足下見透かされてるの、わかりません?

本石町の首領は。

円安が止まりません。
ついに129円/ドルまで行ってしまいました。

原因は金利差。
欧米では政策金利を上げていくことを決めて、実行に移しつつあるのですが、(日本橋)本石町に所在する日本の中央銀行である日本銀行(日銀)はゼロ金利政策を相変わらず維持しています。

このため、金利差を狙って円を売ってドルを買う動きが加速し、あっという間に円安が進んでしまいました。

そのとばっちりが日常生活にも大いに影響を出しています。
特に輸入に頼っている分野では各種商品が地政学的リスクも相まって値上げに転じていますし、その最たる例が原油でしょうか。

これで、日銀が目標としているインフレターゲットが図らずも実現してしまう可能性が出てきています。

で、これはマズいと黒田東彦総裁が小手先なことをしたり、円安を牽制する発言をしたりしていますが、実効性が全く無く、底なしの円安が進んでしまっています。

要は日銀は口先だけでなぁーんもしないことをマーケットが認識していて、だったら今のうちに稼いどけといわんばかりに、マーケット即ち金の亡者達が動いているのです。

で、何もできない庶民達にそのとばっちりが来てしまうのです。

ただ、政治も補助金を出しているようですが、熱い石に温い水をかけているような感じみたいで、これまた効いている感じがありません。

徐々に国民から不満が出てきています。

ただ、総裁もあげた拳(ゼロ金利政策)を易々と振り下ろせないでしょう。
自分自身を否定することになりますし。
この状況を指をくわえて見守るしか無いんでしょうかね。

これの前に今の政治ではとても無策ですし。

そういえば、日本経済新聞を見てましたら、その記事に編集委員が私見として投信積み立てを増やしたり金との連動を入れた方が良いですよみたいな事を書いていました。
そりゃ、それができるヒトは良いんですけどね。
あ、よく考えればそういうヒト達がメインで読んでいるですよね、日本経済新聞って。

ネットユーザーからすれば一番遠いメディアでもありますし。
ちなみに私もきちんと課金して読んでいます。
安月給をやりくりしてですけどね。

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