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ブンゲイファイトクラブの絵を描いた

 ブンゲイファイトクラブ2回戦の、雛倉さりえ『森』の絵を描きました。『森』、超×1000素晴らしいので、未読の方は記事末尾に載せてあるリンクから、ぜひ作品を読みに行ってくださいね。わたしは公開当日、読み終わって激しい感銘を受け、萌えあがる感情をおさえきれませんでした。 

※ブンゲイファイトクラブってなに? という方は、ミーティアさんによる下の記事をご覧ください。ショートショートに関する解説もわかりやすいですし、1回戦敗退した拙作『愛あるかぎり』についても言及をいただいております。

 夜中に一心不乱に描いた結果……

 3時間で描きあげました。自分にしては驚異的な速度です。そして翌朝

 ご本人からのコメントが!!!! 嬉しすぎたため、スキャンして文芸誌の扉絵ふうにしてみました。のを、いまごろ公開します。いろいろ遅い。

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 コピー用紙にボールペン。ちなみにボールペンは一本インク切れて終わりました。次の日手首が痛かった。当初の愛情の発露を残すため、インク溜まりやヨゴレなどはあえてそのままにしました。自己満足です。 ※デザインイメージは、今読んでいる『特別ではない一日 kaze no tanbun』(柏書房)です。まんまやん!! いや、ほんとすみません……。

 超絶美しい本です。オールプロ作家による、紙の本版ブンゲイファイトクラブ感があります。仕掛け人が西崎憲さんなので、当然かもしれませんが。冒頭の山尾悠子さんにはぶっ飛びました。円城塔さんの作品は、キルケゴール『死に至る病』の冒頭の感あります。関係が関係して関係の……ていう、アレです。すごいです。興味ある方はぜひ。本がきらきらしている。

 ほんとうはブンゲイファイトクラブすべての掌編の絵を描きたい気分です。次に描きたいのは、金子玲介さんの文体のイメージイラスト。浮かんだイメージに対して自分の画力が追いつくか、不明ですが。というか、ほんとうなら、1回戦2回戦、すべての作品にたいしてイラストを描きたい。それぞれ浮かぶものがあり、どれも自分ひとりでは描けなかった絵になりそうなので。

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追記:
BFC2回戦・吉美駿一郎『天狗の質的研究』のイラストも描きました。

『天狗の質的研究』おもしろかったね~!!

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 雛倉さりえ『森』、吉美駿一郎『天狗の質的研究』をはじめとした、2回戦の作品はこちらで読めます。

 2回戦の結果が出るのは5日後、11月3日です。ジャッジが作品にどんな判断をするのか。それに対してファイターがどんな判断をくだすのか。どの作品も強度がたかく、1回戦にも増して判断がむずかしそうですが、楽しみに待ちたいと思います。

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