マガジンのカバー画像

企画もの

15
今まで参加させて頂いた企画の作品です
運営しているクリエイター

#歌詞のようなもの

色づいていく想いと朝焼けと(詩)

特別なんだって言ってみた 君はなんて反応するかな、なんて こっそり思っている深夜2時 不思議な夢を見たんだよ 広い道路二つに分かれてさ、 片方明るい道に繋がってて 君を選んだ、そのことで突然に 未来が開けたような気がしたんだよ 行き先決めた、そのことで偶然に 扉が開けたんだと気付いたんだよ いつだったかな、君に話した古い恋 あの人に言いたかった優しい言葉 取っておくのやめて新しいの作るよ これからはずっとみんな君のために この想いが届くように おはようよねちゃんさん

逸る足音、遠い夜空(詩)/ひと色展

なんだかんだ起きていることになってしまった 午前三時 逃してしまった青い鳥 ただ見つめて立ち尽くしていたGravity 用意してた網は魚用 呆れ果てた イミテーションわかりきってて身に着けた 変な気分 失くしてしまったプライドを 疑いながら歩いて行ったの 地下室へ 揺らめいてる自分隠しては泣いていた 今日の君はどんな声で鳴く? たった一つ自由求めてる わかりきってる そんな真実は 無理して戻ってこなくていいよ それが君の選んだ道なら 繋ぎとめた暗闇にとらわれはためいた

「夜の雫」+「夜に残る」(連作詩)

以前掲載した詩と関連しているので二つとも載せます。今回の「夜の雫」は編集前のオリジナル版です。新しく出す作品は下の「夜に残る」の方です。ちなみに「夜の雫」は女性視点で、「夜に残る」は男性視点となっています。よろしくお願いします。 編集版はこちらです。 「夜の雫」夕日が差し込む教室 またあなたはうつむくの 私の発した何のとりとめもない言葉から 驚くほど鮮やかな色を見せたりするの 青空を背景に快活に笑う君が好きだったと どうしてもう過去形の告白をしたりするの 私が見ていた景

スピリチュアルレスキュー(詩)

どうして何も言わないの 落ち窪んだ二重まぶた ひりひり痛みありそうだ 熟れきったその赤み まるで頬を染めたよう 都合のいいよう考えて 突き飛ばして転がった 自分勝手 擦りむいて 疲れ切ってしゃがみこむ そうするとさ 気づくんだ 谷底に光差すように 全てが変わっていって 育ちきったその想い 何の言葉もなく始まったこの関係を いつでも終わるものだと思っていたよ だけど連絡なく終わってくこの恐怖より どうして勝るものがあるんだろう 「見た目で選ぶわけじゃない」 しみついた常