介護食日記(おしまい)

これで介護食日記はおしまいです。

なぜなら父が亡くなったからです。

今まで介護食日記をお読みくださった方、ほんとうにありがとうございました。

父はだんだんと呑み込みが悪くなり、食事がとれなくなってきました。

固形物が食べられなくなり、メイバランスを飲むだけという日が何日か続きました。

お白湯が欲しいとたびたびいうので、ぬるま湯をストローマグに入れ、

少しずつ飲んでいました。

私は、ゴクっと音がするたびに、美味しい?と聞くので(笑)

父は、ああ、うっめ~と答えてくれていました。

私も無理して食べさせなくても食べられるようになったらまた食べてくれるだろうと思っていました。

最期までまさか亡くなってしまうなんて思っていなかったけど・・・父の体は旅立つ準備をしてたんですね。今思えば。

亡くなる前々日まで、好きなものは好きで、お寿司を出したら、ああ食べるよといい、口に入れたのですが、もう飲み込めなくなっており、慌てて口から出してもらいました(苦笑)そのままでは窒息してしまうと思ったからです。

これでよかったのかなあと思うこともありますが、会う方、会う方みんながお父さん幸せだったねと言ってくれるので、そうなのかなあ~そうなんだろうなあ~と思っています。

好きなものを食べる。食べたいものを食べる。

介護食日記、最後になりましたが、それが一番なんじゃないかなって思います。

お寿司、ラーメン、天ぷら・・・何でもない、普通に食べられる日本の食事が父は大好きでした。

それらを食べるたびにしばらくは父を思い出すことでしょう。

そして、もういないんだなと少し寂しくなります。

天国でも大好きなものを食べ、歌を歌い、にこにこと笑顔で暮らしているかな?

介護食日記はこれでおわりですが、元気がでたら、また新しいテーマでNOTEを書いていきたいと思っています。

ありがとうございました


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