山岡家のプレミアム塩とんこつラーメンが美味すぎる。

山岡家のプレミアム塩とんこつラーメン(以下プレ塩)が本当に、脳が溶けるほどうますぎる。

あれ何?本当に止まらない。行き倒れが水を飲むくらいの卑しさで汁を啜り続けてしまう。

でも俺はこれを説明できる気がする。なぜなら俺は山岡家を50杯食べ続けたものにだけ与えられる伝説のTシャツを持っているから。ワンピースの最終回は俺の家で山岡家Tシャツを見つける回だって尾田先生も言ってた。

山岡家のラーメンは臭い。コッテリ、と食べ物として最悪な要素を持っている最高のラーメンを提供している。だから家系、二郎系などの宇宙の理に反したラーメンは例外にしても食べるのにはある程度の覚悟が必要だ。
だがプレ塩は塩ラーメンである。つまりあっさりである。
コッテリラーメン屋の提供するあっさりラーメンと、一見矛盾したラーメンのように感じるかもしれないが、これが奇跡のハーモニーを奏でている。多分ラーメンの中に無数の葉加瀬太郎がいるんだと思う。

コッテリとした味わいなのは確かなのだが、意外と胃には来ず、飽きもこないのだ。だからもう一口もう一口が止まらない。スープが無くなっても器をレンガで擦って器にこびりついたスープを飲もうとしちゃうくらい止まらない。

これはもう、中毒である。酒タバコ女。この世には様々な依存物があるが、プレ塩はその頂点に君臨している。いつ食べても、どんなに食べても、絶対に満足することはない。俺の人生もこれくらい貪欲でいきたい。

おそらくこの中毒性は店側も理解している。
その理由はサービス券の必要枚数の差である。

山岡家はラーメン一杯を頼むとサービス券が1〜2枚出てくる。そのサービス券は山岡家の様々な商品と交換ができる。餃子だったり、トッピングだったり、ラーメンだったり。

ラーメン一杯を交換するのにサービス券は10枚必要である。しかしながら、プレ塩をもらうのに必要なサービス券の数は13枚である。多いのだ。

なぜプレ塩の必要枚数だけが多いのか?

単価が高いからとか頭いいこと言ってるやつは早く回れ右してほしいと思うのだが、この記事をここまで読んでる時点で、俺のことがプレ塩くらい好きか、ラーメンジャンキーか、ただの大バカのため、おそらくいないだろう。このまま考察を続ける。

おそらくこれは、店側の配慮や、国の介入といった政治的要因が絡んでいると考える。

先ほども話した通り、プレ塩の依存度は酒タバコ女を容易く凌駕する。
「いやいや笑。女と遊んでる方がいいっしょ笑。チェケラッチョ」とか言ってる奴は酒にとタバコにも女にも、ましてやプレ塩にも勝る依存度を誇る「自分」に陶酔し、依存しているだけで話が通じないので、無視する。

プレ塩の依存度を考えた場合、サービス券10枚でプレ塩が食えてしまうと、全人類は山岡家にだけ通うことになるだろう。
我が国には独占禁止法という法律がある。簡単にいうと、あるジャンルの商品を独占して販売してはならない。という法律である(多分)。

もしプレ塩が10枚で食べられてしまうと他のラーメン屋はたちまち立ち行かなくなってしまうため、13枚という制限を設けているのではないだろうか。

また、プレ塩の依存性を考えると、たくさん食べることができること自体も問題になってしまう可能性がある。

あまりのプレ塩のおいしさに、財布の事情も考えずに食べ続け、資金が底をつき、そしてプレ塩を食べられなくなってしまった場合、人はどうなるのか、きっと読者の皆さんも想像に難くないだろう。
そのため、適度な量で留めることができるように、あくまでプレミアム。特別な時に食べてね。という意味と意図を込めてあのサービス券の枚数となったのではないか。

なんにせよ、山岡家のプレミアム塩とんこつラーメン。まだ食べたことのない人は是非一度食べてみてほしい。冗談ではなく、本当に脳が溶ける感覚がある。美味しすぎて。

僕は最近脳を溶かしすぎたので、明日は千葉のbooboo太郎に行ってきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?