ふわふわせらぴー43

おみせのひとは　くまさんが　なくのが　おわるまで　そばにいてくれて　くまさんの　あたまを　なでなでして　それから　おはなしを　きいてくれたの

「そう　でも　よかったじゃないの
ふわふわせらぴー　やってもらえたんでしょう?」
そういって　こっぷに　こおりと　おれんじじゅーすを　いれて　くまさんに　だしてくれたの

おれんじじゅーすは　なみだで　ほろにがいあじがしたの
かなしいの　ふえーん

おみせの　すみで　くまさんと　おなじかおの　ぬいぐるみが　わらってるの　ふわふわなの
くまさんは　おしかどで　あった　おともだちを　おもいだして　また　ないちゃうの

「きょうは　いそがしいから　えきまで　おみおくり　できないけど　きをつけてね」
それから　くまさんは　おきゃくさんが　くるまえに　おみせを　そっと　はなれるの

それから　ひとりで　とてとて　とてとて　あるいて　もりおかえきに　むかうの
しょうてんがいには　いろんな　おいしそうな　おみせがあったけど　きょうは　たちよらないの

えきについたら　はやぶさで　とうきょういきの　きっぷをかうの
さいしゅうびんまで　まだ　じかんの　よゆうがあるの
そして　とうきょうに　かえるの　ふわふわなの