グミチョコレートパインを読んだ

グミチョコレートパインを読んだ。面白かった。
それぞれがそれぞれの道へ歩んで行った。
自分が高校生の時に何を思って生きていたのかはもうあまり覚えてはいないが、「自分には何かある。何かとんでもない才能はどこかには絶対にある」と思っていたことは覚えている。
だから友達もたいして出来なかったし、何も出来なかった。
グミチョコレートパインの人物達は何かを失って、最後の場面へと到着している。
地位やプライドをかなぐり捨てて最後にはなりたかった自分に向かっているように感じた。
自分は大学3年生が始まる頃に「自分には突出した才能がない」ということを自覚した。
元々持っていないことを自覚しただけでただ心境が変化しただけだった。
しかし今の今まで、これを「唯足るを知る」として受け入れ、大人になったと感じていた。
この世は空である。それだけを感じていた。
しかし、無や空から始まることもある。挑戦し、価値のある空が人生であると思った。
多分自分はこれからも何も出来ない、チョコレートでガンガン進むこともなく、グミでちょびちょび進むこともない。パインでたまに勝つような人生だと思う。本一冊で人生は変わらない。
でもとりあえず、今日はオナニーをしようと思う。

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