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初めてのフラメンコ オレ!

フラメンコの教室を主宰している友人の、舞台発表会を観に行ってきました。2部に分かれた出し物、それぞれの部の最後は先生である彼女の出番。

フラメンコの踊りを生で観るのは初めての経験。どの出し物も、殆ど同じ振り付けだなっと微細なところは全く分からない私。

バックでは、フラメンコギター2人、歌3人、バイオリンが一人かな、生演奏が続く中、色数の多いヒラヒラがついたドレスを着て、何人かのダンサーが登場し踊っての繰り返しだ。

ちょっと目や耳が疲れてきたころに、彼女のフラメンコが始まった。彼女は舞台にひとり。始まるや否や、おっ、今までと全然ちがう、踏むタップの音がちがう、踊りも、キレがあって、けして激しい動きじゃないのに、激しさを感じる、わーさすが先生だわって思って観ていました。

何でしょうこれ。踊っている彼女にドンドン引き込まれていく自分がいました。彼女は今もう先生ではなくなっていました。ただのダンサー、心のままに踊りまくるだけの踊り子になっていました。いや待って、あの笑顔と輝き…、既にダンサーでもなくなっている。一人の情熱いっぱいの女性だ。喜びに満ちた踊りで、情熱を表現している魂のままにおどる生命体。すごい。私の心までもが一緒に踊り出していました。オレ!

幕が降ろされるころには、瞼にるうるうがこみ上げていました。これがフラメンコか…。

彼女は、学生時代に触れたスペインアンダルシア地方の文化に魅せられてから、スペイン各地でフラメンコ一筋に研鑽を積んできたと、以前話していたのを思い出しました。今年23回目のコンサート、入場者で満員の観客席、プレゼントの花であふれたエントランス、彼女の踊りと笑顔が思い出され、追い求めた末の喜びを分けていただいたんだな…、忘れないだろう一夜の出来事になりました。グラシアス〜!

忘れないように、忘れてもいいように、外付HDDに保存しましたぞ!(^^)

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