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YOGAと私…そして涙

先日、「歌う瞑想」っていうのに、行ってきました。この楽器は「ハルモニウム」と言って、インドの楽器かな、伴奏に使ってました。歯抜けばあさんのアコーディオンみたいな音がして、とても癒されます。あと、クリスタルボールっというガラスの大きなお椀みたいなのの内側を、木魚のバチみたいので撫で回すと、何とも言えないヒユゥ〜インヒユゥ〜インヒユゥ〜インという音がして、こちらも癒されます。

歌う瞑想っていうのは、キールタンと言ってサンスクリット語のマントラを皆で詠唱し続けながら裡なる自分を見つめていく、または無になる、という瞑想です。森のくまさんみたいに歌うので初めての人でも一緒にできます。

初めての体験だったのですが、歌っているうちに、無心になって行く自分がわかりました。そして下から吸い上げる座禅的瞑想とちがって、上から気が降ってくるような感覚になりました。

隣の女子はずっと鼻をすすりながら歌っていました。泣いてるのね…、分かります、私もかつて、ヨガに通い出して1年くらいの間だったかな、シャバアサナ(屍のポーズ)のときに、泣き続けた経験があります。この女子が言ってましたが、悲しいとか虚しいとかではなくて、なんでか涙が止まらなくなるんですよね。涙とともに様々な思いも流されて出て行ってくれるのか。因みに当時の私は、立派な鬱女でしたから、流すものもたくさんあったのでしょう(^ ^;

その泣きヨガから始まった私のヨガライフ、もうかれこれ7〜8年、もしこれに出会わなかったら今の私に辿り着けなかっただろうな。周りを気にせずに、自分の裡を見つめる、感じる、自分を受入れる認める、どんな自分であっても目を背けず付き合っていけばいいんだな、そう教わりました。が…、実践に至るにはかなりの時間がかかりましたが、いや待って、まだできてないかも(笑)。

よく見かけるようになった「ラフターヨガ(笑いヨガ)」というのがあるけど、「泣きヨガ」って言う講座もあっていいかも。(笑)

最近の私、簡単に涙が出てしまって恥ずかしいと思っていたし、すぐ出ちゃう価値薄い涙だなって思ってたけれど、浄化、癒し、調整、いろんな効果があるんだよね。それに、逆に以前は涙腺までも頑なに閉じていた私だったのかもしれないなと思うと、今の方がいい、じゃんじゃん泣いちゃえ〜って、(^ ^)

私のヨガの先生は、シャバアサナの時にタブラをゆっくりたたいてくれるのですが、これもまた気持ちよい響きです。

ヨガ、キールタン、クリスタルボール、タブラ、そして涙、揺れた心が静寂へと戻っていく心地よさ、生きてるを感じる一瞬でもあります。

私事で恐縮です。ここまで読んで下さったあなたに、感謝します。

ありがとう。



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