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大腸CT検査ふたたび

悪いのは大腸ではなく、腎臓の方なんだけど、先生は一年前の検査結果からもう一度CTを実施しましょうと提案してきた。

まぁ、病院も儲けなければ成り立たないビジネスだから、そこは患者とのお互いの関係を良好に保つ必要があるだろう。

そういうものさ。

とにかく、両方の腎臓に嚢胞が見られたため再検査となったわけだ。

だけど、大腸CTじゃなくて他の方法もあったかもしれない。
けれど、ここの医院では最も適した診察方法なんだろう。
そう思って納得することにした。

まず前日から

検査食を摂ることになる。
ここの医院はそういうやり方なんだ。
艦長?とかしないわけだ。

この検査食というのが、果てしなく永遠に不味い。
お粥のどろどろ感があれば、まだそのほうが美味しいかもしれない。

中途半端に半ドロドロで半固形なもんだから、舌の感覚が受け付けない。
そして味が流動食の無味なもの。

昔観た「ロボコップ」が食べてたベトベトのゼリー食のようなあれだ。
まさにそっくり。

それを、朝昼晩の三食摂る。
もうそれだけでも我慢の極めなのに、さらにファイバー繊維の水分とオレンジ味のバリウムを少し飲む。
これはまだ耐えられるメモリの中にある。

そして夕食後にボスキャラ現る。

ポカリスエットに近い味の下剤の粉を400ccほどの水で溶かしながら二時間かけて飲む。
これが地獄のようだ。
もう顔が曲がるほど酸っぱくて不味い。(味は上手く表現できないけれど)

これを飲むことが 苦痛
もう 苦痛以外の何物でもない。

頑張ったけれど、食事と同じく少し残してしまった。
もう無理だ。
嫌だ。
嫌だーーー。
嫌だーーー。
嫌だーーー。
嫌だーーー。

夜半頃に始まる

そして恐怖の便意が、、、なかなか来ない。
あれっ???

 朝方、そいつは突然やってくる。
急激に、やってくる。
ぐるぐるぐるって、やってくる。

検査は前回と同様に実施された。
着替え、、、腸の活動を抑制する筋肉注射。(これが痛い!!!)
窒素注入。
撮影。

無事すんでホット一息。
食欲はあるんだけど、窒素でお腹が張って食べたくない。
味があるものが食べたいんだけれど、窒素で無理。

下剤は少しづつ排出。

ああ辛かった。

こんなの二度と嫌だ。
口から内視鏡カメラして胃の検査した時と同じ。
二度とだめ。