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伊平屋島ムーンライトマラソン

4回目の伊平屋島。
ハーフを2回、フルは1回、今年もフルにエントリー。

伊平屋島は山だらけ。
高低差も激しく、フルマラソンとしてはキツイコースで記録は出ない。
去年は1週間前に50㎞のトレイルランニングレースにて膝を痛めていて、その諸々も重なり、タイムは5:43:30とかなりギリギリ。
今年はもうちょっと頑張りたいところ。

この旅で雨の心配が全く無いというのは初めてなんじゃないかな。
だいたい初日は雨。レースのある翌日は晴れ。
このパターンが崩れてくれて嬉しい限り。

朝、うちを5:45に出て
伊平屋島には17:15に着く。
飛行機、バス、フェリー。
外国だよね。もう。

前夜祭では
もずくがたっぷり入った沖縄そば食べ放題。
2杯食べる。

旅疲れもあって
民泊のえっちゃんちの布団でぐっすり。
ここに泊まるのも4回目。

日の出も日の入りもこっちとは1時間ほど遅め。
ラジオ体操の放送が6:30に町中に響き渡る。
民泊のお家からすぐ目の前が浜辺。
寝起きのまま、日の出を待ちながらラジオ体操。

さて。
今日は42.195㎞を走る。

友達が去年はタイムオーバーだったので
今年は付き添ってサポートするつもりだったけど、本人にやる気が無いのにサポートしたって意味が無い、自分の力で悔しい思いをしないと為にならない。悔しかったら練習するだろうし。そんな遠くまで行って無駄なことするのは勿体無い。二人とも完走出来なかったらどうするんだよ。俺はそう言うの好きじゃない!

とトレランの師匠に箱根帰りに叱られました。

自分の力も試してみたい。
去年のタイムをどれくらい縮められるか。

自分に向き合う事にしました。

友達よ。ごめん!

暑い暑い日差しの中スタート。

友達とは早々に握手して別れる。

㎞/5:30
のペースで調子に乗って走る。
坂道も歩かないで真面目に走る。
同じペースの男子がいた。
横に並んでしばらく走る。
この調子でいけたら、タイムかなり縮められるかも!

と思ったけれど
今年は必ず山に行った時に出ていた貧血の症状がまたしても出てきた。血圧が急に下がる感じ。視界がぼんやりして気持ち悪くなる。
そのうちに胃も硬くなってきて、水分が入っていかない。ジェルも飲みたくない。
ペースもどんどん遅くなる。

今回は初めて途中で諦めてしまおうか、、、

と考えながらも前に進む。
悔しいけど歩いてしまう。

貧血はどう対処したらいいのかが課題だなぁ。

走ってる時にここは必ず写真を撮る。
シーサーとヤギ。

辛い中でもエイドステーションのミカンと塩は食べられる。少しずつ復活。
だいぶ歩いてしまった。

さて、もう大丈夫。

島を一周するフルマラソンと
島を半周するハーフマラソンは
コースがかぶっている。
フルが先にスタートし、後半はハーフの人たちと同じコースを走る。

体調が戻ってきてからは沢山合流したハーフの人たちをガンガン抜いた。
多分200人以上は抜いている。

辛い時に先に走っていったフルの人も抜いた。

トレイルランニングを始めて後半の足が強くなった。膝も痛くない。

体調さえ良ければもっと行けたのになぁ。

ライトを忘れても月明かりで充分に明るく
ゴールまで不自由なく走れた。

最後はトラックに出てラストスパート。
4:46:45
去年より1時間タイムを縮めることが出来た!
でも、これはかなり自分的には遅いほう。
ただ、全体的にタイムが遅めらしく
女子の中で13位に。
頑張った!

自分の限界に挑戦することは日常、そうないこと。毎回レースに出るたびに思う。
自分で自分を褒めることが出来るのも走り始めてから。

えっちゃんちの台所に飾ってある言葉。
そのとおりなんだな。

遠くてキツくて記録なんか出せないこのレースは、タイムじゃない別の何かがあるから毎年来てる。なんだろうな。でも、ここは特別なんだな。


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