日本語が全く聞こえてこない世界線。

それが山梨県富士吉田市界隈で展開されているのです。

富士山の北側にあたる富士吉田市は東京から中央線を乗り継ぐか、直通の特急富士回遊号で来るか、ないしはバスタ新宿から高速バスで来るかというアクセス手段があります。

平日になるとニホンゴより外国の言葉が飛び交っているのです、英語ならばまだしもアジア系の言葉のほうが飛び交っているのです。
これが富士急行線の富士山駅だけならばまだよいとしてもこんなところにもいるのです。

スターバックスコーヒー富士吉田店。
国道139号富士見バイパスの大月方面車線沿いにある超が付く郊外型の店舗です。
それなのにそこにいる客の3分の2がガイジンだったりするのです。
外のテラスや室内に屯しているのです。
しかも、総じてやかましいですから先日の金沢駅ナカの店よりも落ち着きません。
さらにいえばクビからカメラをぶら下げている画に描いたような姿の東アジア系インバウンダーもいましたし。
ちなみに其奴らがレンタカーなどクルマで来ている形跡がありません。
どうやって来てるんだろう？と思うのです。
バス停も遠く都会ほど便数が多いわけでもありません。
となると富士山駅から2キロ位歩いてきているとしか思えないのですが。
（ないしは正規のタクシーか、法的に非正規のか）
何せ其奴らはトランス状態ですから落ち着いて飲めやしないわけでして。
8月の終わりに来たときはガイジンなんか全く居なくて総じて静かだったんですけどねぇ。
海外のスタバって居酒屋みたいに騒がしいの？と思ったりもします。

あと其奴らはその先にある道の駅富士吉田までは押し寄せていません。
すなわちクルマで来ていないという証左にもなります。

で、富士山駅併設の商業施設内にあるうどん屋（当然吉田のうどんが出てきます）では揚げ物に平気でソースをこれでもかとかけているアングロサクソン系インバウンダーを見かけました（苦笑）。
おそらくつゆがめちゃくちゃな味になっているだろうなぁとは思いましたが、其奴らからすればつゆなんてどーでもいいんでしょうからね。
ただあのコシのありすぎるうどんをどう感じるかでしょうが。

券売機周辺のインバウンダー向けと思料する標識類

さらに富士急行線も中々な混み具合で3両編成の特急富士回遊は立ち席も多数で河口湖へ向かっていきましたし、3両の普通列車も中々な混み具合でした。
バスとて山中湖経由で御殿場へ向かうバスも大混雑の中富士山駅を出発していきましたし。

帰りの新宿行き特急富士回遊の空席状況（ある平日の昼前時点）

で国道139号線の旧道、いわゆる本町通り沿いとてガイジンだらけです。
金鳥居の脇にはいかにも・・・なのが大勢いますし、通りを北に向かうと車道に飛び出してスマホで富士山の方を撮影しているアジア系のもいましたし。
おそらくSNSの影響なんでしょうね。
ちなみに反対車線上に停車していた尾張小牧ナンバーの大きなワゴンからガイジンがうじゃうじゃ降りてましたし。
（自動車運送法上の観点からは疑ってかかるしかない形態に視えましたが）

京都ほどではないにせよ、だいぶ観光公害を感じてしまいました。
平日なのにも関わらず。

富士吉田市としてはインバウンダーに来ていただけてありがたいと下手に出ているので、注意は出来ないんでしょうけど、目に余る行為だらけです。
お行儀が良ければ何も言いませんが、なにせ目に余る行為しかしてませんし。
ある意味治外法権状態です。

本音を言うと其奴らがいなくなってくれると静かで良いのですが、それだとそれで、街の経済が・・・となるわけですからむずかしいですよね。
となれば、其奴らからいかにカネを使わせるかを考えていかないとならないでしょうね。
地元客（日本人の観光客も含む）とガイジン料金を分けて後者を前者の1.5～2倍に設定するくらいにして。
だってインバウンダーからすれば今は超円安なのですからニホンに押し寄せているのでしょ？
であれば其奴にカネを使わせればよいのです。
誤解をおそれずに言えば巻き上げるくらいの感覚で。
さすがに値段まで細かく調べてくるインバウンダーはそうはいないでしょうし。

とにかく海外のインバウンダーからカネを落とさせるのが肝だとは思っています。
ただ思うんですよね、そうやって観光を前面に押し出してそれでメシを食うのって先進国のやってる沙汰ではない・・・と。
もはやニホンが先進国から発展途上国へステータスが落ちてしまった証左なのでしょう。
少なくとも衰退の道をたどっているようには感じますが。