胸の良性腫瘍が大事になった話2 転院&ジェルネイル溶ける編


※この話の当事者は医療従事者でもなんでもない記憶のあやしい一般人の回想録です。症状諸々に心当たりのある方は早めに病院へ※

さて、前回「不妊治療のホルモン剤の影響ですかねぇ…」と、乳腺外科の医師に腑に落ちない発言をされたので、記憶が新しいうちにかかりつけの婦人科を受診。

オススメ乳腺外科を紹介してくれた婦人科の先生にことのあらましを伝えると「いや、ホルモン剤の影響は聞いたこと無い」と、困惑気味の顔。

先生と色々と話しをした結果、一応挙児希望の身ではあるので産婦人科&乳腺の強い総合病院へ転院することになった(同じ院内なら院内コンサルトできるので)

後日、診療情報提供書を貰い翌週、総合病院へ

総合病院の初診なので待つと覚悟していたが甘かった。2.5時間待ちに待ってやっと呼ばれた頃には気力ゲージは0手前だった。

呼ばれて入った診察室で60代前半程のその医師は、診療情報提供書を片手に着席を促して開口1番「まぁ、よく調べてみないとですけど、これ過誤腫ですかね?」だった。

色々と説明を聞きその日のうちに細胞診を行いCT、MRIの検査予約を入れ徹底的に調べることとなった。

私は何が何でも手術をしたくなかったのだが、そうもいかず。

「過誤腫ならば6月末位のスケジュールで手術なんですけど、葉状腫瘍だったらば早めの摘出手術の適用です。悪性化する嫌な腫瘍です」と言われ、我が身の立ち位置が今更ながら不味い所にあるのだと思った。

が、そうはいっても過誤腫の診断が付いているのだから嫌な予感はしつつも無理やり大丈夫だと思い込んでいた。

私は今まで大変有難い事に、産まれてこの方、大きな病気も怪我もなく生きてきたので手術は初めてだったうえ、自宅Loveなので、旅行以外の外泊たとえ1日たりともしたくなかったのである。

さてその翌週、ネイルを付け替える際病院で検査がありテンションが上がらないので、テンションが上がるようなキラキラにして欲しいとオーダーした。
ミラーにマグネット、天然石も付いてとても可愛く仕上げてもらい翌日ルンルンでCTとMRI検査へ向かった。

放射線科の案内ポスターをみてしんみりした後、受付をした事務員さんに引き止められる。「確認ですが、爪はジェルネイル、マグネットですか?」とのこと、10本全部是と答えると、どこかへ電話している。

嫌な予感がして「ジェルネイル MRI」「マグネットネイル MRI」調べると出てくる出てくる、大変よろしくない記事が。

指の火傷やMRIの故障などの記事ばかり出てくる。

MRIの金額(1台5億〜10億)を調べ血の気が引いた。
MRI検査は直近の予約が一杯で、その日になんとか予約をねじ込んでもらったのに、私がすべきはテンションの上がるようなネイルではなく。ネイルオフだったのである。

後悔しても時すでに遅し。

完全に下調べ不足。サマージャンボ7億円(当たってはないが、いつか当てるつもりでいる)でも足りないことがあるなんて、と、現実逃避していたところで放射線技師の方に呼ばれる。

笑顔の技師さん曰く「検査は可能ですが、ジェルネイルが溶けたり熱を持って熱くなることがあります。どうしますか?」

MRIが故障しないか不安な旨を伝えたが、大丈夫との事なので検査へ向かう。ネイルはニュアンスネイルだから、溶けても問題無しとした。

検査着に着替え、いざ爆音のMRIへ。

結果、検査中は爪が少し熱を持っている?位ですみジェルも激しく溶けたりはしなかったが、ずっと腰の周りがビリビリしていた。

なんとか検査も終わり、後は検査結果を待つのみ。

結果次第では直ぐ手術と思うとテンションダダ下がりだったので、溶けて変色したネイルをみてため息をついた。

帰宅後の夫にことのあらましを伝えると「それ腰の周りで電流が発生してたんじゃない」と、何とも恐ろしい事をいわれた。電流ってなんだよ電流って。

さて、この記事の読者様には私の様な大馬鹿者はいないと思いますが、念のため。

MRI検査を受ける場合は必ずネイルオフを!!!!!

今回は検査できましたが、 病院の方針によっては検査不可の場合も十分あり得ます。

オシャレ、深爪矯正、色々あると思いますがネイルはオフで。