ロッキンに行きました。

ロッキンに行ってきた。2回目のフェスである。最高だった。
俺が行ったのは2日目の8月4日。多分オタクは皆この日に行った。

結構波乱だった。暑さもすごいし、ジャパンジャムの時よりも前の列で見ることも多かったから熱気がムンムンだった。でも何より波乱だったのは前日だった。

前日は友達の家に泊まった。ジャパンジャムの時に一緒に行った友達の家。今回も一緒に行く予定だった。家に到着しておしゃべりしてご飯食べに行ってのんびりしてた時、友達が入場時間を確認しようと言った。さすがフェス経験者。抜かりない。頼もしい限りである。
前回は友達に俺の分のチケットも立て替えてもらっていたのだが、今回は各々が自分で買った。ちょっと不安だった。ちゃんと買えてるのかなあって。

友達が買えてなかった。

嘘でしょ!?ってなった。いや1番そう思ってたのは友達なのだが。なんか原因はよくわからんが、とにかく落選と書いてあったのだ。
びっくりした。何がびっくりしたって、あんなに狼狽える友達を見たことなかったから。瞬きは論破されたひろゆきくらい早くなり、赤べこみたいに首をぐわんぐわんさせながら小さいスマホの画面を何度も確認していた。何度見ても落選だった。人の感情はこんなにも素早く乱高下するのかと思った。その後友達は謎の腹痛を引き起こしトイレから出てこなくなった。多分今もトイレしてる。

そんなわけで今回のフェスはかなり重いものとなった。志半ばで潰えた友達の遺志を胸に、今まで持ったことのないほど大きな使命感を持ってフェスに臨んだのだった。

ごめんなさい。完全にそのこと忘れて最高に楽しんでました。休憩とかせずにずーっと会場を散策していた。以下聞きに行ったアーティストとその感想である。

あのちゃん
トップバッターはあのちゃんにした。最初はキタニタツヤを見る予定だったが、前の方であのちゃん見たいなあと思って開演30分前から待機した。
可愛かったしめっちゃちゃんと歌ってた。あのちゃんファンには申し訳ないが、ゲロチュー以外俺は曲を知らない。だから他の曲とかはちいかわみたいに歌うんだろうなって思ってた。全然シャウトしてた。後、前の方っていいな。生でちゃんとあのちゃんの顔見れたし、お客さんのノリ方も後ろの方よりも活発で一体感あって楽しかった。MCで「各々」を「かくかく」って言ってた。どっちが正しいんだ?

PEOPLE1
次は人々。大本命。このバンド見ずには帰れない。あのちゃんを前の方で見たことで、PEOPLE1は余計前の方で見たくなった。あのちゃんのときはステージ正面の右の方で見たので、今回は正面を陣取ることにした。お昼ご飯も食べたかったので、出店で1番空いているところのすぐ来るようなのを食べた。肉巻きおにぎりだったと思う。おいしかったがこれは失敗だった。
あのちゃんと同じく30分前にはステージの前に来たのだが、既に人が大勢いた。また、あのちゃんの時は隅っこの前の方だったのに対して正面の前の方。しかも抽選してない前の方だから、前列抽選をした人たちの後ろになる。相対的にあのちゃんの時より遠くなってしまった…。
でも音はよかった気がする。あのちゃんの時は右耳が壊れちゃいそうだったけど、PEOPLE1では無事両耳が孕んだ。PEOPLE1は全部知ってる曲(新曲以外)だから、すっごいノれた。みんなで歌って楽しかった。Deoさんが東京を歌う前のMCで「ここは!東京!」って言って曲に入ってたけど、蘇我じゃん!って思った。まあ東京湾近いし東京みたいなとこある。

結束バンド
結束バンドを見に行かなかったのは割とかなり後悔している。前回ジャパンジャムで結束バンド見たから今回はいいかなーと思っていたのだが、今回は声優4人がみんな来て、アジカンの転がる岩を歌っていた。まじちゃんと聞きたかった。そう思ってるオタクは俺だけではなかったようで、PEOPLE1を待っていた人たちの多くが対岸のステージの方に目をやっていた。
後これは余談だが、キタニタツヤが結束バンドの時にステージ前方を走り抜けていたと言う。キタニタツヤは結束バンドのファンらしく、自分の公演が終わってすぐに片付けをして結束バンドを見に行ったらしい。可愛いエピソード。

