帰ってきたら単線になっていました。

東京の山奥での話。

来る中央線快速電車のグリーン車導入に伴う増車分のホームを設置するため、関係する各駅で延伸工事が行われています。

その中で駅の前後を踏切に挟まれ、どうやっても複線のままでは延伸工事ができないために単線にした駅があります。
その駅の東側にポイントを設けて下り列車を元の上り線側に入線させた上でホームに停める形となりました。
当然不要となってしまった元下り線の線路も剥がしその後にホームの延伸工事を行うそうです。

ちなみにその駅は銀行や役所、さらには高校もある駅で朝夕は混雑します。
そんな駅ですから朝夕は大変だなとは思います。
ま、駅の混み方は片方向なものですから単線化したところでホームのキャパに問題は無いのですけどね。

実際に準備工事はしてあり、さらに今春のダイヤ改正でその駅での上下の行き違いは無くなりました。
(運行が乱れているときにだけは例外的にやっていましたが)
その駅の工事も関係してか前後の駅でホームの増設も実施してもいました。
ちなみに東京からの列車の終着駅でのホーム増設後の様子は外様のようつべerが仰々しくやってましたね、ニガワラものの。
私からすればだからを言いたいの?この外様ようつべerさんは?とは思いましたけど。
ただああなる(ホームがヒトで溢れかえる)のは想像がついていました。
元々は貨物の待避線だった線路を剥がしてホームにしたのですから狭いのは当たり前ですし、この駅でのラッシュは特異的なシチュエーションの時だけ起きますし。
そういう事情なんかその外様ようつべerは恐らく知らないでしょ?って。

で、その工事は私が西の方へ旅に出ていたときに施行していました。
(この旅行記は何回かに分けて記していく予定です)
ですので行きは複線だったのが、帰ってきたときには単線になっていました。
私が西の方で動き回っていた頃、工事に励まれている作業員の皆様と同時に異常時にだけ暗躍するマニアも相当数押し寄せていたことでしょう。
(だいだい代行バスか変更されている行き先表示撮影目当てのが)

ちなみに単線化後は下り列車の場合は前の駅を出発後しばらく下り線を走ってポイントの手前でいったん徐行ないしは停車をして、ポイントの転換を確認してから旧上り線に転線してホームに入るみたいです。
(上りはそのまま)
通常のダイヤですと終着駅に下り列車が着いたら上り列車が間髪入れずに出発するという手順なのですが、遅延などでダイヤが乱れてしまっていると、下り列車はポイント手前で待ちぼうけをくらうことになります。

これは恐らく慣れているヒトほど罠にはまるのかなとは思ったのです。
週明けに元下り線だったホームに仮設の柵を作ったとは言え、旧上りホームに両方向行くわけですから、高齢者や行き慣れていないヒトほど罠にはまることでしょう。
一応車外スピーカーで行き先を車掌さんが案内していますが。
ま乗り間違えたところで一駅ですし、なかには恣意的に乗り間違える戯け者もいることでしょう。

そしていずれホームの延伸工事が全駅で済めば晴れてグリーン車を増結した12両編成(ないしは8両)の列車が走るわけです。
おそらく小出しで運行を始めるのでしょうけど、その時は常磐線の時みたいに全編成揃うまでグリーン車を無料で乗せてくれるものでしょうか。
だとすれば、絶対にそれ目当てに折り返してくる戯け者もとい不正乗車(もっと言えばキセル)組もいることでしょうね。

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