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二世帯生活の極意


前回、会いたい人に会う時間について少し深掘りしてみたら、二世帯生活とのバランスをとるための大切な時間だと気がついたので、今回は二世帯生活について書く事にしました。



「二世帯生活しています。」と言うと

「大変じゃないー?」とか

「えらいねー!」といって頂くことが多く、

「うーん、いやいやー」くらいに返すのがちょうど良いかなと感じています。

実際のところ前者の質問に対しては、
「全くではないけど、今は大変ということは特にないです」という答えの時が多くて、
後者に対しては、
「ほめてくれてありがとう」という気持ちで素直に受け取るようにしています。


もちろん本当に大変な時は相談して、客観的な意見をもらいたい時もありますが、そんなに今大変な話を聞きたいと思って言ってくれた訳じゃないと思うし、大変じゃないよ、というのもウソがあるかなと感じるからです。
そして、いつになっても、どんな事でもほめてもらうのは嬉しいものです。


かれこれ結婚してから、なんならその一年前からお義母さんに誘っていただき同居を始めるというミラクルな新婚時代を送っていたことは、今振り返っても不思議なことです。

今の私は1人時間が大好きで大切なのですが、昔の私は人を観察するのが好きで、人に関心があってどんどん話せるようなパワーがあった気がします。


お義母さんは若い時に最愛の旦那様を亡くして、それから同居の旦那様のご両親も看取り、子供2人を立派に育てたスーパーパワフルな女性。

そのお義母さんの希望で同居したいとのことだったので、リスペクトの気持ちを忘れずに過ごしてこられました。

当時、私は父を亡くしてすぐだったこともあり、お義母さんが希望するなら、と同居をすんなりと受け入れられました。結婚はタイミングってこういう事をいうのかもしれないですね。

新婚の頃は仕事もやめて、マタニティー生活に入ったこともあって、日中お義母さんやその親戚とのお付き合いも今より多くありました。


とにかく、人生の先輩のお話しは、その時には驚くような内容だと感じても、時を経て参考になることが多いし、生活スタイルもその時はあまり格好よくないなーと思っても今となっては私も同じようなことをしていたりします。(例えば、新聞紙で作ったゴミ箱をテーブルに置くとか)

性格や考えは違っていても、色んな経験を積んでいる先輩なんだということをいつも念頭に置いて接すること、お互いに自分を押し付けない、勝手にどうぞスタイルが、平和への極意と感じます。

ちなみに、お義母さんは人の素敵な暮らしとかには全く興味はありません。でも、私は好きと今は言えます。

昔、私の大好きな「暮らしのおへそ」という素敵な人達の素敵な生活を覗ける本をぱらりとみて、こういうの無理、と言われた時はまあまあ驚きました。(はっきりしすぎ笑)

でも心の声が漏れちゃうだけで深い意味も、悪気もないという事を私はもう知っているのです。

それがわかってるので、本を勧めることもないし、素敵なインテリアを一緒にみることもないけれど、年に何度か女子同士のんびりショッピングに行って、美味しいものを食べるくらいがちょうど良いのです。

そういうちょうど良さがどこにあるのかわかるまでが、同居する事の大変さと言えるのかもしれません。

次回は二世帯について思い返していたら気がついちゃったことなど書いてみようかなと思っています。

読んでくださってありがとうございました。



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