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芝桜を観に秩父へ(2)

御花畑から羽生行きに揺られていました。
途中の大野原で詰め襟の高校生が降りていきました。
おそらく秩父農工科学高校(前身は秩父農工と秩父東。秩父農工はバナナマンの設楽統さんが卒業生)の生徒でしょうか。

そして到着しました。

和銅黒谷駅。
そして構内にはこれが。

日本最初の流通硬貨とされている和同開珎のモニュメント。
使われている和銅が発掘されていた和銅遺跡の最寄り駅と言うことでおかれたそうです。

駅のホームはローカル線風情そのものです。
ホームの向こうには朝もやもとれた武甲山がよく見えました。

駅舎も中々な風情でして。

改札も昭和の風情そのものです。
しかしながら、今年の3月からPASMO(等全国の交通系ICカード)が秩父鉄道で使えるようになった代わりに、多くの駅から駅員が去っていき、去って行った駅の中に和銅黒谷駅も含まれているのです。
さらに硬券もほぼ消えていきました。

今度はこれに揺られて秩父駅へ戻りました。

三峰口行き元東急車(秩父三社トレインラッピング)。
車内も中々で、少し度肝を抜かれましたが。

で、秩父駅に着き素材撮影にいそしんでいましたらこれがやってきました。

元都営三田線の車両。
まだ走っていたのですね。
元国鉄101系のが走っていたころからいたような気がします。
ここだけ時代が一気に昭和になってしまうのでした。
この車両、熊本でもまだ元気に走っていますからね。

で和銅黒谷で入場したPASMOで出場。
秩父鉄道では、PASMO導入にあたり既存の券売機はそのまま流用し、一部の駅を除いて自動改札機も設置せず、柱形の簡易改札機を設置してそこに入出場時にタッチして、チャージは主要駅に新たに設置されたチャージ機か窓口で行う形です。
当然チャージできる金額は決められていて、PASMOエリア名物の10円単位チャージはできないようです。
ちなみに、これによる運賃の改定はありませんので、きっぷでもICカードでも同額です。

話を戻しまして、秩父駅に併設されているじばさん商店がまだ開店していませんでしたので、開店前にこちらに。

秩父神社。
本殿は改修中でスクリーンが付けられていました。
でお参りをして、もう一度秩父駅に戻り、じばさん商店がオープンして一目散に肉の味噌漬けを掴み、発送を依頼したのでした。

秩父夜祭ではこの坂を山車が上がり、写真後ろ側の秩父市役所前の広場に入ります。
山車巡行時は踏切上の架線も取り外されて、当該区間は運休となります。

そして西武秩父駅へ向かうと、間に合わないと思っていた特急に乗れそうでしたので、駅の券売機で特急券を購入して出発数分前に飛び乗りました。

特急ちちぶ号池袋行き001系(ラビュー)8両編成。

結果として向かい合わせになってしまうのでして。

飯能までは進行方向逆側にシートが向けられていますので、横瀬を出発して前後に誰も座っていないことを確認して、席を反転させました。
列車は行きのとは違って、駆動しているのが気づかないくらい静かなモーター音で進んでいました。
(隔世の感を禁じ得ませんね)

道中ですれ違う各駅停車は芝桜対応もあってか8両編成で、なかにはオールロングシートの8両編成も走っていました。
せっかく秩父へ行くのにロングシートって・・・と思っていたら、4000系ができる前(即ち昭和時代)はロングシートしかなかったんですよね。
確かその頃は主に3ドア車だったという。
で、その頃走っていた特急レッドアローも今富山地方鉄道にまだ現存しているという。
ただ、2代目にあたるNRAが富山地鉄に行っていますので置き換えて廃車になるのでしょうけど。

とはいえ、その各駅停車も大型連休中はロングシートでも恐らく座れないくらいに混雑するんでしょうね。
立ちで飯能~横瀬or西武秩父ですか・・・それだけでも地獄ですね。

そして席を元の向きに戻して飯能で降車し、池袋へ向かっていく様子を反対側のホームで見届けていました。
そして、停めていたコインパーキングに戻り精算して家路につくのでした。

芝桜を見て心が洗濯できたかなと思うのです。
肉の味噌漬けが家に届いたら舌鼓でも打とうかと思っています。

ちなみに、今回は秩父まで直接クルマで行かずに飯能まで来て電車に乗って行く手段を採用しました。
確かに駅(西武秩父と横瀬)からも遠いですけど、国道299号も走りやすいとはいえ中々カーブが多いですし、羊山公園に近い交通の要衝でもある坂氷交差点はこの時期余計混雑しますので、それらを総合的に判断してです。
さらに自宅方面から芦ヶ久保の手前までショートカットできる峠道もそこそこ歯ごたえありますし。
何よりサイタマの道ってどこか苦手なイメージがあるのです。
まだ山梨の方が走りやすいんですよねっていう。

あと、秩父鉄道でSuicaとPASMOを使ってみたところ、SFcard viewerには登録されていないというオチもありまして。
スマホアプリでログを取りましたけどね。


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