嫌いだった母を愛おしく思う 今 母80代 わたし60代
数年前
夫の退職に伴い
お互いの実家の近くに引っ越してきたわたしですが
2年前に父がなくなり
一人になった母のところに行くことが増えてきました。
80歳半ばの母は
年相応の老いではありますが
「体が思うように動かない」
「鍵をどこにやったかもわからない。
毎日こんなことばかりで認知症だ」
「子どもたちに迷惑かける」と
嘆きが増えてきました。
小さい頃から厳しかった母。
「人に後ろ指を指されるな!」が口癖だった母。
母に怒られないように
母の言いなりに
いい子を演じてきた私は
「〇〇でなければならない」
「ちゃんとしなければならない」と
やってみるけれど
自分に自信がなく
人目ばかり気にして
生きづらさを感じていたんですね。
それは、母の育て方のせいと
母を嫌い、
自分が嫌と思えば思うほど
母が恨めしく思えてなりませんでした。
が、今
そんな母をいとおしく
楽しく豊かな老いを過ごして欲しい
そう願えるようになった
そのきっかけをお話ししたいと思います。
引っ越しをして
環境がすっかり変わってしまったわたしは
新しい職場で
遠のいていた親族との密なお付き合いで
ご近所付き合いの中で
分からないことも多く
「どうすればいいんだろう」
「ちゃんとしなければ」
「しっかりやらないと」と
考えすぎ
苦しくなって、
心身の健康を崩してしまったんですね。
生きてることがしんどくて
ぽっくり死んでしまえたら
どんなに楽だろうと常に考えていたんです。
けれども
娘のことを思うと
何とかわたしが頑張らねばと
相談機関に行ったり
福祉活動している人に会ったり
講演会に参加したり
いろんな所に出向きました。
話を聞いてもらったり、聞いたりして
そのときは
多少の元気をもらうことはあっても
大きな心の変化は起こらなかったんです。
ある相談先で紹介されたのが
未来書き換え自分年表作成講座という講座の
認定講師をされている方でした。
私は藁をもすがる思いで
その方のブログを検索したところ
無料電子書籍が読めるということで
問い合わせしてみたんですね。
そこには
ほとんどのひとが、
自分自身を押さえつけているフタをもっていて
そのフタの下に実は
自分本来の生き方や働き方がしゃがんで存在し
ジャンプの時を待っていると
書かれていたんですね。
自分を押さえつけるフタを
リミッティングビリーフというのですが
母のせいでわたしは
自分を押さえつけられ
自分に自信がなくて何にもできない
ダメ人間になったんだと
思い続けていたので
未来書き換え自分年表作成講座が
リミッティングビリーフを超える
付き合う、生かして人生を飛躍させるメソッドである
ということに希望を感じ
受講することにしたんです
その講座では
人生の棚卸をしながら
自分の中にあるフタが
どのようにして作られたのか?を
紐解いていくのですが
ずいぶん前の記憶をたどり
これまでの人生を振り返ったことで
自分を押さえつけていたフタが見えてきました。
幼少期
外に出るときは
「人に会ったら、笑顔であいさつしなさい!」で
送り出され
食事時は
座り方、はしや茶わんの持ち方
音はたてない!と
毎回、ぶつぶつ怒られるのです。
見張られているようで緊張する時間でした。
中高生になって
お祭り行こう!
電車に乗って、買い物に行こう!と
友だちの計画に誘われても
「そんなところに行ったら、不良になる」と
許してもらえなくて
「みんな行くのに・・・」と
反発したら、
親に向かって!と厳しく叱られました。
仕事をしながら
祖父の面倒もみていた母は
いつも、疲れて機嫌が悪くて
わたしが声をかけられることは
いつも、厳しい躾
それは「あなたたちのため」
そのうちにわたしは
嬉しいことも
いじめられて辛かったときも
母に話すことはなくなりました。
何も話さないおとなしい
でも、実は心の中では「くそばばぁ」と叫びながら
母の言う通りの
笑顔でおとなしい
いい子のふりをするようになったんです。
人には
いつもニコニコして
物静かな子と言われていたけれど
ちがう!わたしはそうじゃないと
褒められても、全く嬉しくなかったのです。
けれど、講座で
人生の棚卸しをしていくうちに
いつも、笑顔で
いい子でなくてはならない
自分の思いを伝えてはならないという
フタは
人の意見を聞き
この人はどんなことを考えているのかな?と
察したり、汲み取ったりする力となって
私の中に培われていたんですね。
また、「わたしの笑顔に癒される」と
言っていただけることもあり
いい雰囲気を作り出せているんだなと
気付くことができたのです。
学校でも
いつも笑顔でいることで
友だちと仲良く過ごせたし
母に話せなかった分
お友だちに聞いてもらったし
そうそう、そのおかげで
今でもお友だちと
長くお付き合いできているんだ。
自分には何一つ良いところなんてない
ダメ人間と思っていたわたしは
「こんな良いところがいっぱいあったんだ」
今、やっと自分を認めることができたんです。
母は母で
大勢の兄弟の真ん中で
両親から、親族から影響を受け
いろんな自分では気づかないフタに苦しみ
それでも、一生懸命に
わたしたちを育ててくれたんだと
考えることができるようになり
今、感謝の気持ちが溢れています。
歳のせいか
小さく見える母は愛おしく
「お父さん、早く迎えに来て~」
なんて言うけれど,
「いやいや、
お母さん、元気だし
お迎えはもうちょっと先でしょう」と
最近は母のために
脳や体の老化を防ぐ食事を作ったり
簡単な体操を一緒にしたり
(これは自分のためでもありますが(^^;
「何がいいかな?」
調べたり
やってみたりで
母と過ごす時間も楽しく感じるこの頃。
こんな日が来るとは思っていなかったです。
もし、わたしのような思いをされている方が
いらっしゃいましたら
人生の棚卸をし
自分を抑えつけているフタ(リミッティングビリーフ)を
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人生を飛躍させてみませんか。
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ぜひ、こちらから受け取ってみてくださいね。
これは私の経験ではありますが
読んでいただいた方にとって
何かしら感じるものがあれば
嬉しく思います。
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