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学習する教科と1日の流れ

イギリスの学校の年始は9月。この9月から5年目の教員生活が開始しました。

私が担任を受け持つのは、Year 1と呼ばれる5〜6歳児のクラスです。イギリスの小学校は4歳児の準備学年(Reception:レセプション) から始まり、Year 1から時間割に沿って下記の教科を学習します。

Phonics フォニックス (year 1まで)
Writing 国語
Guided Reading 音読
Mathematics 算数
Science 理科
Computing コンピューター
PE 体育
Music 音楽
PSHE 日本でいう道徳のような教科
Humanities (geography/history/religious education/design and technology/art)
地理・歴史・宗教・図画工作・美術

基本的に、算数・国語・フォニックスは午前中に指導し、その他の教科指導は午後に行いますが、学年によって異なることもあります。

児童の休み時間は、午前・昼食・午後と3回あります。日本のように1教科が終わるごとに10分休憩という感じではなく、午前中に30分、昼食時に60分、午後に15分といったようにまとまった休み時間になります。学校によってかなり異なります。但し、現在はコロナの影響で、1日の指導時間が短縮されてしまっているので、休憩時間も5〜10分ほど短縮されています。

朝の会、帰りの会というのもイギリスの小学校には見受けられませんが、日本の小学校で育った私は、帰りの会でのまとめの時間(reflection time)は大切にしたいと思っているので、私のクラスでは取り入れています。また日直制度(daily helpers)も活用しています。

日本のように、入学式、始業・終業式、卒業式といった型式に沿ったイベントはないので、小学校に入学されたお子さんをもつ日本の保護者の方からすると、かなり物足りないように感じられると思います。

しかしイギリスの小学校では、一年を通して、私服で登校する日、パジャマで登校する日、本のキャラクターになって登校する日、クリスマスのセーターを着て登校する日など、チャリティーを基本とした面白いイベントが数多く設けられています。

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