「新潟、中京、札幌」の3場開催

が来年度は夏にあります。

昨日(2023年10月16日)、2024年度の開催日割(と重賞競走)の暫定版がJRAから発表されました。
(正式には農林水産大臣に認可を経て確定します)

色々とある中でタイトルのが一番気になった次第です。

一番キーになるのは阪神競馬場の改修工事が入ることで、西日本の開催場の日程が結構変わることでしょうか。
一応阪神競馬場での開催も4月第2週まであり、それまでは西日本の開催は例年通りですが、それ以降が変わってきます。
京都改修の時と同様に中京の開催が増えるのと、京都の連続開催が大きく2回あることです。
春は4月第3週から6月の第4週まで(10週)で、秋は10月の第1週から12月末(13週)まであることです。
つまり宝塚記念や阪神ジュベナイルフィリーズや朝日杯フューチュリティステークスなどの例年阪神で施行されるレースが京都開催になります。
こうなると再来年の年初に施行される京都金杯はおそらく中京開催なんだろうなとは思います。

で、更に驚くべきことは3月、6月、9月、12月に日曜日が5回あることで、日程に違和感が発生することが多々あります。
順番は変わらないのですが、そういうカレンダーのあやで。
例えば大阪杯は3月31日、スプリンターズステークスは9月29日とちょっとした違和感を禁じ得ませんし、さらに6月末から夏競馬が始まるのです。
6月の第4週に宝塚記念が設定されていて、それが終わると東西4場での開催は夏休みに入るのですが、7月の声を聴く前に夏競馬か・・・とは思います。

そして、さらに西日本の夏競馬はまず小倉で4週開催された後、2週の休みを挟んで、中京が8月第2週から9月の最終週(つまりG1スプリンターズステークスの週)までの8週連続開催になります。
これによるのか、なぜか北九州記念とCBC賞の日程が入れ替わることになりました。
ただ中京記念と8月の小倉系の重賞の日程はそのままになったため、それぞれ開催場が逆になります。
つまり中京記念が小倉で、小倉記念が中京でとなります。
そして9月の阪神開催を中京に振り替えたことから、セントウルステークスやローズステークス、神戸新聞杯が中京開催になります。
これは京都改修の時の日程でもそうでしたから、陣営はそれを織り込んで出走のローテなどを決めるのでしょう。
意外だったのは中京を8~9月に連続で行うことでしょうか。
ですのでタイトルのような開催が発生します。
過去にこういう例は記憶にありませんので、微妙に変な感覚ですし、新潟と札幌は夏の開催が終わるのに中京はそのまま秋競馬へ続くというこれまた変な感覚もあります。
ただ競走馬を輸送する観点からすれば負担は少なからずは減るのかも知れませんし、それを考慮しての日程を編成したのかも知れませんし。
個人的には名鉄杯をどこに置くのかが気になりますが。

余談ですが、9月の開催が全て中京になると言うことで、カンテレ制作のKEIBA BEATの放送が1ヶ月分丸々減り、その分中京開催時制作の東海テレビ発KEIBA BEATがその分入る形におそらくなります。
ということはカンテレ制作のMCである菅井友香さん見たさに視ているヒトからすれば、(ずっと出演されている前提で行くと)6月23日に出演されてから(7月28日と8月4日を除いて)10月6日まで基本出演がないと言うことになります。
ただテレビ西日本(小倉開催時制作)と東海テレビの方でゲストとして呼ばれれば出番が増えるかもしれませんし、できれば呼んでほしいんですが。
あとBSスーパーKEIBAも・・・。
もっと余談を言うとテレビ西日本からすれば例年と違って8月に放送がなくて、逆に東海テレビでは普段ない8月に加えて9月末まで連続で放送があることでしょうか。
放送に携わる方々の夏休みも例年と違って変わってくるでしょうね。
中京の8週くらいの連続開催は京都改修時にもありましたからそこは大丈夫でしょうが、たまにカンテレからの応援を仰ぐでしょうね。
たとえばカンテレこと関西テレビ放送の社杯でもあるローズステークスなどでは。
実際に2022年に中京で行われたローズステークスではカンテレから川島アナウンサーが来られてましたし。

ちなみに東日本のレーススケジュールにほぼ変更はないようですが、第2回新潟競馬においては暑熱対策として競走時間の拡大を実施し、暑い昼間の設定はしないとという異例の対応がなされるそうです。
ただ第2回新潟競馬は7月の最終週と8月第1週だけですので、あくまでも実験と言うことなんでしょうね。
過去のレース結果を見ていると札幌などでも薄暮競馬みたいなことをしていたようですし、そういうイメージなのか、ないしは10時から1R~4Rをやって、15時くらいから5Rをやってそこにメインレースを設定するのか、これは夏競馬の番組表が出るまでの楽しみにしたいとは思います。

あと3日間連続開催が来年も3回設定されていますが、10月の第2週(12日~14日)は千鳥形式で行われる変則2場開催になります。
特に新潟は中日(13日)が休みというイレギュラーなことになりますので、新潟に行くジョッキーの中でも場合によってはその日だけ他場に行くジョッキーもいるかもしれませんし。
ちなみにこの週は日曜日にG1秋華賞が京都で、翌月曜日にG2府中牝馬ステークスが東京で行われるというこれまた妙な設定がありますし。

あと来年の最終開催になるホープフルステークス施行日は12月28日の土曜日ですので、再来年の年初の開催はほぼ1週間後に設定ができることから、ある意味ローテ的には切りの良いスケジュールにはなります。
ただ中央競馬の現場に盆暮れ正月はありませんから現場はいつも通りなのでしょうし。
ちなみに再来年の元日は水曜日ですので美浦、栗東の両トレーニングセンターでは早朝から週末のレースに向けての追い切りをしているでしょうから、トラックマンやテレビの当番アナウンサーは大晦日からそちらで過ごすことになるでしょうし。
それも競馬を担当したからには・・・ということでもありますが。

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