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#BFC ブンゲイファイトクラブ参加ヒストリー

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ジャンル不問の異種文芸トーナメント「ブンゲイファイトクラブ(BFC)」に参加した記録などをまとめました。
運営しているクリエイター

#BFC4

第4回BFC本戦出場作『サトゥルヌスの子ら』『あいがん』『健康と対話』

『サトゥルヌスの子ら』 第四回ブンゲイファイトクラブ(BFC4)一回戦,2022 『あいがん』 第四回ブンゲイファイトクラブ(BFC4)準決勝,2022 『健康と対話』 第四回ブンゲイファイトクラブ(BFC4)決勝,2022 ※お詫び 拙作『健康と対話』内の「大腸と肛門は肛門括約筋で繋がっていますが」との記述が、S字結腸と直腸の存在を無視した表現であるというご指摘をいただきました。その通りですし、身体及び健康に関する誤情報が広がるのは社会の益にならないため、主宰

ブンゲイファイトクラブ優勝しました

優勝したよ……! っていう日記を2022年内に書き納めておこうと思ったらふつうに一か月過ぎ去っていた。おそるべし師走。バナー画像↑がないのもさびしいからと思って慌てて作ったら、「これから死ぬんか?」みたいな画像になってしまった。思えば非公式BFC広報として電子活動を始め、「ブンゲイファイトクラブの妖精」と呼ばれて早4年……ついにおまえは空の星になるんか?? ま、作り直す時間ないからこれはこれでヨシとして(すみません)、BFC優勝したおかげかな、みっつも原稿依頼きたよー! や

#BFC4 準決勝ジャッジをジャッジ

公式の発表に伴い、ジャッジ採点基準を公開します。 担当:準決勝 ファイター:冬乃くじ 冬木草華 4点 岡田麻沙 3点 白湯ささみ 5点 〇 虹ノ先だりあ 5点(勝ち抜け) ■採点基準 ジャッジを採点するにあたり、考慮した点は以下のとおり。評をつける行為とは、自らの視点と向き合うものであるが、そのときの姿勢がナルシスティックに過ぎないかどうか。自分よりも作品を見ているか。未知の存在と対峙したときにどんな反応を示しているか。文芸の未来を見ているか。最終的に、以下の点を高く

#BFC4 ジャッジをジャッジ(追記あり)

公式の発表に伴い、ジャッジ採点基準を公開します。 担当:Cグループ ファイター:冬乃くじ 紙文 2点 笛宮ヱリ子 5点 〇 虹ノ先だりあ 5点(勝ち抜け) 白髪くくる 3点 ゼロの紙 2点 ■採点基準 ジャッジを採点するにあたり、考慮した点は以下のとおり。評をつける行為とは、自らの視点と向き合うものであるが、そのときの姿勢がナルシスティックに過ぎないかどうか。自分よりも作品を見ているか。未知の存在と対峙したときにどんな反応を示しているか。文芸の未来を見ているか。最終的

#BFC4 一回戦Cグループジャッジ評

公式による結果公開に伴い、第四回ブンゲイファイトクラブ、第1回戦Cグループ作品に対するジャッジ評を公開します。 ジャッジ: 冬乃くじ 中野真「三箱三千円」 4点 キム・ミユ「父との交信」 2点 〇 奈良原生織「校歌」 5点(勝ち抜け) 谷脇栗太「神崎川のザキちゃん」 4点 匿名希望「鉱夫とカナリア」 3点 わに万綺「坊や」 4点 総評  どの作品も傑作であり、失点の多少はあれど実力は拮抗していた。ジャッジの判断は必ず割れ、わたしが選ばないものも違う誰かが選ぶだろう。では

#BFC4 本戦ジャッジ応募作品

ブンゲイファイトクラブ4のジャッジ応募用の原稿です。書評、兼、抱負。どうぞよろしくお願いいたします。 ゴンブリッチ『美術の物語』について 冬乃くじ  ゴンブリッチ『美術の物語』は美術史についての本だが、その読者層は広い。なぜならこの本は、「作品」つまり「表現されたもの」と、わたしたち鑑賞者がどう向き合うかについて書かれた本だからだ。  序章はこう始まる。「これこそが美術だというものが存在するわけではない。作る人たちが存在するだけだ。」――すべてはこの二文に集約されるのだ

自称BFC広報になるために #イグBFC3

 こんにちは。冬乃くじ(きさめ)です。ブンゲイファイトクラブ4で、本戦ファイター&ジャッジに選ばれました!! やったー!! どうもありがとうございます。  もともとファイターとして応募していたのですが、運営が「ジャッジ応募者が少ない」と追加募集をかけてきて、「なんか困ってそうだしファイター通るかどうかもわからんし」と思って応募したら、両方とも通ってしまいました。W参戦は今年はわたしだけのようです。当然ハードなスケジュールが待っています。が、ストレス過多になる危険を察知した脳