スキマスイッチ
次はスキマスイッチを見に行った。多分スキマスイッチは俺が初めて聞いた音楽だと思う。それくらい生活に浸透していた。車に乗ればスキマスイッチのCDが流れるしドラえもんとか鋼の錬金術師のOPもスキマスイッチだし。とにかくスキマスイッチは俺の生活と密だった。とはいえ、個人的にはこの時間は休憩だと思っていたので、後ろの方でチルしながら聞こうとと思っていた。
さっき買いきれなかった昼ごはんの残りを物色していると雫が流れた。3番目に好きな曲である。
めちゃめちゃ懐かしかった。あの優しく力強い曲を聴きながら観客の後ろの方に行った。ユリーカとか奏とか懐かしい曲を聞いてチルしていると、不意に新曲が流れた。俺が歳をとるように、スキマスイッチにも時間は平等に流れてるんだなあと思った。感動した。最後の全力少年は手ぶんぶん振り回していた。チルするはずだったのに。スキマスイッチはバックで楽器演奏する人たちも含め、おじさん達が楽しそうでめっちゃ良かった。あと大橋拓也さんが俺の中学の時の音楽の先生に激似になっててびっくりした。

マキシマムザホルモン
次はマキシマムザホルモンを聞いた。エグい。
休憩しようと思って休憩にならなかったスキマスイッチの次だったのでかなりクタクタだった。だから意識して後ろの方の正面近くまで行って曲はちゃんと聴けるけどヘドバンはしない位置で聴くことにした。無理だった。
無意識にヘドバンをしてしまうのである。脳を揺らしながら聞くあのロックは最高である。麻薬である。抜け出せなかった。
マキシマムザホルモンは前の方はもちろんだが、後ろの方もかなり盛り上がっている。でも後ろの方の人たちは皆ヒョロヒョロだった。多分前の方に行くとガチのロックンローラーに粉々にされるから致し方なしに後ろの方に行ってるんだなあと思った。
後、生田斗真が来てた。チョ〜かっこよかった。

アジカン
ホルモンを見た後かなり時間が空いたのでグッズとか売ってるところで昼寝をした。寝過ぎてしまってアジカンは正面の前の方を取れなかったので、あのちゃんの時と同じステージ正面から右の方で見た。
今回は迷子犬を演奏してくれてブチ上がった。アジカンで初めて聴いた曲で1番好きな曲。存在しない京都の記憶が蘇る。
後ろにいた人がすごい陽気な人で、イントロで様々な感想を叫んでいた。特に好きだったのは、ソラニンのイントロが流れた時に「人によっては泣いちゃうってー!」って行ってたやつ。

ずっと真夜中でいいのに
最後はずとまよを見た。ステージが小さいところでキャパ大丈夫なのかなと思ったら案の定大丈夫じゃなかった。バウンディを軽く見ながら早めにずとまよの元に向かったのだが、既に通路まで人が溢れていた。
今日1番の人口密度だったがある意味フェスの醍醐味だなあと思った。
最初、疲れもあってずとまよへのモチベはあんまり高くなかったが、ライブが始まるとそんな気持ちは遠い彼方へ消え去った。足の痛みは一瞬で吹き飛び、疲労で靄がかかっていた視界は一気にクリアになった。
平沢進みたいに謎の楽器で演奏してるのが良かった。「ずとまよ」という世界観が作り出されて、それに吸い込まれていくような感覚だった。周りの人と一体になって一つの生命体になったような感覚がした。本当はぐるぐる回りながら踊りたかったがそれをすると人の雪崩が起きるのでやめた。
ずとまよがこの日の最後のアーティストだった。会場は観客でごった返し、中々帰れなかった。でも、ある意味いいクールダウンになったなあと思った。スタコラ電車に着いてしまっていたら多分不審者になってた。
余談だが、バウンディと同じ時間帯にやっていたジグザグというバンドは謎の魅力があった。なによりファンの統率力はナンバーワンだった。ずとまよを待ってる間ずっと見てたし、後ろにいた人もジグザグが見えなくなったと言う理由で少し移動していた。なんなんだあのバンドは…。

今回のフェスもとても楽しかった。次回はカウントダウンかな?次は友達も行けるように、ちゃんと連携を取りたいと思います。
以下とった写真

15倍ズームで撮った犬


誰も撮ってなかった撮影スポット。
後ろから「あいつやば」と聞こえた。

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