演じているのを見られて、ジョジョマニアの息子は特に大喜びでしたね。(DIO様)
名台詞「爆発はどうしたあぁぁ!?」も聞けたし。

ラストはどうなるのかと思いましたが原作通り。
丸くハッピーエンドとはいかない状況ですが、続きがあるなら作ってくれー!と思わせる内容でした。

P.S.この最終話がM3の1週間前というのも中々ハードスケジュールでした

10.新海誠最新作、すずめの戸締まりで感動
  主題歌インストアレンジを制作、公開

「君の名は。」「天気の子」と、3年おきにヒットを飛ばす新海誠監督の最新作。以前からタイトルだけは公開されてたけど「何?この日本昔話っぽいタイトル」ぐらいにしか思ってませんでした。
しかし、公開日が近づいてきて「君の名は。」地上波放送の後に本編の冒頭12分が放映されたのを見て、「何これ、面白そう!」ってなったわけです。
地震がテーマ、過去2作も災害をテーマにしてはいたけど、いよいよ直接地震を扱うのか、しかも冒頭の幼少期のすずめが彷徨ってるシーンって船が家の上に乗ってたりとかどう見ても東北の津波の爪跡を思わせるシーンで、かなりセンシティブなテーマに挑んだなと思いました。

そして神戸も舞台の1つになる!
明石海峡大橋の描写は見事でした。
何なら我が家も同じ画格に入ってるかも。

すずめをピックアップしてくれたルミさんのスナックがある商店街の風景は、神戸電鉄湊川駅から少し北にある東山商店街にそっくりです。
後ろ戸が出現した遊園地は架空のものですが、地理的には摩耶ロープウェイ乗り場付近に昔あった奥摩耶遊園地が有力と思われます。

また、遊園地そのものについては神戸市北区のフルーツフラワーパーク内にある「神戸おとぎの国」がモデルと思われます。劇中では一瞬映った看板に「神戸ゆめの国」と書かれていました。
http://kobeffp-otoginokuni.jp/


この作品について語りたい事は山ほどありますが、とにかく初見の感想としては、テンポが速くてぐいぐい引き寄せられる、中盤以降のすずめの悲壮感がただ事じゃない、ダイジンはやっぱり悪意がなかった、そしてラストシーン!
ラストにすずめが○○の○○○ちゃんに会って語りかけるシーン、思わずドラクエ5のあのシーンを思い出しましたよ?
それまでは展開速くて追い掛けるのが精一杯で、それでもやっとラスボスみたいなの倒して安堵してたところにあのシーンですからここで思わず涙が…

個人的には君の名は。を超えました。
もちろん君の名は。の方がバランス良く完成されてる感はあるのですが、没入感が高かったせいかダイレクトに心を打たれる感がありました。
そして特典目当ても含めて4回劇場に足を運んだという…

この作品で良いのが音楽!
もちろん過去作も良いのですが、今作は怪しげなコーラスとかいっぱいで、日本の民族風味が盛り込まれてで好物です。
特に主題歌「すずめ -feat. 十明-」は女性ボーカルの民族調でもろにドストライクじゃないですか!
野田洋次郎こんな曲も作れたんだ。

そんなわけで何度となく聴いてる内に自分で作りたくなってきて、ボーカル部分を楽器に置き換えたインストバージョンを作って動画をあげちゃいました。
イラストはpixivで見つけてイラストレーターさん達に全て許可をもらってます。

これもまあ音楽活動の一環でもあります。
今年の締めの作品になりました。



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