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懐かしのキャラバンシューズ

初めて山に行った時に、このシューズを購入し履いていきました。八ヶ岳の池めぐりコース。ロープウェイに乗って、尾根付近に出てから、北八ヶ岳の池 亀甲池 双子池 雨池 白駒池 を巡って、渋の湯に降りて温泉につかりました。ひとりで入山、緊張に満ちた身体、でも心が解放された2日間だったと記憶しています。

この頃は、登山靴は革製品が主で、このタイプも含め、靴下は厚手の毛糸のものを2〜3枚履いて行ったものでした。山行きは、基本単独行と決めていました。理由は単純で、新田次郎著 「孤高の人」を読んで山に行ってみたくなったからです。

その後、奥多摩 丹沢 奥秩父 会津駒ヶ岳 南八ヶ岳 南アルプス 北アルプス 黒部渓谷 雲ノ平 御岳 八甲田 岩木山 秋田駒ヶ岳 北海道(十勝岳〜トムラウシ〜大雪山 斜里岳) 谷川岳 尾瀬至仏山燧岳 初冬の富士山……故郷の筑波山、登りまくりました。その間、今の夫との出合いもあったり。

360度高い山に囲まれた秘境の雲ノ平、蝶ヶ岳の山頂小屋に泊まった時の真夜中、月の光に照らされた北アルプス穂高、槍の山並みは美しかった。北海道の斜里岳頂上付近の龍神池の青緑、幻想的だった。雪山で作ったハウスプリン、秩父両神山では、手をかけた岩がはがれて一緒に落ちた事も思い出しました。色々あったけど、夢中に登っていたので、バブルに踊らされる事も無く過ごした地味な20代だったです.(^ ^)

山にいかなくなって10年以上たった今、大好きな友人たちが、近隣の森に招き入れてくれたことをきっかけに再開しようと、心を躍らせています。先日の雨の森で、もうちょっと軽めの登山用シューズのソールが、ぱっかりはがれてしまいました。古い靴にはよくあることですので、この辺で新調した方がいいのかな…と。(^ ^)

今回も迷わずキャラバンシューズにしまいたが、今の靴は全然違う!素材も防水性も、軽いし、靴下も1枚でフィット感抜群です。しかも意外と安価。

今年の夏、八ヶ岳の池に戻って、私の人生後半の山行きが始まる予定です。死に場所求めて彷徨います。心配いりませんよ、十分山を闊歩してからの話ですからね〜。(笑)


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