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離婚と我慢

最近、友人が離婚しました。この友人で3人目かしら…。みな子育ても終わり、半世紀以上生きて来てる人たちです。もう少しで仕事なら定年退職です。結婚も定年退職の時期を迎えているかのようです。離婚について良くないとか当然とかそんな事は言いませんし何も考えませんが、好きで一緒にいたくて結婚した二人が、何十年も一緒に生きて来て、死ぬまでは一緒にいられないと…。もちろん死ぬまで一緒にいなきゃいけない理由もないと思っていますが…。

少し彼女らの言葉に耳を傾けたくて、だって私だって離婚は他人事っていいきれない事ですし…。

「嫌だと思っているうちに、同じ空間で空気を共有すののも苦痛になったから、もうダメだと思って、離婚届を置いて出て来たわ」

「ちょっとしたことだったけど、もう体がとまらなかった、ちょろっと夜に家を出たら、もう帰る事が出来なかった」

とても衝動的のようにも見えますが、よくよく話をきいてみると、彼女たちは、とても良い妻であり母であり主婦です。夫の良き理解者であり、問題解決のためにあれこれ試したり。子どもの教育やしつけにも熱心で、え〜っていう姑姑の仕打ちも長年に渡り耐えて、普通以上にきちんと面倒をみていました。とても私には真似出来ない光景が、目に浮かびました。長い間、理不尽だなって思いを抱きながらも、耐えて頑張ってきたのです。限界点にたっしたのかもしれませんね。家族のために生きてきた。もちろんそれ自体、自分のためともいえるのでしょうけれど。

夫の方は、離婚を突き付けられる迄、まさか自分の妻がそんな事を考えているとは思ってもみないらしく、というか、突きつけられても、一時の迷いくらいにしか捉えられなく、「いつでも帰ってきたかったら帰ってきなさい」って言うらしいです。そこまで信じて疑わない関係って、ある意味凄いです。家族を長年養ってきたという自負心からなのか…。家族のために社会の荒波に耐え、稼いできたんだという感じなんでしょうか。

特別な理由がある場合もありますが、DVとか、借金地獄とか、依存症とか…、ですが我慢も離婚の原因のひとつになってるかなって、思いました。だから我慢したらいけないって言う気はありません。我慢して作ってきた家族は、永遠に続けられないかもしれないって、知っておくほうが良いかと思うくらいです。早いとこ切り上げて、次の人生に入っていくとか、そしてずっと続けたい関係なら、お互い我がままを言いあい、緩しあうことだなと思いました。

考えてみれば、我がままを緩してもらえる関係を作れるのは、家族と極親しい友人くらいでしょう。

さて、私はどちらなのかな?我慢して切り上げるか、我がまま言ってずっと付き合うか?…。我がまま言って切り上げるってのがいいかな(笑)

意味ないことを書き綴ってしまったと今、気づきました。失礼しました。そういういい加減な人生でも、何かしらの気づきと喜びがあるものです。夫に離婚届けを突きつけられないよう、日々我がままを心がけることにします。おっと緩すことも忘れずに!(^^)

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